こちらの記事は2019年7月9日の記事を2020年4月7日に加筆修正いたしました。

加筆修正箇所
・HDMI分配器のおすすめメーカーを2020年4月7日の情報に更新いたしました。

この記事では、HDMI分配器についての説明や選び方のポイントを解説します。

おすすめのメーカーやおすすめのモデルを解説するため、HDMI分配器の購入を検討している方は、この記事を読むことで製品購入の検討ができます。

そもそもHDMI分配器とはなにか?

HDMI分配器は、通常はひとつしか無いHDMI端子(※)を増やし、複数のディスプレイや対応機器に映像などを映し出すことをできるようにする機器です。

BDプレイヤーやPC、ゲーム機などに接続すれば、一つの映像を複数の液晶モニターで同時に映すことができるようになります。

(※HDMIとは、パソコンやテレビ、プロジェクタなどと外付けのディスプレイを接続する規格のひとつです。HDMIは一本のケーブルで映像と音声を合わせて送受信することができます。)

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HDMI分配器の給電方法には2つのタイプがある

HDMI分配器の給電方式には「バスパワータイプ」と「セルフパワータイプ」の2タイプがあります。

どちらのタイプを選んだかで、用途による使いやすさが変わります。

以下では、HDMI分配器の給電方式2タイプについて、それぞれのメリット・デメリットを解説します。

パスパワータイプはUSBポートからの電源供給で使う

バスパワータイプは、HDMI分配器をコンセントに繋がず、パソコンなどのUSBポートから電源供給を受ける方式です。

ACアダプタが不要であるため、コンセントの無い場所でも利用でき、持ち運びにも便利なことがメリットです。

しかし、パソコンなどの充電がなくなってしまうと使用できなくなり、パソコン自体の消費電力にも影響するため、長時間の利用ができないことがデメリットです。

セルフパワータイプはコンセントに差して使う

セルフパワータイプは、HDMI分配器を専用のACアダプタに接続し、コンセントから電源供給を受ける方式です。

コンセントから直接電源が供給されるため、安定した電源確保が可能で長時間利用できることがメリットです。

しかし、コンセントの近くでしか利用することができず、簡単に持ち運ぶことができない点がデメリットでしょう。

電源供給用のケーブルが常に必要であるため、パソコンなどHDMI分配器以外で使用しているケーブル類と合わせると、配線が面倒になりやすい事も注意点です。

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HDMI分配器を選ぶポイント

HDMI分配器には、様々な特徴を持った製品が多く販売されています。

安易に値段だけの比較で、自分の環境に合わない機器を購入してしまうと、予定通りに使用できない事もあります。

以下では、HDMI分配器の購入の前に、押さえておくべきポイントを解説します。

出力タイプをチェックして選ぶ

HDMI分配器の検討時には、対応している出力タイプを確認するとよいでしょう。

HDMI分配器を使用して高画質な映像をテレビなどで出力したくても、分配器自体が4Kなどの映像出力に対応していない場合もあります。

せっかくHDMI分配器を購入しても、低画質でしか映像がみられないといったことが起こるかもしれません。

事前に自分の出力したい方式に対応している機器なのかを確認する必要があります。

出力先端子の数で選ぶ

HDMI分配器が、いくつの出力先に対応しているか確認しておくのも大切です。

たいていの機器は2~4つの出力ポートを備えていますが、それ以上の出力数を持った機器も存在します。

出力数の多い機器は価格が高くなってしまう傾向があるため、出力したい機器の数に応じた適切な機器を選ぶのがおすすめです。

将来的に出力先を増やす必要がある場合には、接続する機器の数を想定して、十分なポートを準備したHDMI分配器を検討するとよいでしょう。

切り替え機能の有無で選ぶ

複数の出力元が存在する場合、入力機器の切り替え機能があるかをチェックしておくとよいでしょう。

