こちらの記事は2018年11月13日の記事を2020年5月27日に加筆修正いたしました。

加筆修正箇所
・早く乾くドライヤーの選び方にサイズや重さで選ぶを追記いたしました。
・おすすめのドライヤーを2020年5月27日の情報に更新いたしました。

髪の毛を大事にしている女性は、数多いです。

髪の毛をケアするうえで重要になってくるのが、ドライヤーとなっています。ドライヤーを使うことで、髪の毛のセットが簡単になるだけではなくキューティクルを整えることも可能です。

実は、髪の毛を自然乾燥するとキューティクルが開いた状態になり、そのまま放置して摩擦を加えてしまうとキューティクルが傷付き髪の毛がボサボサになる原因になり得ます。

キューティクルが傷付かないように、なるべく速く乾かすことが大切です。そこで今回は、速く乾くドライヤーについて焦点を当てて解説を交えながら解説します。

早く乾くドライヤーの選び方

温度調節機能で選ぶ

髪の毛に対するダメージを最小限に抑えたい、と言う方は温度調節機能が搭載されているドライヤーがおすすめです。温度調節機能が搭載されていれば、髪の毛のケアがさらに簡単になるでしょう。

温度調節機能が付いている場合、60℃前後から調節できるドライヤーが理想と言えます。温度が低すぎると中々乾かなくなるため、温度を調節しながら髪の毛を乾かすことがベストです。

例えば、100℃以上の温風を当てると髪の毛はすぐに乾かせますが、そのまま当て続けたら髪の毛が傷む原因になります。

ですから、最初は高温の風を当て髪の毛をサッと乾かして最後に冷風でキューティクルを整えると髪の毛がツヤツヤになると言われています。

中には自動で温風と冷風を切り替えられるドライヤーも販売されているので、チェックするのも良いでしょう。

風量で選ぶ

熱によって起こる髪の毛のダメージを最小限にしたいなら、風量は必ずチェックしましょう。大風量のドライヤーであれば、髪の毛をすぐに乾かすことが可能です。

目安は、ロングでなければ1.3㎥/分以上、ロングヘアの方なら1.6㎥/分以上の風量となっています。

ただし、ワット数=風量と言うことにはなっていないのでワット数で風量を判断しないように注意しましょう。

商品詳細の風量に関する記載があるかをしっかり確認したうえで、自分にとって必要な風量かを判断することが必要です。
また、他の機能に特化しているドライヤーは風量が弱い傾向があります。

場合によっては、シンプルな機能性のドライヤーのほうが乾かしやすいこともあるため、その点も考慮することが大切です。

遠赤外線効果で選ぶ

遠赤外線効果のあるドライヤーも最近増加しています。遠赤外線効果があるとどんなメリットがあるかを、簡単に紹介します。

遠赤外線の最大のメリットは、「髪の毛を内側から温める」ことです。内側から温めると、表面の温度が上がりにくくなり髪の毛に限らず頭皮も傷みにくくなります。

つまり、遠赤外線を利用したドライヤーのほうがより髪の毛にツヤが出ると言えます。

それに加えて、通常のドライヤーの温風と波長が異なるため、顔のリフトアップや頭皮の血行促進にも繋がります。

その証拠として最近では、ドライヤーなのにリフトアップ効果のある製品や美顔器としても役割を果たしている製品もあります。

美容にこだわりがある方、トリートメントの成分をより浸透させたい方なら遠赤外線効果があるドライヤーがおすすめです。

機能で選ぶ

髪の毛に潤いを与えてくれると話題になったのは、「マイナスイオン機能」です。ドライヤーには、シンプルなものから機能性が高いものまで幅広く販売されています。

その中でも特に人気のある機能と言われているのが、マイナスイオン機能です。マイナスイオン機能は、実は各メーカーによって髪に対する効果が異なっていることが多々あります。

ですから、マイナスイオン機能が搭載されているドライヤー全てが髪の毛に有効かというとそうではありません。

また、効果が分かりにくいことも少なくないので使用感などをしっかり確認してから購入しましょう。

マイナスイオン機能以外にも、スカルプモードの有無・保湿効果・セットがしやすいなどあると便利な機能が搭載されたドライヤーはたくさんあるため、機能性を重視するなら製品を見比べたりすることも必須です。

