加筆修正箇所
・ノートパソコンの冷却台の選び方に素材で選ぶを追記いたしました。
・ノートパソコンのおすすめ冷却台を2020年5月11日の情報に更新いたしました。
現代では、プライベートに限らず仕事でもノートパソコンを使う方が多いです。
それに伴いノートパソコンの性能も向上しており、今後ますます利用する機会が増えると言われています。ノートパソコンの最大のメリットは、場所を問わず使用できる・持ち運びが簡単なところでしょう。
一方、利便性の高いノートパソコンのデメリットとして内部に熱がこもりやすいことが挙げられます。
熱を持つことにより、ノートパソコンの動作が不調になったり故障したりする確率がグッと高くなります。
そんなトラブルを防止・改善するアイテムが、「ノートパソコン用冷却台」です。ノートパソコン用冷却台を使用することで、ノートパソコンの熱が下がり動作が安定します。
しかし、ノートパソコン用冷却台について詳しく知らない方も少なくありません。そこで今回は、ノートパソコン用冷却台の選び方などを徹底的に解説します。購入する前に、是非参考にご覧ください。
目次
そもそも冷却台とはなにか?
ノートパソコン用の冷却台について、説明します。冷却台とは、熱を持ちやすいノートパソコンを冷やす役割を果たしている機器です。使い方は、ノートパソコンの下に敷くだけです。
ノートパソコンのUSBポートを利用して電源を確保し、ファンを回転させて直接的に冷やしています。次に、ノートパソコン用の冷却台が活躍する具体的な例を紹介します。
ノートパソコンの裏面は、特に熱を帯びやすいハードディスクとCPUがあります。この2つが熱を持ったままだと、ノートパソコンの動作にも多大な影響を残してしまう危険性が高いです。
そんなトラブルを防ぐために、ノートパソコン用冷却台を使います。スペックにもよりますが、冷却台を使用すれば10度前後ノートパソコンの温度を下げられます。
こうして温度を下げることにより、動作が安定するうえに故障がしにくくなります。夏の暑い時期は、特にノートパソコンの温度が上昇しやすいです。つまり、冷却台を常備してきちんと冷やすことが大切です。
ノートパソコンを冷却するメリット
ノートパソコンを冷却する主なメリットは、「パソコンの寿命を延ばせる」「動作が快適になる」「パソコンのダメージを抑えられる」ことです。
最近のノートパソコンは、軽量・薄型化がどんどん進んでいます。
そのため使いやすさは向上しましたが、その分熱を持ちやすいパーツが密集して設置されています。ノートパソコンの内部のパーツが密着することにより、ノートパソコンの温度がさらに上昇しやすくなったと言われています。
温度が上がったままだとノートパソコンにダメージを与えてしまうため、冷却台でしっかり冷やすことが大事です。冷やすことで、上記で述べたように「パソコンの寿命が長くなる」と「ダメージ軽減」の効果が期待できます。
そして、ノートパソコンが熱くなりすぎるとフリーズが発生したり動作が重くなったりします。しかし、冷却台を使用すれば動作に関するトラブルも改善することが可能です。
ですから、サクサク快適にノートパソコンを使いたい・長期間愛用したい方は、冷却台を購入するのがおすすめとなります。
ノートパソコンの冷却方式
ノートパソコン用冷却台の冷却方式は、主に2つあります。1つ目は「パソコンに満遍なく送風するタイプ」です。
販売されている冷却台の大半は、このタイプとなります。使い方は、冷却台とノートパソコンをUSB端子で接続するだけです。
ノートパソコンに設置するだけなので、「ファンの音が大きい」「持ち運びしにくい」点を除けばとても使いやすいタイプと言えます。
2つ目は、「排気効率を重視したタイプ」です。ノートパソコン側面の排気口に接続するタイプなども、少数ながら販売しています。
USB端子で電源確保することが可能、コンパクトで持ち運びしやすいメリットがあります。熱を効率よく排出したい方は、「排気効率を重視したタイプ」がおすすめです。
ノートパソコンの冷却台の選び方
USBポートがついているかで選ぶ
ノートパソコン用の冷却台は、ノートパソコンについているUSBポートから給電するのが一般的です。
一方、USBポートの数は限られているため、外付けHDDなどを使用する際に冷却台が邪魔になってしまう可能性があります。
