こちらの記事は2019年1月18日の記事を2020年4月10日に加筆修正いたしました。

加筆修正箇所
・センタースピーカーのおすすめを2020年4月10日の情報に更新いたしました。

最近のテレビは大画面化とスリム化の弊害で、内蔵スピーカーが箸箱のように小さく細長い形状で、下向きに取り付けられています。これではとても良い音は望めません。

そこで音質にこだわる人はホームシアター用のAVサラウンドシステムを導入しています。

その場合、テレビの下の中央にもスピーカーを設置します。でも、音楽用のステレオスピーカーは左右一対だけで、中央にスピーカーは置きません、AVサラウンドシステム特有のセンタースピーカーにはどんな意味があるのでしょうか。

ここではAVシステムやカーオーディオに採用されているセンタースピーカーについて解説します。

センタースピーカーは中央に置くサラウンドシステム

センタースピーカーは、ホームシアターシステムなどの多チャンネルサラウンドシステムで、リスナーの正面中央に配置されるスピーカーのことです。

2チャンネルのステレオシステムでは、スピーカーは左右一対で音楽を再生するため、リスナーの正面にスピーカーは置きません。それでもボーカルが中央から聞こえてくるのは、左右のスピーカーが同じ音声を再生すると、人間の脳が真正面に音源があるように錯覚するためです。

しかしAVシステムでは、2個のスピーカーの中央に大画面テレビがあるため、左右のスピーカーが離れすぎて、音が中抜けしてしまいます。しかもテレビは家族など複数で見ることが多く、視聴者全員が理想のリスニングポイントに位置することはできません。

そこでテレビの下にセンタースピーカーを置き、視聴者がどの位置にいてもセリフやスポーツの実況、ボーカルなどがテレビの中心からクリアに聞こえるようにしています。

車載用のセンタースピーカーもある

最近の乗用車は静粛性が高く、カーオーディオに良い音質が求められています。もともと車内空間は音響的には大変不利な環境です。しかも車の乗員は左右いずれかの座席に着くので、ベストなリスニングポジションが得られません。

ボーカル曲を再生すると、歌声や楽器の伴奏がごちゃまぜになって車内に拡散し、歌手や楽器の位置がわからなくなります。

そのような場合には、AVサラウンドシステムと同じようにセンタースピーカーを設置すると、ボーカルやサウンドの位置関係がはっきりして、ビビッドで奥行きを感じさせる再生音になります。

カーオーディオでメリハリの効いた立体感のある音を聴きたい方は、ドライビングポジションの正面にセンタースピーカーを置くと良いでしょう。車載用のセンタースピーカーはダッシュボードに置いても視野を妨げないように、薄くコンパクトな形状が多くなっています。

それでも安全性を第一に考えて、セッティングはプロに依頼することをおすすめします。

センタースピーカーの選び方

AVシステムのセンタースピーカーはテレビのすぐ下に置くのが基本です。そのため音質や性能だけでなく、サイズも考慮して選ぶ必要があります。

選び方①:スピーカーユニット

センタースピーカーには、さまざまなスピーカーユニットが搭載されています。まず、フルレンジと呼ばれるタイプは、ひとつで高音から低音まですべてをまかなうスピーカーです。

基本的に小型で低価格なモデルが多く、超高音や超低音は期待できないので、単独で聴くと音質はあまりよくありません。それでもAVシステムのセンターでセリフや歌声をはっきりさせる効果はあります。

フルレンジでは低域や高域が不足するため、スピーカーを高音用のツイーターと低域用のウーファーの2種類に分けたのが、2ウェイスピーカーです。センタースピーカーでは左右対称にするために中央にツイーターを、その左右にウーファーを配置したモデルが一般的です。

さらにスピーカーを高音、中音、低音用に分けた3ウェイスピーカーもあります。音質はもちろん最上位ですが、そのぶんサイズが大きくなるため、国内メーカーのセンタースピーカーでは少数派です。

選び方②:出力音圧レベル

スピーカーやヘッドホンの性能をあらわす重要な指標のひとつが出力音圧レベルです。

これは音楽信号を入力したスピーカーが再生する音の大きさを示す数値で、db(デシベル)という単位で表示されます。出力音圧レベルは音質には無関係ですが、出力音圧レベルが高いほど小さなボリュームで大きな音が出せるので、「能率がよい」と評価されます。

選び方③:インピーダンス

スピーカーの性能を示すもうひとつの指標がインピーダンスです。日本語では「交流電気抵抗」あるいは「電気抵抗」と呼び、「Ω(オーム)」という記号で表示されます。

スピーカーのインピーダンスは、スピーカーの電気の流れやすさを示すもので、インピーダンスが小さいほど電気が流れやすいことになります。厳密には、スピーカーの電気抵抗は再生する周波数によって変わってきます。

