加筆修正箇所
・有機ELテレビ・液晶テレビの選び方を追記いたしました。
・下記の項目を2020年4月21日の情報に更新いたしました。
おすすめの55~65インチクラスの4Kテレビ
低価格でおすすめの4Kテレビ
おすすめの有機ELテレビ
薄型テレビの市場シェアは現在、液晶テレビが独占していますが、近年では有機ELテレビの売上高も伸びています。
この記事では、液晶テレビと有機ELテレビのちがいや特徴、おすすめの機種について解説します。
目次
テレビは大きく分けて2種類
現在主流の薄型テレビは、以下の2種類に分けることができます。
その名の通り、液晶を使ったテレビですが、液晶自体は発光せず、色もありません。電気の作用によって光の透過率が変わることが特徴です。液晶にカラーフィルターを貼り付け、裏側からライトを当て、不要な光を液晶でさえぎることでカラーの映像表示を可能にしました。
パネルには電圧をかけると発光する、特殊な有機物が使われています。液晶のようなバックライトは必要なく、画素ごとに明るさを調整できるため、発色が鮮やかでコントラストが高いです。黒い色は特に、液晶ではとても表現できない深みがあります。
液晶テレビはHDと4K、有機ELテレビは4Kのみ
液晶テレビの解像度は、サイズによって異なります。
それ以上のサイズ・・・1920×1080ピクセルのフルハイビジョン・3840×2160ピクセルの4Kが主流
このように画面解像度とサイズのバラエティが多いことが液晶テレビの特徴です。
一方、家電各社の有機ELテレビは、以下のような理由から、55インチ以上のプレミアムな4Kモデルに限られています。
・パネルの製造元がLGエレクトロニクス1社しかないこと
・サイズが55、65、77インチの4Kパネルしかないこと
有機ELテレビ・液晶テレビの選び方
音を重視したい方はスピーカーの出力で選ぶ
テレビから流れる音声を迫力のあるものにしたい方は、購入の際にスピーカーの出力を確認しましょう。
40W~50W程度のものが多いですが、高級モデルの場合は80W相当の製品もあります。
W数が高ければ高いほど、出力が高いため、迫力と臨場感のある音を楽しめるでしょう。
他にも定位感まで感じられる立体的な音を再現してくれる製品もあります。
画質で選ぶ
有機ELテレビは液晶テレビと比較して、高画質な映像を楽しめる製品が多いです。
高速な映像処理はもちろんのこと、色のコントラストや質感まで再現してくれるものなどもあります。
フルHD画質を4K画質相当にまで引き上げてくれる製品もあるため、画質にこだわりのある方は検討してみるとよいでしょう。
また、4K対応のテレビであれば、4K画質を簡単に楽しめるため、4K放送を楽しみたい方におすすめです。
サイズで選ぶ
テレビサイズは、距離を取った状態で視聴できるサイズを選ぶのがおすすめです。
有機ELテレビの場合、55インチ以上のものが多いため、設置するスペースを考慮しましょう。
また、部屋が狭くてテレビが置けないという方には、20型程度の小型商品がおすすめです。
購入の際には、あらかじめ部屋のどこに設置するかを考えてから購入しましょう。
おすすめの55~65インチクラスの4Kテレビ
SONY BRAVIA KJ-65X8550H
SONY BRAVIA KJ-65X8550Hは、それぞれの映像に最適な画像処理を行ってくれるHDR X1を搭載しており、色のコントラストや細かい部分まで忠実に再現してくれる65インチのテレビです。
倍速駆動パネルを採用しているため、スポーツなど動きが激しい映像でも、残像が低減され、なめらかな動きの映像を楽しめるでしょう。
また、SONYが独自に開発した音響技術「アコースティック マルチオーディオ」を採用し、定位感が向上されたため映像に合った臨場感のある音を聴けます。
新4K衛星放送にも対応しており、4K画質も快適に鑑賞可能です。
東芝 REGZA 55M540X
東芝 REGZA 55M540Xは、ジャンルやコンテンツの特性をクラウドから取得することで、自動で最適な高画質処理を行ってくれるクラウドAI高画質テクノロジーを採用しています。
映像の画素に合わせた映像処理を行ってくれるのはもちろんのこと、肌の質感や、色まで忠実に再現してくれるため、4K高画質を気軽に楽しめるでしょう。
また、簡単な質問に答えるだけで自分の見たい映像コンテンツを見つけてくれるみるコレや、ネットにつなぐことでYouTubeなどのネット動画を楽しめるなどコンテンツ面も充実しています。
好きなジャンルを登録しておくだけで自動に録画を行ってくれるなど、録画機能面も充実しており録画を楽しみたい方にもおすすめの商品です。
低価格でおすすめの4Kテレビ
アイリスオーヤマ LUCA LT-43B628VC
アイリスオーヤマ LUCA LT-43B628VCは、音声で電源のオン・オフや音量の調節などを行える4Kテレビです。
フレーム部分を最小限に抑えているため、液晶画面部分が大きく、大画面で映像の世界観を楽しめるでしょう。
HDR対応に対応しており、より実物に近い明るさを再現してくれます。
別売りの外付けHDDを接続すれば、番組録画も気軽に行えます。
オリオン OL40XD100
オリオン OL40XD100は、直下型LEDバックライトを液晶パネルの全面に配置し、映像をより鮮明に映し出してくれる4Kテレビです。
4K 美・彩・細エンジンを採用しているため、色や立体感をよりリアルに再現してくれます。
新4K衛星放送にも対応しているため、外付けHDDを接続すれば、4K放送も録画可能です。
ブルーライトガードという機能が付いており、ブルーライトを抑えた状態で視聴できるため、長時間試聴しても目への負担が軽いでしょう。
おすすめの有機ELテレビ
SONY BRAVIA KJ-48A9S
SONY BRAVIA KJ-48A9Sは、X1 Extremeと呼ばれる高画質プロセッサーを採用しており、映像を細かく分析して、高速で映像処理を行ってくれます。
微妙に異なる色合いも再現してくれるため、従来の製品よりも、より臨場感のある繊細な色合いを実現しています。
また、スマホで視聴しているYouTubeなどの動画をボタン1つで、簡単にテレビ画面に映すことが可能です。
比較的コンパクトなデザインをしているため、部屋にも設置しやすいでしょう。
パナソニック VIERA TH-55GZ1000
パナソニック VIERA TH-55GZ1000は、4Kチューナーを搭載しているため、高画質な4K放送を視聴しながら裏番組も録画可能です。
従来製品のフルハイビジョンよりも解像度が4倍高く、映像の世界に入り込んだかのような臨場感のある映像を視聴できます。
また、内蔵されているスピーカーは低音を重視しており、ダイナミックで力強い音を楽しめます。
ジャンルに合わせて音声モードを切り替えられるため、映像と音の一体感を体感できるでしょう。
テレビの種類についてのまとめ
- 薄型テレビは液晶テレビと有機ELテレビに大別することができる。
- 薄型テレビのシェアは液晶テレビがほぼ独占しているが、近年ではハイエンドモデルを中心に有機ELテレビが売り上げを伸ばしている。
- 有機ELのテレビ用パネルを製造できるのは、現状では韓国のLGエレクトロニクス1社しかない。
- 有機ELテレビは商品バリエーションが少なく、価格は高いが、画質は液晶テレビをしのぐ。