こちらの記事は2018年12月17日の記事を2020年3月30日に加筆修正いたしました。
加筆修正箇所
・お絵かきタブレットの選び方に、PCのスペックで選ぶの項目を追記いたしました。
・おすすめのお絵かきタブレットを2020年3月30日の情報に更新いたしました。
ここでは、お絵かきタブレットとはなにかや選び方、おすすめのモデルを解説します。
お絵描きに使えるタブレットには、イラストレーターや漫画家が仕事に使うプロ向けのモデルも多く販売されていますが、一般の方が趣味に使えるモデルも少なくありません。
こ野記事を読むことで、自分に合ったお絵かきタブレット購入の検討が出来ます。
目次
お絵かきタブレットには3種類ある
お絵かきに使えるタブレットには、ペンタブ(ペンタブレット)と液タブ(液晶タブレット)、タブレットPCの3種類が存在しています。
ペンタブは、ノートPCのタッチパッドに似た平たいセンサーに専用のタッチペンを当てることで、接続したPCのディスプレイに描いた線や点が表示されるデバイスです。
ペンタブは液タブに比べて比較的安価であることが特徴ですが、本体自体にはディスプレイとしての機能がないため、描いた画像はPCを接続しないと見ることはできません。
また、PCのディスプレイを見ながら手元のタブレットに描くため、慣れないと使いにくいところがあります。
液タブ(液晶タブレット)は、センサーの付いたディスプレイが搭載されており、紙に描くのと同じ感覚で描けるのが特徴のタイプです。
PCに接続しなくてもタブレット単独で作画できるため、スケッチブックのように好きな場所に持ち出して使うことができます。
液タブは3種類の中でも特にプロ向けのタブレットで、お絵描きに関する性能がよいですが、高価である事が一般的です。
しかし、最近は液タブと同じように使えて比較的安価に購入できる「タブレットPC」も普及しています。
タブレットPCは液タブと比べてお絵描きに関する性能や機能が劣ることが少なくありませんが、パソコンとしての使い勝手がよいため、資料を見ながら絵を描くなどのマルチタスクが行いやすい事が特徴です。
お絵かきタブレットに必須な機能
スケッチブックに描くような感覚で、タブレットを使った絵やイラストを描きたい方は、ペンタブレットを選ぶ際、筆圧感知機能とペンの傾き検知機能を備えているかどうかの確認が大切です。
普通のスマホやタブレットでも、ペイントソフトとタッチペンを使えば「液タブ」のように描画は可能です。
しかし、筆圧感知機能がないと、線の太さや濃淡を変えるために、アプリのツールパレットで切り替えなければならないため手間がかかります。
筆圧を感知できるタブレットと専用ペンを使えば、実際のペンのように、筆圧とペンの傾きによって線の太さや色の濃淡を変えることができるため、お絵描きに不要な手間やストレスがかかりません。
お絵かきタブレットの選び方
サイズで選ぶ
お絵かきタブレットを選ぶ際は、サイズに注目する事が大切です。
使えるスペースが狭い場合や、外で使う場合は、コンパクトなサイズのモデルを選ぶ必要があります。
作業スペースとペンタブ本体のサイズを事前に確認しておくとよいでしょう。
筆圧レベルで選ぶ
お絵描きタブレットを選ぶ際は、筆圧レベルを見て選ぶのもポイントです。
筆圧感知機能つきのタブレットは、感知できる筆圧の強弱レベルを数値化して、公式ホームページやカタログなどに公開しているため参考にするとよいでしょう。
筆圧感知レベルが2048と表記されている場合は、ペンの筆圧を0~2048の幅で感知してします。
標準的なペンタブに備わっている2048の筆圧感知レベルがあれば、簡単なお絵描きをするのには充分ですが、プロ用モデルには、8192もの筆圧感知レベルがあるハイスペックモデルもあります。
数字だけではわからない部分もあるため、実際に店舗に行き、筆圧感知レベルによる描き心地の違いを確かめるのもよいでしょう。
ペンタブの解像度で選ぶ
液晶タブレットやタブレットPCを選ぶ際は解像度のチェックも大切です。
解像度とは、画面を構成する横と縦のドット数のことで、「1280×800」などと表示されます。
ディスプレイのサイズが同じ10インチでも、解像度がちがうと画像のきめ細かさや、表示できる範囲に差が出てきます。
描いた絵を高解像度で確認したい場合は、解像度が高いモデルを選ぶとよいでしょう。
PCのスペックで選ぶ
タブレットPCを購入する場合は、他の2つのタイプと違い、端末としてのスペックを確認しておく必要があります。
中には、お絵描き用として使うには性能が低く、ペイントソフトが快適に動かないものも少なくありません。
性能を見る際は、使用したいペイントソフトが求める性能を備えているかの確認もしておくとよいでしょう。
おすすめのお絵かきタブレット
ワコム One 13は自然な書き心地を再現した液晶タブレット
ワコム One 13は、自然な書き心地を再現した液晶タブレットです。
カーソルとペン先の間に視差が少ない高性能な専用ペンは、軽さが特徴のバッテリーレス仕様になっており、鉛筆やペンのように自然に使うことができます。
ディスプレイの表面は、タブレットPCのようなツルツルした触り心地ではなく、紙のように程よい摩擦があるため、自然な描き味を高めています。
HUION Kamvas Pro16はコンパクトで場所を取らない
HUION Kamvas Pro16は、コンパクトで場所を取らないサイズ感が魅力の液晶タブレットです。
1.2kgという軽さに加え、10mmの薄さを実現しているため、持ち運んで使いたい方におすすめです。
コンパクトながらもFull HD(1920 x 1080)の解像度があり、カスタマイズできるショットカットキー6個とタッチバーが搭載されているなど、お絵描きのしやすい性能と機能も兼ね備えています。
筆圧感知 タブレット・ペンタブのまとめ
- お絵かきに使えるペンタブレットは、単体では使えない「板タブ」と、液晶ディスプレイつきで単体でも使える「液タブ」に大別できます。
- ペンタブレットで絵やイラストを本格的に描くには、筆圧感知機能が欠かせません。
- ペンタブレットの筆圧感知性能は「2048」や「8192」のように数値化したデータで公表されています。