そこでもっとも電気が流れやすい低音域の抵抗値を「定格インピーダンス」として表示します。スピーカーの場合、同じ電気信号でもインピーダンスは低い方が大きい音が出ることになります。そのためアンプの仕様にはスピーカーの推奨インピーダンス値を表示しています。

選び方④:サイズ

センタースピーカーはテレビのすぐ下に置くのが一般的です。サイズが大きすぎると目ざわりになるので、 縦横奥行きのサイズに注意して選びましょう。

選び方⑤:音質

センタースピーカーはセリフやボーカルなど人の声の再生がメインになります。したがって高音や低音の出方よりも、歌声が聴きやすいかどうか、響きや音色は自然に聴こえるかどうかを重視して選ぶ必要があります。

またAVシステムでは、他のスピーカーとの音質のマッチングも大切です。できれば同じメーカーの同じラインナップでそろえましょう。

センタースピーカーのおすすめ

JBL JBLS625CWJN

JBL JBLS625CWJNは、JBL独自のHDIホーンを搭載しており、均一な音圧とフラットな周波数を保った高音質を再生できるセンタースピーカーです。

細かい部分まで鮮明に再現をしてくれるコンプレッションドライバーも搭載されているため、ライブ音源などもその場にいるかのような臨場感を再現してくれます。

木目を使用したようなオシャレなデザインは、リビングなどのインテリアにも馴染みやすいでしょう。

ホームシアターを楽しみたい方にもおすすめの商品です。

KEF Q250c

KEF Q250cは、背面のないキャビネットに収納しやすい比較的小型のセンタースピーカーです。

ホームシアターをする際のセンタースピーカーとして向いているため、自分好みのオーディオ環境でホームシアターを楽しみたい方にもおすすめとなっています。

中音域と高音域をそれぞれカバーしてくれる2way使用なため、どちらかに偏ることなくバランスのよい音声を楽しめます。

黒・白・茶の3色から選べるため、自分の部屋のインテリアに合ったものを選ぶとよいでしょう。

DALI OBERON/VOKAL DW

DALI OBERON/VOKAL DWは、DALIが今まで販売してきた全ての製品と組み合わせて使用することができる商品です。

大口径29mmツィーターを採用しているため、低い周波数帯をカバーし、バランスのよい自然な中高音域を実現しています。

映画などの鑑賞に向いている音楽を再生できるため、家庭で本格的な映画鑑賞を楽しみたい方におすすめです。

シンプルなデザインをしており、部屋にも馴染みやすいでしょう。

OBERON/VOKAL DW(ダークウォルナット) センター・スピーカー
created by Rinker
DALI(ダリ)
¥47,520 (2020/06/06 07:52:32時点 Amazon調べ-詳細)

Elac Debut C5.2

Elac Debut C5.2は、ドライバーユニットに135mm径のウーハーを使用しており、ダクト内の空気排出をスムーズに行い、従来製品よりも磁気回路が大型化しているため、より強力な低音を生み出しています。

軽い聴き心地で切れ味のよい低音を流してくれるため、低音を重視したい方におすすめです。

また、従来製品はセンタースピーカーを設置した際に背面の壁と干渉してしまうことで、不要な共振が起きていましたが、こちらの商品は内部の仕組みを改良することで共振を防ぎ、音のわずかな劣化も防いでいます。

スタイリッシュなデザインでオシャレな印象を与えるでしょう。

Debut C5.2
created by Rinker
Elac
¥36,192 (2020/06/06 07:52:32時点 Amazon調べ-詳細)

FOCAL ARIA CC900

FOCAL ARIA CC900は、2way仕様のセンタースピーカーで今まで販売されてきたARIAシリーズと組み合わせて使用できます。

アルミニウムとマグネシウムの合金によって作られているインバーテッド・ドーム・ツィーターを搭載しており、余分な振動を制御してくれます。

どの場所で使用しても調和の取れた音を再現してくれるため、設置する環境にも困らないでしょう。

センタースピーカーについてのまとめ

  • AVサラウンドシステムでは、ボーカルやセリフが中央から聞こえるようにセンタースピーカーを設置します。
  • センタースピーカーはテレビの下に置くのが基本です。
  • カーオーディオでもセンタースピーカーを搭載すると、ボーカルや楽器が立体的に聞こえるようになります。
商品一覧
ご紹介している商品一覧
OBERON/VOKAL DW(ダークウォルナット) センター・スピーカー
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