加筆修正箇所
・車で使用できるおすすめのBluetoothスピーカーを2020年4月10日の情報に更新いたしました。
Bluetooth(ブルートゥース)は、PCや携帯などのデジタル機器をワイヤレスで接続するための無線通信規格です。
英語で「青い歯」を意味する名称は、その昔、ノルウェーとデンマークを無血統合したデンマークの王様、ハーラル・ブロタン・ゴームソンが「青歯王」と呼ばれたことに由来します。
Bluetoothは電波が微弱で通信回線の容量も限られますが、消費電力が少なく、接続設定が簡単で、さまざまな機器を同時に併用できるというすぐれた特徴があり、スマホの普及に合わせて市場が急拡大しています。
最もポピュラーなのはワイヤレスヘッドホンですが、最近は車載に対応したBluetoothスピーカーも注目を集めています。そこで、ここでは車用Bluetoothスピーカーに焦点を当てて解説します。
目次
そもそもBluetoothスピーカーとはなにか?
Bluetoothスピーカーとは、その名の通り、「Bluetooth」でスマホや携帯音楽プレーヤーに接続して、ワイヤレスで音声や楽曲を再生できるスピーカーです。
Bluetoothスピーカーの多くはアンプと充電式バッテリーを内蔵して、電源のない場所でも、スピーカー単体で音楽を楽しむことができるようになっています。
車用Bluetoothスピーカーの選び方のコツ
「車用」といっても、カーオーディオのように車に取り付けて固定するスピーカーではありません。ここでは車載にも対応したモバイル型のBluetoothワイヤレススピーカーについて解説します。
車用Bluetoothスピーカーの選び方:用途
車載対応のBluetoothスピーカーがカーオーディオの代用として利用されるようになったのは、若者を中心に車離れが進んでいることが影響していると考えられます。
最近はレンタカーやカーシェアリングを手軽に利用できるため、マイカーをあえて持たないという人も増えてきています。でも、レンタカーやカーシェアリング用の車がBluetooth対応のオーディオを装備しているとは限りません。
そこでBluetoothのポータブルスピーカーを車内に持ち込めば、手持ちのスマホや携帯音楽プレーヤーで好きな曲を楽しみながらドライブができる、というわけです。
スピーカーによっては、スマホとBluetoothで接続してハンズフリー通話ができるものもあります。また、車を返却するときはスピーカーを外して持ち帰ることになるので、つけ外しが簡単にできることが重要です。
車用Bluetoothスピーカーの選び方:バッテリー容量
最近の車はとても静かですが、それでもドライブ中の車内はエンジン音やタイヤのノイズなどの騒音レベルが意外に高く、スピーカーの音量が小さいと音声が聞き取りにくくなります。
Bluetoothスピーカーを車で使う場合は出力が大きめで、ボリュームを上げても音割れしないものを選びましょう。また、長時間のドライブを想定すると、バッテリー容量も大きなものが必要です。
電源をシガーソケットからとれる製品もありますが、充電式バッテリーを備えたスピーカーに電源を接続したまま使用するのは、充電しながら放電するのと同じことになります。
そのような使い方をするとバッテリーに負荷がかかり、温度が高くなって劣化を早めることになります。充電式のスピーカーを車の電源につないだまま長時間使いつづけるのは避けたほうが無難です。
車用Bluetoothスピーカーの選び方:固定方法
Bluetoothスピーカーを車のダッシュボードや空席のシートに置いてドライブするのは、安全性を考えると、あまりおすすめできることではありません。
事故を起こすと、その衝撃でスピーカーがジャンプして、乗員を傷つける可能性があります。また、事故がなくても移動中の車内は絶え間なく揺れているので、中途半端な置き方では、すぐに落ちてしまいます。
Bluetoothスピーカーを車で使いたいときは、車載に対応した製品を選びましょう。設置するときは説明書に従って、しっかりと固定してください。車内では安全を最優先することが重要です。
車用Bluetoothスピーカーはサンバイザーにクリップで装着するか、カップホルダーに差し込むタイプが主流です。ご自分の用途に合った製品を選んでください。
bluetoothってなに?Wi-Fiとの違い 接続方法の仕方とは
