こちらの記事は2019年10月31日の記事を2020年4月16日に加筆修正いたしました。
加筆修正箇所
・手持ちのノートパソコンをタッチパッドにする方法を追記いたしました。
・おすすめのタッチパネル対応ノートパソコンを2020年4月16日の情報に加筆修正いたしました。
この記事では、ノートパソコンでタッチパッドを使う魅力や、タッチパネル対応のノートパソコンの選び方、おすすめのモデルを解説します。
ほどんどのノートパソコンには、パッドを指でなぞったり軽く叩いたりすることで、マウスを使わずにポインターを動かしたり、画面をスクロールしたりできる「タッチパッド」が搭載されています。
しかし、タッチパッドがあるとなにが便利なのかや、使い方が分からないという人もいるでしょう。
この記事を読むことで、タッチパッドの使い方や、自分に合ったタッチパッド対応ノートパソコン購入の検討ができます。
目次
そもそもタッチパッドとはなにか?
タッチパッドとは、マウスが無くても手元でカーソルの操作を行うことができるポインティングデバイスです。
一般的なノートパソコンのキーボードの下にある、長方形に区切られたような操作盤をさします。
別名「トラックパッド」ともいわれています。
タッチパッドの使い方
タッチパッドを指でなぞったり、軽く叩いたりすることで、ポインターの移動や画面スクロールなどができます。
代表的な使い方には以下のようなものがあります。
指でなぞる:ポインターの移動
タッチパッドを指でなぞると、なぞった方向にポインターが動きます。
1本指で叩く:左クリック
タッチパッドを1本の指で軽く叩くと、左クリックの動作になります。
2本指で叩く:右クリック
タッチパッドを2本の指で軽く叩くと、右クリックの動作になります。
2本指をスライド:画面スクロール
タッチパッドを2本の指をあててスライドさせると、画面スクロールができます。
上下左右のどの方向にもスクロールできます。
左クリックしたままスライド&離す:ドラッグ&ドロップ
タッチパッドではドラッグ&ドロップも行う事もできます。
移動させたい文字列や、画像・ファイルの上でタッチパッドの左クリックボタンを押し、カーソルを移動させたい場所までタッチパッド上の指をスライドさせる事で、マウスでいう「ドラッグ」を行うことができます。
目的の場所で指を離すことで、ドラッグしているものの移動を確定する「ドロップ」を行うことができます。
日本の指を広げる&狭める:ズームイン&ズームアウト
タッチパッドに指2本を置き、指の感覚を広げたり狭めたりすることで、画面の拡大、縮小ができます。
基本的な操作は上記の通りですが、タッチパッドの操作はパソコンの機種によって違うことがあるため、自分の使っているパソコンの操作はメーカーのサイトなどで確認しておくとよいでしょう。
ノートパソコンでタッチパッドを使うメリット
マウスのスペースが必要ない
タッチパッドはマウスとほぼ同等の操作ができるため、マウスを使う必要をなくせるのがメリットです。
出先でパソコンを使う場合は、狭いテーブルや、膝の上で作業しなくてはならないこともあります。
マウスのスペースがなくても、タッチパッドを使うことで、十分カーソル操作を行うことができます。
マウスを持ち歩く必要がない
タッチパッドを使えば、パソコンを持ち歩くときに、マウスを持っていく必要がなくなる事もメリットです。
マウスを忘れたことに出先で気づいたり、マウスの電池が予期せぬタイミングで切れたりなどのストレスを感じることがありません。
移動の際の荷物を減らせるという点も魅力です。
腕の疲れが軽減できる
タッチパッドを使うと腕ごと動かす動作がなくなるため、腕の疲れを軽減させられるのもメリットです。
キーボードとマウスの間で手を何度も往復させる動作や、マウスを上下左右に動かす動作を繰り返していると、腕のヒジから下の部分が疲れてくることがあります。
タッチパネル対応ノートパソコンの選び方
ディスプレイのサイズで選ぶ
タッチパネル対応ノートパソコンは、ディスプレイのサイズで選ぶとよいでしょう。
ディスプレイのサイズが大きければ、多くの情報を表示でき、作業がしやすいという利点があります。
サイズが小さいものは携帯性に優れていますが、細かい作業をする際に窮屈に感じやすいため注意が必要です。
11インチ程度のものは楽に持ち運びができます。打ち合わせ時のメモに使ったり、プレゼン資料を閲覧したりするだけであれば十分なサイズです。
14インチ以上のものは持ち運ぶには大きいため、家やオフィス用と考えたほうがよいでしょう。
OSで選ぶ
タッチパネル対応ノートパソコンは、OSで選ぶのもポイントです。
パソコンのOSには、大きく分けて、以下の3つがあげられます。
Windowsはマイクロソフト社が提供するOSで、ビジネスでは最も一般的に使われています。Windows搭載パソコンは多くのメーカーから発売されています。
MacOSは、アップル社が提供するOSで、アップルが販売するMacBookシリーズに搭載されています。
ChromeOSはグーグルが発表したOSです。Chromeの利用に特化しているのが特徴で、軌道が早く、搭載されているモデルは比較的安価に手に入るのも特徴です。
