こちらの記事は2022年2月1日に加筆修正いたしました。

加筆修正箇所
・センタースピーカーのおすすめを更新いたしました。

最近のテレビは大画面化とスリム化の弊害で、内蔵スピーカーが箸箱のように小さく細長い形状で、下向きに取り付けられています。これではとても良い音は望めません。

そこで音質にこだわる人はホームシアター用のAVサラウンドシステムを導入しています。

その場合、テレビの下の中央にもスピーカーを設置します。でも、音楽用のステレオスピーカーは左右一対だけで、中央にスピーカーは置きません、AVサラウンドシステム特有のセンタースピーカーにはどんな意味があるのでしょうか。

ここではAVシステムやカーオーディオに採用されているセンタースピーカーについて解説します。

センタースピーカーは中央に置くサラウンドシステム

センタースピーカーは、ホームシアターシステムなどの多チャンネルサラウンドシステムで、リスナーの正面中央に配置されるスピーカーのことです。

2チャンネルのステレオシステムでは、スピーカーは左右一対で音楽を再生するため、リスナーの正面にスピーカーは置きません。それでもボーカルが中央から聞こえてくるのは、左右のスピーカーが同じ音声を再生すると、人間の脳が真正面に音源があるように錯覚するためです。

しかしAVシステムでは、2個のスピーカーの中央に大画面テレビがあるため、左右のスピーカーが離れすぎて、音が中抜けしてしまいます。しかもテレビは家族など複数で見ることが多く、視聴者全員が理想のリスニングポイントに位置することはできません。

そこでテレビの下にセンタースピーカーを置き、視聴者がどの位置にいてもセリフやスポーツの実況、ボーカルなどがテレビの中心からクリアに聞こえるようにしています。

車載用のセンタースピーカーもある

最近の乗用車は静粛性が高く、カーオーディオに良い音質が求められています。もともと車内空間は音響的には大変不利な環境です。しかも車の乗員は左右いずれかの座席に着くので、ベストなリスニングポジションが得られません。

ボーカル曲を再生すると、歌声や楽器の伴奏がごちゃまぜになって車内に拡散し、歌手や楽器の位置がわからなくなります。

そのような場合には、AVサラウンドシステムと同じようにセンタースピーカーを設置すると、ボーカルやサウンドの位置関係がはっきりして、ビビッドで奥行きを感じさせる再生音になります。

カーオーディオでメリハリの効いた立体感のある音を聴きたい方は、ドライビングポジションの正面にセンタースピーカーを置くと良いでしょう。車載用のセンタースピーカーはダッシュボードに置いても視野を妨げないように、薄くコンパクトな形状が多くなっています。

それでも安全性を第一に考えて、セッティングはプロに依頼することをおすすめします。

センタースピーカーの選び方

選び方①スピーカーユニットセンタースピーカーには、さまざまなスピーカーユニットが搭載されています。まず、フルレンジと呼ばれるタイプは、ひとつで高音から低音まですべてをまかなうスピーカーです。

基本的に小型で低価格なモデルが多く、超高音や超低音は期待できないので、単独で聴くと音質はあまりよくありません。それでもAVシステムのセンターでセリフや歌声をはっきりさせる効果はあります。

フルレンジでは低域や高域が不足するため、スピーカーを高音用のツイーターと低域用のウーファーの2種類に分けたのが、2ウェイスピーカーです。センタースピーカーでは左右対称にするために中央にツイーターを、その左右にウーファーを配置したモデルが一般的です。

さらにスピーカーを高音、中音、低音用に分けた3ウェイスピーカーもあります。音質はもちろん最上位ですが、そのぶんサイズが大きくなるため、国内メーカーのセンタースピーカーでは少数派です。
選び方②出力音圧レベルスピーカーやヘッドホンの性能をあらわす重要な指標のひとつが出力音圧レベルです。

