腕時計を選ぶ際に、時計の文字盤のケースの大きさを気にしたことがありますか。見た目で時計の大きさを判断して、このくらいの大きさにしようと思っていることが多いでしょう。
時計のケース径によって付け心地や印象も随分と変わります。ケース径について少し気にしてみませんか。時計のケース径が自分の腕の大きさにフィットしているのか、バランスが取れているのかはとても大事です。
腕を正面から見たり、側面から見てフィットしているのかを見てみましょう。また、使う場面によって、雰囲気を変えるためにケース径の大きさの違う時計を持っておくのもおすすめの方法です。
目次
そもそもケース径とはなにか?
ケース径についてですが、ケース径とは、時計の縦ではなく、横の直径のことです。リューズを除いた直径となります。時計を選ぶ際に、人それぞれ腕の大きさも異なりますので、自分にぴったりのケース径を見つけることが大切です。
上から腕を見た際に、手首幅の6割~7割の大きさのケース径がおすすめのサイズです。海外製の時計では、日本人の体格に大きいこともあるでしょう。ケース径の大きさには主に3種類がありますので、見ていきましょう。
男性で言うと、45mm以上のビックサイズ、40~44mmのスタンダードサイズ、少し小さい32~36mmのボーイズサイズがあります。35mm~37mmもしくは40mmのケース径を基本に考えて、自分にはどんな大きさの時計のケース径が合っているのかを実際に一度付けて見て判断してみましょう。
最近では、大きめのケース径も多く登場し、スポーティでかっこいいケース径として人気にもなっています。
平均的なスタンダードサイズの特徴
平均的なケース径のスタンダードサイズ40~44mmでは、日本人の普通の腕の大きさの人にフィットするサイズです。ただし、細身の人にはこちらも大きく、手首周りが20cm以上ある人に向いています。
ビジネスシーンや冠婚葬祭などのきちっとした場所で付けるにはおすすめです。普及している標準サイズのケース径で、あまり個性的な大きさにしたくない場合は、スタンダードサイズがおすすめです。
カチッとした印象も与えてくれますので、できるビジネスマンといった印象や営業などで使う時計として好印象を与えます。仕事での時計として選ぶ場合には、よく着るスーツなどを着て、時計選びをしましょう。
たまに、時計だけが浮いたデザインや色になることもありますので、コーディネートも考えて選ぶとおすすめです。また、地味なスーツが多い男性は、色やデザインで個性を主張するのも仕事上差支えなければいい方法でしょう。
腕時計のケース径について 平均的な大きさと場面ごとに合う大きさ
大きめビッグサイズの特徴
45mm以上の大き目なケース径も、最近ではたくさん登場してきています。スポーティーでアクティブな印象を与えます。
男性らしさも感じさせる大きさとなるでしょう。時計のインパクトが大きくなりますので、どちらかというと、休日に付けるのにおすすめの時計です。
休日のカジュアルなスタイルを個性的に印象的にしてくれるのが、大きめのビッグサイズのケース径です。大きなケース径では、デザインや色などを楽しむのもおすすめで、ビッグサイズですので、よりデザインや色を個性的に楽しむことができるようになります。
わざと腕よりも大きめなビッグサイズを付けて楽しんでいる人も多く見るのではないでしょうか。ビッグサイズを付けてスーツスタイルで着用すると、ケース径が大きくて、袖口に入らないこともありますので、スーツには合わないこともあるでしょう。
小ぶりなボーイズサイズの特徴
細身で腕が細い男性ならばこのボーイズサイズでちょうどいい人も多くいます。ケース径32~36mmのサイズです。おしゃれな印象も与えるサイズで、小さなケース径のため、付け心地も軽くなります。
アンティークな腕時計が好きな人もこのボーイズサイズを付ける男性が多いでしょう。また、多くのアンティークウォッチをこのサイズで見つけることができます。華奢に見え、スマートにおしゃれに付けることができるケース径と言えます。
スーツと一緒に着用したり、休日にもおしゃれに見えるサイズです。スマートな雰囲気のスタイリッシュなファッションが好きな人はボーイズサイズを選ぶといいでしょう。いろいろな洋服にも合わせやすいサイズでおすすめです。
