こちらの記事は2019年1月30日の記事を2020年2月4日に加筆修正いたしました。
加筆修正箇所
・プログラミングにおすすめのノートパソコンの選び方の下記の見出しに加筆いたしました。
最低でも8GB以上の容量で選ぶ
・プログラミングにおすすめのノートパソコンの選び方に下記の見出しを追記いたしました。
ノートパソコンのサイズで選ぶ
・プログラミングにおすすめのノートパソコンを2020年2月4日の情報に更新いたしました。
ここでは、プログラミングに必要なポイントやノートパソコンであることのメリットや、プログラミングに適したノートパソコンの選び方とおすすめ商品などを紹介いたします。
書いたプログラムを動かすためには、Swiftなどのプログラミング言語の実行環境や、複数のソフトウェアやシステムを使った処理など、必要となるのもが多数あります。
プログラムを動かすために必要なことには、以下のような項目があります。
目次
プログラムの実行環境
プログラムを正常に実行させるには、「書いたプログラムを実行する環境」が必要になります。Java、PHP、C/C++、Python、Swiftなどのプログラミング言語の実行環境を整えましょう。
開発環境
プログラミング言語の実行環境が整えば、次に「プログラムを書く環境」が必要になります。プログラムを管理するための専用のソフトウェアを使うことが一般的です。
EclipseやPyCharm、Visual StudioなどといったIDEを使用することによって、プログラムを書くスピードが上がったり、簡単に実行することができます。
データベース
完成したプログラムや、書いている途中のプログラムなどの、データを保存しておくためのもので、データの登録や編集、検索なども行うことができます。
WEBサーバー
作ったアプリケーションなどを、WEB上で動かしたい場合は、ApacheやTomcatなどの専用のWEBサーバーが必要となり、このWEBサーバーにプログラムを置くことによって、ブラウザから完成したプログラムを実行することができます。
仮想環境
プログラムを実行するために、時にはWindows以外のOSを利用しなければなりません。その場合、VM wareなどの仮想環境を利用すれば、Windowsのパソコンの中にでも、Linuxを入れたりすることができるようになります。
通信ソフト
完成したプログラムを実行するために、自分のパソコン以外のコンピューターにアクセスする必要がある場合、TeraTermやFTPソフトなどの通信ソフトを使えば、ファイルを別のコンピューターに送ることができ、コマンドの実行もできます。
プログラミングに適したノートパソコン
プログラミングにはノートパソコンが適しているといわれています。
上記で紹介した環境が整ってさえすれば、ノートパソコンでのスペックでも十分にプログラミングを行えるため、ノートパソコンでプログラミングを書いても問題ないと考えられます。
またノートパソコンであれば気軽に持ち運びができるため、何かイメージが浮かんだり、思いついたりした際に、すぐにプログラミングを行えるメリットもあります。
いつでもどこでも好きなタイミングでプログラミングを行えることが、ノートパソコンを使ったプログラミングの大きなメリットと言えます。
プログラミングにおすすめのノートパソコンの選び方
ここからは、プログラミングにおすすめのノートパソコンの選び方を、項目別に解説していきます。
最低でも8GB以上の容量で選ぶ
WEBサイトの開発の場合には、プログラミング動作確認のために、サーバー機能をパソコン上に作る必要があり、開発環境と動作確認の環境を同時に動かすことを考えた場合、4GBなどの少ない容量では足りません。
それらのことを考えた際、必要となるメモリの容量は最低でも8GB以上と考え、8~12GBのメモリの容量を持つノートパソコンを選びましょう。
ノートパソコンのサイズで選ぶ
プログラミングをする際のプログラミング画面は全表示されるわけではありません。
いくつかの項目に分かれて表示がされるため、画面が狭いと表示される部分が少なく見ずらい状態となってしまいます。
そのため、多くのプログラムを書く場合はある程度画面のサイズが大きいものを選ぶのがおすすめです。
CPUでノートパソコンを選ぶ
CPUはそのパソコンの「頭脳」の役割を担います。処理速度がある程度早くないとプログラミング作業や、処理に時間が掛ってしまいますので、処理速度の速いCPUを搭載したノートパソコンを選びましょう。