車用Bluetoothスピーカーのおすすめメーカー
おすすめメーカー:JBL
JBL(ジェイ ビー エル)は、1946年にアメリカ合衆国で設立された世界屈指の高級音響機器メーカーです。
社名は創業者のジェームス・B・ランシングのイニシャルに由来しています。1969年に現在のハーマン・インターナショナルの傘下に入り、ハーマングループを代表する高級ブランドになりました。
現在はハイクラススピーカーを中心に、プロ用機からスマホ用のポータブルタイプまで、幅広い商品を展開しています。
おすすめメーカー:ソニー
ソニーは日本を代表する電子通信機器メーカーのひとつです。
先にご紹介したJBLはスピーカーの専門メーカーですが、ソニーは対照的に幅広いジャンルの商品を手がけており、アクティブスピーカーをはじめ、Bluetooth関連の音響機器も数多く製造販売しています。
車で使用できるおすすめのBluetoothスピーカー
Anker Soundcore Motion Q, Bluetooth スピーカー
Anker Soundcore Motion Q, Bluetooth スピーカーは、前後にフルエンジンドライバーが搭載されており、左右には、空気振動を利用してスピーカーユニットを動かすパッシブラジエーターが付いているため、360度に音声を響かせることが可能です。
コンパクトなサイズでありながら低周波を増幅させられるため、低音を強く出すことができ、臨場感のある力強い音質を楽しめます。
また、最長30分間、1mの水の中に沈めても問題なく操作ができる防水設計がされているため、屋外など雨の心配がある場所でも安心して使用できるでしょう。
1回の充電で最大約10時間連続で使用でき、Bluetoothで2台までスマホなどの機器と接続できます。
持ち運びのしやすいサイズをしているため、車内に置く場合も置き場所に困ることはないでしょう。
Koea 車載用 Bluetoothスピーカー
Koea 車載用 Bluetoothスピーカーは、スマホに接続し、ボタンを押すだけでSiriなどの音声コントロールを起動させることができ、車の運転に欠かせないカーナビ情報を流すことができます。
ノイズキャンセリング機能の付いたマイクが内蔵されているため、運転中に電話がかかってきた場合でもハンズフリー通話が可能です。
車のサンバイザー部分に置いておけるほどの非常にコンパクトなサイズをしています。
Bluetooth4.2で接続することができ、1度接続した機器であれば再度接続する必要はありません。
JBL JBLSMARTBASEWRBLK
JBL JBLSMARTBASEWRBLKは、JBL独自の27mm径フルレンジスピーカーを搭載しているため、奥行きのある音質を車内で気軽に楽しむことができます。
本体の底部分に吸盤が付いているため、ダッシュボードに吸着させ、しっかりと固定することが可能です。
ボタンが大きく操作がしやすいため、再生や停止などの基本操作を誤ることなく使用できるでしょう。
また、日本で購入した人に限り、付属しているフラップを傷などから守れるシリコンカバーが付いてきます。
Sony SRS-XB22
Sony SRS-XB22は、約42mm口径のフルレンジスピーカーユニットを搭載しており、高音から低音まで幅広い音を高音質で再生できます。
より重厚な低音を楽しむことができるEXTRA BASSモードや、高音域を補完してくれるDSEEモードなど音質に関わる機能が充実しています。
4時間の充電で、モードによって変わりますが10~12時間の連続再生ができるため、長時間のドライブでも問題なく使用できるでしょう。
また、Music Centerというアプリを使用すれば、スマホ側からワイヤレス操作が可能になります。
Shengshou 車載用 ワイヤレスBluetooth スピーカー
Shengshou車載用 ワイヤレスBluetooth スピーカーは、車に乗車した時点で自動的に電源がオンになる機能が付いており、1度接続した機器であれば自動でBluetoothに接続し、降車してから10分以内に電源がオフになります。
Bluetoothに接続できる機器であれば、スマホだけでなくタブレットやPCなど様々な機器が接続可能です。
リチウム電池が内蔵されているため、1400時間と非常に長い待機時間となっています。
付属のクリップをサンバイザー部分に挟むだけで使用でき、安定した設置が可能です。