あえて、個性的なデザインや素材、色の時計をボーイズサイズで選んで付けてもいいものです。小ぶりなサイズですので、個性的な腕時計でも違和感なく付けることができます。
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スーツに合うケース径とは
スーツに合うケース径ですが、大きめビッグサイズ以外であれば、スーツには合わせやすいでしょう。スーツに合わせるには、スーツの袖とケース径のバランスが大事です。35~37mmですと、ちょうどいいという日本人男性も多いでしょう。
スーツの袖に全く隠れないと大きいサイズになりますので、実際にスーツ姿で付けてみるのもおすすめです。スーツでは、腕時計ばかりが目立たないようにしましょう。また、やはり体格も大事です。
体格によってもスーツにおすすめのケース径が変わります。鍛えた体の腕が太い人の場合には、40mmのスタンダードサイズのケース径でもいいでしょう。細い腕の男性では、32mmからのボーイズサイズでもおすすめです。
腕の大きさとケース径、スーツの袖のバランスを見てボーイズサイズかスタンダードサイズの中で決めてみましょう。ボーイズサイズのアンティーク時計でスーツを合わせるのもおすすめです。
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おすすめの腕時計
ケース径の選び方をご紹介してきましたが、おすすめの腕時計についてもご紹介します。ケース径別に、スタンダートサイズの高級時計で言えば、タグ・ホイヤーカレラ キャリバー5はケース径39mmです。がっちりした体格の人には似合うでしょう。
ハミルトンは40mmでアメリカンクラシックのブラックベルトやシルバーメタリックベルトなどがあります。ベルトでこだわりを見せるといいでしょう。
高級なロレックスサブマリーナデイトも40mmなどです。IWC ポルトギーゼ クロノグラフも40.9mmで、オメガのスピードマスタープロフェッショナル ムーンウォッチになると42mmで大きめになります。
パネライ ルミノールも44mmと大きいケース径が特徴です。ボーイズサイズでは、アンティークな時計を狙うのもいいでしょう。ロレックスオイスター・パーペチュアルにはケース径で34mmの種類もあります。
女性にジャストサイズのケース径
さて、女性に向いているケース径についてですが、腕が細い女性には、26mmから35mmが最適です。最近では大きめのサイズの時計を付ける女性も増えてきました。ボーイズサイズならば、女性でも何とか付けられるでしょう。
大きめを付けると個性的になり、ファッションの一部としてインパクトを演出することができます。26mm~28mmの小さいサイズでは、機能的な腕時計というよりもブレスレットのように装飾的に付けることも女性では多くあるでしょう。
フェミニンな感じに女性らしく付けるならばケース径が小さなものを付けるのがおすすめです。
アクティブに個性的に付けたいならば、ボーイズサイズを付けるといいでしょう。また、女性も腕の細さによって、選ぶことがもちろん大切です。さらに、付ける場面によっても使い分けられるように、何本か腕時計をケース径ごとに持っておくのはおしゃれになります。
腕時計のケース径についてのまとめ
- 腕時計のケース径についてご紹介しました。日ごろはあまり考えないケース径かもしれませんが、自分の腕の太さによって、腕時計のケース径を選ぶことが大切です。
- 高級な時計もケース径が腕に合っていないとバランスが崩れたりします。また、ケース径によって見た目の印象が変わり、人に与えるイメージも異なってきます。
- 様々なケース径の腕時計を持ってバリエーションを楽しむのもいい方法です。大小のケース径の違いでも腕時計を楽しんでみませんか。
- 実際に腕に付けてみた時の大きさや重さ、腕へのフィット具合を確かめて時計は選びましょう。
- 実際に見て買えない場合は、大きさを実際に何かに書くなど、自分の腕でシミュレーションしてみるといいでしょう。ケース径を大切にした腕時計選びをしてみるのをおすすめします。