これは音楽信号を入力したスピーカーが再生する音の大きさを示す数値で、db(デシベル)という単位で表示されます。出力音圧レベルは音質には無関係ですが、出力音圧レベルが高いほど小さなボリュームで大きな音が出せるので、「能率がよい」と評価されます。
選び方③インピーダンススピーカーの性能を示すもうひとつの指標がインピーダンスです。日本語では「交流電気抵抗」あるいは「電気抵抗」と呼び、「Ω(オーム)」という記号で表示されます。

スピーカーのインピーダンスは、スピーカーの電気の流れやすさを示すもので、インピーダンスが小さいほど電気が流れやすいことになります。厳密には、スピーカーの電気抵抗は再生する周波数によって変わってきます。

そこでもっとも電気が流れやすい低音域の抵抗値を「定格インピーダンス」として表示します。スピーカーの場合、同じ電気信号でもインピーダンスは低い方が大きい音が出ることになります。そのためアンプの仕様にはスピーカーの推奨インピーダンス値を表示しています。
選び方④サイズセンタースピーカーはテレビのすぐ下に置くのが一般的です。サイズが大きすぎると目ざわりになるので、 縦横奥行きのサイズに注意して選びましょう。
選び方⑤音質センタースピーカーはセリフやボーカルなど人の声の再生がメインになります。したがって高音や低音の出方よりも、歌声が聴きやすいかどうか、響きや音色は自然に聴こえるかどうかを重視して選ぶ必要があります。

またAVシステムでは、他のスピーカーとの音質のマッチングも大切です。できれば同じメーカーの同じラインナップでそろえましょう。

AVシステムのセンタースピーカーはテレビのすぐ下に置くのが基本です。
そのため音質や性能だけでなく、サイズも考慮して選ぶ必要があります。
またAVシステムでは、他のスピーカーとの音質のマッチングも大切です。
できれば同じメーカーの同じラインナップでそろえましょう。

センタースピーカーのおすすめ

デノン Denon SC-C37 センタースピーカー ハイレゾ対応 SC-17 SC-37シリーズ

奥行きを抑えたセンタースピーカーとブックシェルフスピーカー

広い帯域に渡って正確なピストンモーションを実現するD.D.L.コーン・ウーハーユニット
高品位な重低音を再生するP.P.D.D.(Push-PullDualDriver)方式

Micca ミッカ センタースピーカー MB42-C

バランスのとれたウォーブン・カーボンファイバー・ウーファーが、トランジェントとインパクトのある低音を強化

コンパクトでコストパフォーマンスの高いMicca MB42-Cセンタースピーカーで映画のサウンドトラックや音楽をお楽しみください。MB42-Cは、木製でクラシックな外観と自然な質感を持つスタイルで、どんな部屋やインテリアにも簡単に溶け込みます。
そのバランスのとれたサウンドシグネチャーとボーカルの明瞭さは、ホームシアターでの使用に最適

JBL STAGE A125C 2ウェイ  密閉型 ウッド/ブラック JBLA125CW

JBL 独自の定指向性ホーンデザイン

133mm径Polycelluloseコーン・ウーファーを2本搭載したセンタースピーカーです。シリーズ共通のホーンツイーター、同一ダイアフラム採用のウーファーの搭載により、シリーズ全モデルとの抜群のトーンマッチング。
JBL Professional Divisionにより、最新プロフェッショナル・モニターのために開発されたHDI(High Definition Imaging)ホーン技術を用いたウェーブガイド/ホーンを高域ユニットに採用。
ホーンシステムならではの高感度で多彩なディテール表現と共に、広く一定な定指向特性により、リスニングエリアのどこにいても鮮明なステレオイメージと自然な音響バランス。

センタースピーカーについてのまとめ

  • AVサラウンドシステムでは、ボーカルやセリフが中央から聞こえるようにセンタースピーカーを設置します。
  • センタースピーカーはテレビの下に置くのが基本です。
  • カーオーディオでもセンタースピーカーを搭載すると、ボーカルや楽器が立体的に聞こえるようになります。