夏の暑さと冬の寒さが年ごとに激しさを増しているように感じる人も少なくありません

猛暑や厳寒の日に、エアコンを「強」にしても快適な温度にならないときは、暖気と冷気の比重のちがいから室温にムラが生じているかもしれません。

そんなときには、サーキュレーターで室内の空気を循環させると快適さが増し、冷暖房費の節約にもなります。ここではサーキュレーターの選び方と、おすすめのモデルについて解説します。

サーキュレーターとはなにか?

サーキュレーターは、見た目には小ぶりな扇風機のようですが、扇風機が人に風を当てて涼しさを感じさせるのに対し、サーキュレーターは部屋の空気を攪拌(かくはん)して温度を均一にすることで、冷暖房の効率を高めるためのアイテムです。

サーキュレーターを扇風機代わりに使用することもできますが、サーキュレーターの風はスポット的で、扇風機のように人を包むような風にはなりません。

また扇風機は夏場専用ですが、サーキュレーターは冬場も暖房器具の効率アップに役立ちますし、梅雨どきや天候の悪い日には除湿器と併用することで洗濯物を早く乾かせるなど、年間を通じて利用できます。

静音性のサーキュレーターのメリット

サーキュレーターは室内の空気を対流のように循環させて、温度や湿度を均一にするためのアイテムです。一般的な扇風機よりも小型のファンを搭載し、高回転でスポット的な風を送り出す仕組みになっています。

そのため安価なモデルでは、風量をあげると風切り音や振動が激しくなったり、キュルキュルと異音を発したりするものも少なくありません。

サーキュレーターを選ぶ際は、多少価格が高くなっても、騒音や震動の少ない静音設計のモデルを選びましょう。

動作音が低ければ、受験生や乳幼児の部屋をはじめ図書館、病室など、高い静粛性が求められる場所でも安心して使用することができます。

サーキュレーターの選び方

ここではサーキュレーターの選ぶ際におさえておきたいポイントについて解説します。

サーキュレーターの選び方:風力

サーキュレーターを選ぶうえで、風力はもっとも重視したいポイントのひとつです。風力が強ければ、広い部屋でも空気を滞りなく循環させることができます。

最近はサーキュレーターを小さくしたようなUSBのデスクファンが大人気ですが、形が似ていてもUSBファンで部屋全体の空気を循環させることはできません。サーキュレーターはある程度大きく、パワーのある本格的なものを選びましょう。

サーキュレーターの選び方:適用床面積

サーキュレーターの風力や風量がご自分の用途に適しているかどうかは、カタログ記載の「適用床面積」を目安に判断することができます。

多くの場合、「適応床面積:8畳まで」というように畳の数で面積を示しています。メーカーによっては風の到達距離も記載している場合もあります。

それでもサイズに迷う場合は、なるべく大きなものを選びましょう。サーキュレーターの力が弱いと空気の循環効果が半減します。

逆にサーキュレーターが大きい場合は、風量を「弱」にすれば、せまい部屋でも快適に使用することができます。その意味でも、風量が多段階で調節できるモデルがおすすめです。

サーキュレーターの選び方:静音性

サーキュレーターは比較的小型のファンを高速回転させることで、強い直進性の風を送り出しています。そのため最大風量では、音や振動がうるさすぎて使えない製品もあります。

騒音レベルについてカタログに明記してある場合は、なるべく50db(デシベル)以下のモデルを選んでください。デシベルは音の大きさを表す単位で、小さいほど静音性が高くなります。

一般的には、風量を「弱」にしたときの作動音が35dB以下なら、かなり静音性が高いといえます。

サーキュレーターの選び方:モーター

「モーター」の語源の「motor」は、英語でエネルギーを機械的な動きに変える装置のことをいいます。

したがってガソリンエンジンも蒸気タービンも、英語の「motor」には含まれますが、日本語の「モーター」は、ご存じのように電気モーターの意味になります。

サーキューレーターに使われる電気モーターには、AC(交流)モーターとDC(直流)モーターの2種類があります。直流電源のDCモーターは、電気の周波数に関係なく、回転の微調節が可能です。

そのためDCモーターを採用したサーキュレーターや扇風機は、省エネで消音性が高くなります。その一方で、回転を制御する電子回路が複雑になるため、どうしても価格が高くなります。

逆にACモーターは、電気の周波数で回転数が決まるため、ACモーターを搭載したサーキュレーターや扇風機は、風力の切り替えが「強」「弱」の2段階か、せいぜい3段階程度しかありません。

省エネ性能や静粛性は劣りますが、そのぶん安価で入手しやすい利点もあります。

サーキュレーターの便利な機能

サーキュレーターの機能で特徴的なのは、上下の首振り角度の幅が広いことです。

ファンを真上に向けて送風できる機能は、サーキュレーターならではのものです。衣類乾燥に使うときは、上下左右の自動首振り機能が役に立ちます。

リモコンやタイマーも、あれば便利な機能です。最近では、充電式のコードレスサーキュレーターも登場しています。

静音性の高いサーキュレーターおすすめ

アイリスオーヤマ サーキュレーター PCF-HM23

PCF-HM23は、静音モードを搭載した20畳までの広さに対応できる強力なサーキュレーターです。リモコンやタイマーはありませんが、首振り運転は可能です。

静音モード搭載で回転数を抑え、35dB以下の低騒音を可能にしています。色は黒と白の2色から選べます。

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山善 15cm立体首振りサーキュレーター YAR-X152

YAR-X152は羽根の径が15cmの小ぶりなサーキュレーターです。風量調節は3段階で、最弱運転が静音モードになっています。

付属のリモコンで風量、首振り、タイマーの操作が可能です。本体は軽く触れるだけのタッチスイッチになっています。

DOSHISHA サーキュレーター ピエリアFCT-194D IV

FCT-194D IVはDCモーターを搭載したコンパクトなサーキュレーターです。自動首振り機能は左右最大360度+上向き90度で部屋中の空気をしっかり循環します。風量は静音からターボまで4段階あります。

ガードと羽根を取り外せるので、お掃除も簡単です。ON/OFFタイマーとリモコンもついています。

ボルネード タワー サーキュレーター NGT33DC-JP

ボルネードはサーキュレーターを世界で初めて開発したアメリカのメーカーです。NGT33DC-JPはめずらしい縦型タイプのサーキュレーターです。

風量は35畳対応の強力型で、DCモーターを搭載し、99段階もの風量調節が可能です。ルーバーは可動式で風の幅を変えられますが、上下左右の首振りはできません。


パナソニック サーキュレーター 創風機Q F-BP25T

「創風機Q(F-BP25T)」は大手家電メーカーのパナソニックならではのおしゃれで独創的なサーキュレーターです。本体と首振りスタンドは別体で、F-BP25Tはセットモデルです。

スタンドは黒のみ。本体色は赤、白、ゴールドの3色から選べます。

サーキュレーターについてのまとめ

サーキュレーターは室内の空気を循環させて冷暖房の効率を高めるための空調機器です。
サーキュレーターは扇風機よりも直進性が高く、スポット的な風を発生させます。
サーキュレーターを選ぶポイントとしては風力と静粛性、モーターの種類などがあります。