基本的にはインテル社の i3、i5、i7、これらから選ぶのがおすすめです。
ストレージでノートパソコンを選ぶ
一般的にストレージとは、データを保存するために必要な場所と認識されていますが、プログラムの場合には、データの読み書きなどを行う場所として扱われています。
ストレージはハードディスクとSSDに分かれますが、プログラミングで使用するストレージの場合は、高速く処理を行えるSSDの方がおすすめです。
ハイスペックのパソコンの中には、「SSD+ハードディス」の組み合わせで選択できるものもあるので、プログラムの実行とデータ保存を使い分けたい時などにはおすすめです。
GPUでノートパソコンを選ぶ
GPUとは「グラフィックボード」のことを言い、アプリ開発や、一般的なデータの処理などに使える機能で、プログラミングにおいては、高度な科学計算やシミュレーションなどを実行する場合に使われます。
近年では、人工知能(AI)の分野において、ディープラーニングなどをさせる場合によく使われており、これらの処理の行わせたい場合には、GPUが搭載されたノートパソコンが必要になります。
OSでノートパソコンをえらぶ
OSは世界的に一番普及しているWindowsがおすすめで、対応ソフトも多く、またトラブルが生じた際も解決方法が豊富です。またWindowsの場合は、情報量が多くて勉強がしやすいことや、ノートパソコンの選択肢が豊富などといった、多くのメリットがあります。
しかし、メリットの多いWindowsですが、iPhoneやiPadなどのiOS向けのアプリを開発するのには適していないというデメリットはあります。
iPhoneやiPadなどのiOS向けのアプリ開発を中心に行う場合は、MacのOSが搭載されたノートパソコンがおすすめと言えます。また、その他にもPHPやPython、Rubyなどのプログラミング言語が最初から使えると言ったメリットもあります。
プログラミングにおすすめのノートパソコン
ここからは、プログラミングにおすすめのノートパソコンをいくつか紹介していきます。
Dell XPS 13
- メーカー Dell
- OS Windows 10
- メモリ 16GB
- ストレージ 512GB HDD
- CPU Intel Core i7
- サイズ 13.3 インチ 約1.29 Kg
デルのパソコンの中で史上最少を実現しながらも、プログラミングに必要なスペックが揃ったパソコンです。
1年間の保証も付いているため、安心して使用できるでしょう。
Core i5, 256GB SSD, 8GBのどちらかを選択できるため、自分のプログラミング環境に合わせて選ぶのがおすすめです。
富士通 ノートパソコン FMV LIFEBOOK UHシリーズ WU2/D2
- メーカー 富士通
- OS Windows 10 Home
- メモリ 8GB
- ストレージ 128 GB
- CPU Intel Core i5
- サイズ 13.30 インチ 748 g
持ち歩きが便利な富士通のノートパソコンです。
プログラミングに最低限必要な容量やストレージが揃っているため作業もしやすいでしょう。
メーカー保証が一年付いているため、万が一の故障にも備えておけるでしょう。
New Apple MacBook Pro
- メーカー Apple
- OS macOS Catalina
- メモリ 16GB
- ストレージ 512GB / 1TB
- CPU 第9世代の2.6GHz 6コアIntel Core i7プロセッサ/第9世代の2.3GHz 8コアIntel Core i9プロセッサ
- サイズ 16インチ 2.0 kg
最新の機能を備えたMacBook Proです。
今までのMacBook Proの中でも最大容量となっており、データが重いプログラミングでも安心して使用できるでしょう。
また、スペックが高いだけでなく、電源に接続せずに使用できる時間も11時間と長時間なため、電源がない場所でも長時間の作業が可能です。
プログラミングにおすすめノートパソコン まとめ
- プログラミングを動かすためには、それに適したパソコン環境を整えることが大事です。
- メモリ容量やストレージ、CPUなど、プログラミングに適した機能が搭載されたノートパソコンを選ぶことが重要です。
- 実用性や利便性を考えた際は、プログラミングにはノートパソコンがおすすめと言えます。