こちらの記事は2021年11月19日に加筆修正いたしました。
この記事では、オーディオケーブルとはなにかや、選び方のコツ、おすすめの製品を解説します。
どれほど優れたハイスペックなアンプやスピーカーを持っていても、機器を繋ぐケーブルが十分な役割を果たさなければオーディオシステムとして成り立ちません。
この記事を読むことで、ケーブルの選び方を知ると同時に製品購入の検討が出来ます。
目次
そもそもオーディオケーブルとはなにか?
最近では性能がよいオーディオケーブルが注目され、多数の製品が販売されています。
オーディオケーブルの選び方
オーディオケーブルの選び方 |
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素材で選ぶ 銅線・銀・金 |
構造で選ぶ |
バナナプラグの有無で選ぶ |
素材で選ぶ
オーディオケーブルを選ぶ際は、プラグ部分とコネクター部分の素材に注目するとよいでしょう。
オーディオケーブルや、ケーブルの表面処理に使われる素材により音の印象は変わるためです。
オーディオケーブルに使われている主な素材とそれぞれの特徴は以下の通りです。
銅線は、オーディオでは一番オーソドックスな素材です。
銀と比べて低音に重厚感がある事が特徴です。
銀は、銅と比較した場合高音に特徴があり、銅では表現できない繊細な音を作れるのが魅力です。
金
金は、現在普及率が高い素材です。
音質は他の素材よりも優れていますが、使われているモデルには高価なものが多いのが難点です。
構造で選ぶ
オーディオケーブルは構造で選ぶのもポイントです。
オーディオケーブルの構造には、バランス伝送とアンバランス伝送の二つがあります。
「バランス方式」とは、それぞれグランド・ホット・コールドと呼ばれる3種類の線で信号を伝送する仕組みで、アンバランス方式はグランドとコールドの2種類の線を使用する方式です。
音声信号が通っているのはホットとコールドの2つで、グランドは音声信号は通っておらず、外部からノイズが混入しない処理を行うのが特徴です。
バランス方式はノイズに強いですが、アンバランス方式はノイズ除去のためのグランドを音声信号を伝えるコールドとしても使うため、バランス方式と比べると価格は安いがノイズに弱いという違いがあります。
バナナプラグの有無で選ぶ
スピーカーケーブルは、先端に装着する「バナナプラグ」があるかどうかで選ぶのもポイントです。
バナナプラグには、ケーブルの着脱をスムーズに行えるというメリットや、機器にダイレクトに接続するより、バナナプラグでワンクッションおく事でサウンドの質が安定できるというメリットがあります。
ショートによる故障などの防止策になるのもバナナプラグの魅力です。
おすすめのオーディオケーブル
Amazonベーシック RCAオーディオケーブルはクリアな音質が魅力
Amazonベーシック RCAオーディオケーブルは、信号損失を最小限におさえつつ、クリアな音質を楽しめる工夫が魅力のモデルです。
3.5mmコネクタに採用された「二重シールド」「研磨済金属コネクター」「耐食性のある金メッキ」の3つが特徴で、最小限の信号損失で音を再生することが出来ます。
強度と柔軟性が両立されている「PVC外装」により、狭いスペースでも接続できるのも魅力でしょう。
Amazonベーシック ステレオミニプラグは軽量でスマート
Amazonベーシック ステレオミニプラグは、40gと比較的本体が軽量な事が特徴のオーディオケーブルです。
コネクタ部分がスマートであるため、接続部分周りのスペースが狭くても安心して使うことが出来ます。
二重の保護材や研磨された金属成形、耐腐食性の金メッキプラグなどにより、音質劣化の少ない電送が行えるのも魅力です。
エレコム AX-35MS10BKは断線の心配が少ない
エレコム AX-35MS10BKは、5万回もの屈曲試験に合格しているため、断線への不安なく使えるのが魅力のモデルです。
高純度のOFC99.99%(無酸素銅)ケーブルと、95%編組シールドを採用しており、信号の歪みや伝送のロスを防ぎ、クリアな音質を再現しています。
コンパクトなコネクタを採用しているため、スマホのケースなどに干渉しづらいなど、接続周りへの心配が少ないのも魅力でしょう。
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オーディオケーブルについてのまとめ
- 優れたオーディオケーブルシステムの構築には優れたオーディオケーブルが必須です。
- オーディオケーブルの素材は銅と銀が一般的です。
- 同一素材でもケーブルの太さや芯数、メッキの厚さなどによっても音の印象は変わります。
- 銅線:オーディオケーブルでは一番オーソドックスな素材で、銀と比べて低音に重厚感があります。
- 銀:銅と比較した場合高音に特性があり、銅では表現できない繊細な音を作ります。
- 金:プラグに関しては非常に普及率が高く音質は優れていますが、高価な製品が多くケーブルとの相性の良し悪しも分かれます。
- バランス方式はノイズに強く、アンバランス方式はノイズは弱いが価格は安いというメリットがあります。
- バナナプラグをスピーカーケーブルの先端に装着する事でケーブルの着脱がスムーズになります。
- ケーブルを機器に直接接続するより、バナナプラグを設置する事ででサウンドの質の安定やショートによる故障などが防げます。