この悩みを解消するなら、USBポートがあらかじめ搭載されている冷却台がベストです。USBポートがついていると、「USBポートを独占しない」「USB HUBの役割もできる」と言う2つの効果が期待できます。
なるべく利便性を追求する場合、USBポートがついている製品が最適です。
冷やし方で選ぶ
ノートパソコンは、HDDやCPUの位置がばらばらなことが多いです。また、季節や環境などによって熱の上昇具合にも変化が生まれます。
その際、冷却台の冷やし方を調整できる製品がおすすめです。
ファンの動作を調整する機能・場所ごとにONとOFFの切り替えができる機能など便利でしょう。この機能が搭載されていると、夏はフルパワーでファンを稼動させたり冬なら一部冷やすなどの使い方が可能です。
上記に述べた機能以外にも、ファンの回転速度を変える機能も便利と言えます。
サイズで選ぶ
自分のノートパソコンに合っているサイズの冷却台を購入するようにしましょう。
ノートパソコンが大きいとはみ出したり、冷却効果を十分に発揮できないなどのトラブルが生じることが大半です。
ですから、自分の持っているノートパソコンのサイズが、一般的なサイズ(13-15インチ)か大きめサイズ(17インチ)のどちらなのかをしっかり把握しましょう。
また、角度を自由に変えられる冷却台なら画面がさらに見やすくなり、加えて文字も打ちやすくなる嬉しい効果があります。
素材で選ぶ
ノートパソコンをしっかりと冷却したい場合はアルミ素材のものがおすすめです。
熱伝導率が高いアルミを使用した冷却台はすばやく熱を逃してくれるため、冷却効果が高いです。
また、メッシュ構造になっているものは、熱が外に行きやすいため、穴が開いていない冷却台よりも効率よく冷やすことができます。
冷却台を購入する際は熱を逃しやすい素材や構造の製品を選ぶとよいでしょう。
ノートパソコンのおすすめ冷却台
グリーンハウス GH-PCFF1
グリーンハウス GH-PCFF1は、120mm大型ファンを採用しており、11~16型のパソコンに対応しています。
放熱性の高い金属プレートを素材に使用することで、冷却性を高め、最大3℃までの温度低下が可能です。
USBで使用するため、煩わしい配線もなく、スッキリとした見た目で使用できるでしょう。
また、ファン使用時の音は、木の葉が触れ合う音と同等の23.8dBとなっており、静音性も優れています。
3段階に角度を変更できるため、自分の使いやすい位置に調節しながら、冷却することができます。
COOLER MASTER MNZ-SMTE-20FY-R1
COOLER MASTER MNZ-SMTE-20FY-R1は、80mmの2つの冷却ファンが付属しており、自分の好きな位置に取り付けることが可能です。
サンドブラスト加工をしたアルミパネルを採用しているため、放熱性に優れ、効率よく冷却することができます。
USBハブの取り外しができるため、USBポートとして単体で使用することも可能です。
また、ベースステーションは5段階まで角度を調節することができ、作業もしやすいでしょう。
ミヨシ NSF-05
ミヨシ NSF-05は、静音性に優れた12cmのファンを内蔵しており、パソコンの底面にこもりやすい熱を確実に逃してくれます。
11.6~15.6型の幅広いパソコンに対応しているため、プライベートと仕事で使用するパソコンのサイズが異なっていても冷却台を買い替える必要がありません。
また、パソコンと本体を接続するUSBケーブルにスイッチが付いているため、ファンのオン・オフも簡単に切り替えられます。
滑り止めやストッパーも付属しているため、PCをしっかりと固定しながら十分な冷却効果を得られるでしょう。
ノートパソコンについてのまとめ
- ノートパソコン用の冷却台とは、熱を持ちやすいノートパソコンを冷やすことができる機器です。
- 冷却することで、「パソコンの寿命を延ばせる」「動作が快適になる」「パソコンのダメージを抑えられる」と言うメリットが発生します。
- ノートパソコン用の冷却台のタイプは、主に「パソコンに満遍なく送風するタイプ」と「排気効率を重視したタイプ」の2つがあります。
- 冷却台を選ぶ際は、「USBポート」「冷やし方」「サイズ」を要チェックです。