ノートパソコンはブラウジングや動画視聴がストレスなくできるのが一番という人や、サブパソコンとして気軽に購入したい人におすすめです。
OSが違うと、ファイルの互換性がない場合がある事に注意が必要です。
オフィスで使う据え置きのパソコンと、持ち歩き用のパソコンの2台を持つ場合は、OSは揃えたほうが、データの移動などで使い勝手がよいでしょう。
CPUで選ぶ
タッチパネル対応ノートパソコンを選ぶ際は、CPUの性能を見ておくのもポイントです。
CPUはパソコンの頭脳ともいわれる重要な部分であるため、パソコンの処理速度に大きく影響しています。
多くのパソコンに搭載されているIntel Core iシリーズでいうと、現在Core i3からCore i9まであります。
Core~の後に続く数字が高いほどスペックが高くなりますが、その分モデルの価格も高くなる事に注意が必要です。
自分がパソコンでどれくらい重い処理を行うのかや、どれくらい早い動作を求めるのかを踏まえて検討するとよいでしょう。
メモリで選ぶ
タッチパネル対応ノートパソコンで容量を使う作業を行う場合は、CPU以外にもメモリに注目して選ぶのも大切です。
メモリは作業机の広さに例えられ、一度に多くの作業を進める場合に、ある程度のメモリ容量があると動作が遅くならずに済みます。
メモリは4GBのものから、8GB、16GBと、パソコンによってさまざまです。
一般的な用途には、8GBあれば充分でしょう。
重たいデザイン用のソフトを使ったり、動画編集や、ハイエンドのゲームをプレイしたりする場合は、16GB以上あると安心です。
おすすめのタッチパッド対応ノートパソコン
Apple MacBook Airは感圧センサーで操作の幅が広がる
最新のApple MacBook Airには、タッチパッドに新たな操作感を与える「感圧タッチトラックパッド」が備わっています。
内蔵には、感圧の度合いを変更可能な優れた感圧センサーが付いており、どこをタッチしてもクリックすることができます。
また、感圧タッチトラックパッドは「強めのクリック」という新しい操作が可能な事も特徴です。
トラックパッドを押し込む事で、「単語の意味を表示する」「すばやく地図を見る」「ファイルのプレビューを表示する」など、特殊な操作を強いタッチのみで行うことができます。
mouse MT-WN1004-V2はタッチパネル操作も可能
mouse MT-WN1004-V2は、マグネット式により着脱が簡単な、タッチパッドが付きキーボードが付属のモデルです。
キーボードは本体カバーにもすることもでき、損傷の不安を減らすことができます。
画面はタッチパネルになっている上、「10点マルチタッチ」による多くの指の動きを使ったショートカット操作で作業効率を高めることが出来ます。
広視野角(上下左右 約170度)の画面であるため、好きな場所や姿勢で調べ物を行うことが可能です。
Acer Nitro5はファン速度を調整できるのが便利
Acer Nitro5は、フルHDのIPSディスプレイが、シャープな映像を表現してくれるタッチパッド対応ノートパソコンです。
144Hz1リフレッシュレートと、3msという応答速度により、スムーズでボケの少ない映像を体験することができます。
負荷のかかる作業で起こる内部温度の上昇も、ファン速度の移り変わりをリアルタイムでモニタリングでき、ファン速度を最大にするなどの操作を行う事もできます。
手持ちのノートパソコンをタッチパッドにする方法
PC周辺機器には、タッチパッドに対応していないノートパソコンに接続する事で、タッチパッド操作を行えるようにする物もあります。
USBなどで接続する事で気軽に使えるため、気軽にタッチパッドを導入することが出来ます。
ミヨシ なめらかUSBタッチパッドはショートカットボタンが便利
ミヨシ なめらかUSBタッチパッドのタッチパッド上部には、インターネットの閲覧などに便利な「進む」「戻る」のショートカットボタンを搭載されています。
また、操作に慣れが必要なドラッグアンドドロップ操作ができる専用ボタンを設置されているなど、片手で直感的に操作できる工夫が充実しています。
タッチパッドの表面には、肌触りのよい加工が施されており、指を滑らせるるような操作が可能です。
Apple Magic Trackpad 2は感圧タッチが可能
Apple Magic Trackpad 2は、指が加える圧力の微妙な差を感知してくれる「感圧タッチ」が特徴のタッチパッドです。
微妙な力加減を使い分けることにより、指先でさらに多くの機能を活用できるようになります。
バッテリー性能も優れており、一回の充電だけで、約1か月以上の使用が可能です。
タッチパッド対応ノートパソコンについてのまとめ
- タッチパッドとは、パッドを指で操作することでマウスとほぼ同様の動きができるもので、ほどんどのノートパソコンに搭載されています。
- タッチパネルを使うメリットとして、マウスのスペースが必要ないので外出先でも使いやすいこと、マウスを持ち歩く必要や電池切れの心配がないこと、腕の疲れを軽減できることなどがあります。
- タッチパッド対応ノートパソコンを選ぶときは、ディスプレイサイズ、OS、CPU、メモリなどをバランスよく検討し、自分に合ったものを探しましょう。