使用目的で選ぶ

使用目的によってドライヤーを選ぶ方法もあります。例えば、赤ちゃんがいる家庭や夜間での使用が多い場合音の大きさが60dB以下のドライヤーを選ぶことがおすすめです。

音の大きさは、風量の大きさと比例することもあるので口コミもしっかりチェックしましょう。

「旅行先で使いたい」「外出時に簡単に持ち歩きたい」なら海外対応で軽量(400g程度)の折りたためるドライヤーがあると便利です。

軽量のドライヤーだと、長時間の使用も疲れにくくなるのでおすすめとなります。

また、海外でドライヤーを使用する場合は電圧(日本は100V、海外はほぼ220V)が大きく異なることを考慮し、変圧器などを準備しておくのが無難です。

使用目的に合わせたドライヤーを持っていると、いざと言うときに負担が軽くなるので購入する際は意識しましょう。

サイズや重さで選ぶ

ドライヤーが重いと、乾かす際に腕に負担がかかってしまい、なかなか思うように乾かしたい場所に風を当てることができなかったり、動かすことが難しいでしょう。

そのため、ドライヤーの重さはできるだけ軽量で自分が持ちやすいものを選ぶのがおすすめです。

また、頭の一部をピンポイントで乾かしたい場合は、位置を定めやすいコンパクトサイズのドライヤーがおすすめとなっています。

自分の目的に合わせてサイズや重さを選ぶことで、より効率よく、すばやく髪を乾かすことができるでしょう。

コンパクトサイズの商品でも風力や風量が強力なものは数多くあるため、購入の際に風量などもチェックするのがおすすめです。

ドライヤーの消費電力の見方

ドライヤーの消費電力は、大体1200Wや1300Wが多いです。よくドライヤーの風量が大きいと消費電力も大きくなるのでは?と考えられがちですが、それは誤解と言えます。

例えば、風量2.4立方メートル/分のダイソン・スーパーソニックの消費電力は1200Wとなっておりますが、他のドライヤーだと1.9立方メートル/分で消費電力は1300Wの製品も珍しくありません。

つまり、風量=消費電力ではないと言うことです。

単純に消費電力が少ない=乾かしにくい訳ではないので、きちんと記載された情報を見る必要があります。

おすすめのドライヤー

ヴィダルサスーン VSD-1240

ヴィダルサスーン VSD-1240は、風量をコントロールスイッチで無段階で調節できるため、自分の好みに合った風で髪をすばやく乾かすことができます。

マイナスイオン機能を搭載しており、髪によい影響を与えながら乾かすことができるため、髪へのダメージを防止してくれるでしょう。

また、ノズル部分にはサロンなどでも使用されることが多いスリットノズルを採用しているため、ヘアセットがしやすくなっています。

ほこりなどが溜まるフィルターは着脱式なため、お手入れの際には取り外して掃除可能です。

シンプルな仕様ですが必要最低限の髪のケアを行えるため、難しい機能や設定が必要ない方におすすめです。

パナソニック ナノケア EH-NA5B

パナソニック ナノケア EH-NA5Bは、マイナスイオンの約1000倍以上の水分を含んだナノイーを採用しており、髪に水分を与えることでまとまりやすい状態を作り出します。

地肌にまで水分が行き渡るため、地肌の乾燥を抑えるのはもちろんのこと、地肌に付着した皮脂と水分が混ざり合うことで健康的な地肌を保ってくれます。

また、強力な風量と付属の速乾ノズルを組み合わせることで、毛をほぐしながらすばやく髪を乾かすことが可能です。

日本の電圧に合わせたAC100-120 Vと海外でも使用できるAC200-240 Vを使い分けることができ、スイッチ1つで切り替えることができます。

コールドモードを搭載しているため、冷風と温風を使い分けながら髪のケアを行えます。

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SHARP beaute A IB-WX1

SHARP beaute A IB-WX1は、サロンの技術を取り入れたドレープフロードライヤーとなっており、2つの吹き出し口から風を出すことで髪を立体的に乾かすことができ、従来の製品より約25%もドライ時間を短縮可能です。

髪との距離を自動で判断し、距離に合わせた温度を設定してくれるSENSINGモードや、温風と冷風の切り替えを自動で行うことで髪のキューティクルを引き締めやすくしてくれるBEAUTYモードなど、髪のケアに欠かせない様々なモードが搭載されています。

また、SHARPが開発したプラズマクラスタ―を髪に放出することができ、髪の潤いを8時間持続させながら、紫外線や静電気など髪にダメージを与えやすい要素から守ってくれます。

Bluetoothでスマホと接続することができ、専用のアプリから温度と時間を組み合わせて自分好みのドライモードをカスタマイズすることが可能です。

本格的なヘアケアを行いたい方に必要な要素が詰まっているため、ヘアサロンで行うような本格的なケアを自宅で行いたい方におすすめです。

早く乾くドライヤーについてのまとめ

  • ドライヤーを選ぶ際は、「温度調節機能の有無」「風量」「遠赤外線効果」「機能」を必ず確認しましょう。
  • 遠赤外線効果のあるドライヤーは、頭皮の血行促進と顔のリフトアップなどにも効果的です。
  • 使用目的によって選ぶ方法もあります。特に旅行先でも使う方は、海外対応のドライヤーを購入するのがおすすめです。
  • ドライヤーの消費電力は、大体1200Wや1300Wとなっています。