HDMI分配器は、入力側の端子はひとつであることが一般的です。

複数の入力機器を使用したい場合は、切り替え機能が付いているHDMI分配器を選ぶことで、複数の入力機器を接続することが可能です。

価格で選ぶ

HDMI分配器は、価格で選ぶのもポイントです。

多くの機能を持った分配器であるほど値段も高くなる傾向があります。

まずは分配器を用いて、どのようなことがしたいのかを事前に把握しておくことが必要です。

自分の求める条件を満たした分配器をいくつかピックアップし、価格を比較してみることが選び方のポイントです。

HDMI分配器のおすすめメーカー

GREEN HOUSEはパソコン周辺機器を取り扱うメーカー

GREEN HOUSE(グリーンハウス)は、東京都渋谷区に本社のあるパソコン周辺機器を中心とした製品を取り扱う会社です。

映像・オーディオ関連機器やキッチングッズなど、幅広い製品を取り扱っています。

SANWA SUPPLYはコンピューターの周辺機器を取り扱っている

SANWA SUPPLY(サンワサプライ)は、岡山県に本社を置く、コンピューターの周辺機器を取り扱う会社です。

パソコン周辺機器はもちろん、パソコンデスクやラック、PC・スマホケースなどパソコンをはじめとした電子機器に関連するアクセサリーなどの品も取り扱っています。

他にもUSBフラッシュメモリやエアダスター、無停電電源装置(UPS)などの商品も扱っています。

ELECOMは多くの部門で業界トップシェアを誇る会社

ELECOM(エレコム)は、大阪に本社のあるパソコン・デジタル機器関連製品の開発・製造・販売を行う会社です。

マウスやキーボードをはじめとする13部門において業界トップシェアを誇っており、スマホ関連商品にも強い会社です。

おすすめのHDMI分配器

サンワサプライ VGA-HDRSP8は8台もの分配が可能

サンワサプライ VGA-HDRSP8は、1台のHDMI機器の信号を、高画質かつ高音質のまま、ディスプレイやプロジェクターなど8台ものHDMI入力端子付き機器に分配出力できるモデルです。

HDMI端子の全てに劣化を防ぎやすい金メッキ加工を採用しており、サビに強いため、長く使用する事が出来ます。

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ラトックシステム RS-HDSP2P-4KAは高精細表示が可能

ラトックシステム RS-HDSP2P-4KAは、ビデオレコーダーやパソコン、ゲーム機器のHDMI信号を2つまで分配できるモデルです。

HD映像や、4Kなどの高精細な映像にも対応しています。

ラトックシステム RS-HDSP4P-4KAはオーディオ出力も充実

ラトックシステム RS-HDSP4P-4KAは、HDMI信号を4つまで分配できるモデルです。

4K映像対応な上、ロスレス形式のオーディオフォーマットや、ドルビーTrueHD、DTS-HDマスターなどの、高音質な事が売りのオーディオ出力にも対応しています。

グリーンハウス GH-HSPE2は軽いため自由な配置がしやすい

グリーンハウス GH-HSPE2は、1つのHDMI機器の画像を2つまで分配できるモデルです。

USBポートからの給電で簡単に動作でき、ABS樹脂と呼ばれる軽量な素材を使っているため、HDMIケーブルで吊り下げるように接続しても負担が少ないなど、自由な配置がしやすいのが魅力です。

グリーンハウス GH-HSPD2は重量があるため位置を固定しやすい

グリーンハウス GH-HSPD2は、1つのHDMI機器の映像を2つまで分配できるモデルです。

ACアダプタからの給電タイプで、本体が金属製であるため重量感があります。

ケーブルの引っ張りなど、意図しない移動が起きづらいため、位置を固定して設置する方におすすめです。

HDMI分配器についてのまとめ

  • HDMI分配器は、ひとつしか無いHDMI端子を複数のディスプレイに使用できる様にできます。
  • 出力方式は、バスパワー方式とセルフパワー方式の2タイプあります。
  • HDMI分配器を選ぶ際は出力タイプや出力先端子数、切り替え器の有無などで選ぶことがポイントです。
  • 出力先端子数や機能が多いほど高価になる傾向があります。