こちらの記事は2019年2月25日の記事を2020年3月6日に加筆修正いたしました。
加筆修正箇所
・ホームシアターシステムの選び方に設置スペースに合ったch数で選ぶの項目を追記いたしました。
・おすすめのホームシアターシステムの項目を2020年3月6日の情報に更新いたしました。
この記事では、自宅で映画やゲームを楽しみたい方に、ホームシアターシステムとはなにかや選び方、おすすめのモデルを解説します。
ホームシアターシステムがあれば、臨場感や迫力がプラスされるうえ、よりクリアな音を聴くことができます。
ホームシアターシステムは、複数のスピーカーを設置している製品やスピーカーとアンプを搭載した製品までラインナップが多彩です。
しかし、様々な製品の中から、自分のニーズに合っているホームシアターシステムを選ぶ必要があります。
この記事を読むことで、自分に合ったホームシアターシステム購入の検討が出来ます。
目次
ホームシアターシステムとはなにか?
ホームシアターシステムとは、テレビなどのサウンドに臨場感や迫力を付加するオーディオ機器です。
現代では、サウンドバータイプのコンパクトなサイズのホームシアターシステムもあるため、スペースに困ることが少なくなっています。
スピーカーシステムの構成の表し方は、「5.1ch」などです。
最初の数字がスピーカーの数、次の数字だとサブウーファーの数を示しています。
ホームシアターシステムの種類
ホームシアターシステムの種類は、「5.1/7.1chホームシアターシステム」「2.1/3.1chフロントサラウンドホームシアターシステム」が主流です。
上記の2つの種類の特徴は以下の通りです。
5.1/7.1chホームシアターシステム
5.1chは、高音や低音域を出力できるスピーカーを5本、重低音をしっかり響かせるサブウーファーを1本搭載した構造です。
7.1chは、2本のスピーカーを増設したタイプです。
サラウンド規格である「Dolby Atmos」に対応した製品の場合、7.1.2ch(数字の2はスピーカーの天井に設置したスピーカーの数)と示されていることもあります。
5.1/7.1chホームシアターシステムは、高出力のアンプも搭載されているため、本格的なサウンドを楽しみたい方に最適です。
2.1/3.1chフロントサラウンドホームシアターシステム
左右に1本ずつスピーカーがあり、サブウーファーを設置したタイプが2.1chです。
3.1chは、2.1chに加えてセンタースピーカーが追加されています。
センタースピーカーがあると、声が聞き取りやすくなる効果があります。
設置で場所をとらないことや、サラウンド技術が優秀なことが2.1/3.1chの特徴です。
コスパがよく、すぐにサウンド環境を整えられるため、初心者にもおすすめです。
ホームシアターシステムの選び方
サブウーファーの有無で選ぶ
低音域専用のスピーカーであるサブウーファーは、小型のスピーカーであっても重低音をしっかり響かせることが可能です。
基本的に、ホームシアターシステムにはサブウーファーが搭載されています。
サブウーファーがあると、ロックの重低音やアクション映画をより楽しむことが出来ます。
対応サラウンドフォーマットで選ぶ
対応サラウンドフォーマットを確認しないと、コンテンツのフォーマットとホームシアターシステムが一致しておらず、求めていた体験が出来ない事になりかねません。
サラウンドフォーマットの主流は、アメリカのDolby社とDTS社の規格です。
5.1chのフォーマットには、サラウンドが楽しめる「Dolby Digital」「DTS Digital Surround」や、7.1chには高音質な「Dolby Digital PLUS」「DTS-HD High Resolution Audio」などの種類があります。
他にも、ブルーレイで採用されている規格である「Dolby TrueHD」「DTS-HD Master Audio」などのより高音質なフォーマットや、立体的な音が楽しめる「Dolby Atmos」や「DTS:X」も存在しています。
入出力端子で選ぶ
主な端子のタイプは「HDMI」です。
多くの映像機器に採用されており、使い方も1本のケーブルを利用するだけと比較的簡単な事が魅力です。
HDMI 4K/60pと表記されている場合、4K放送にも対応しています。
入出力端子は、使い勝手の面で影響があるためチェックが必要です。
出力で選ぶ
音の迫力、音量に影響があるのが出力です。
ワット数で表記され、定格出力と最大ワット数がそれぞれ記載されています。
2.1chシステムの場合は定格出力100W、5.1ch以上は最大出力が400W超えているなど、大音量が出せるモデルも取り揃えられています。
設置スペースに合ったch数で選ぶ
ワンルームにはバータイプ・2.1chがおすすめ
バーサラウンドは、薄く長いバータイプであるため、導入が容易である事が特徴です。
部屋にスペースを取らないため、オプションスピーカーを追加したい方にもおすすめです。
テレビの前面のスペースを有効活用して配置できるのが魅力でしょう。
接続ケーブルも少なく、短い時間での設置ができます。
バーサラウンドと同じく部屋にスペースを取らないため、あとでスピーカーを追加したい方にもおすすめです。
しかし、手軽に環境を整えるのには適しているものの、最新の音声方式であるDolby Digital PLUSなどに対応していないこともあるため、接続したい機器に対応しているかの確認も必要です。
ほぼ全方向からの音響を体感することができます。
視聴場所を囲む形で配置する必要があるため、購入する際はある程度余裕のあるスペースを確保しておいた方がよいでしょう。
おすすめのホームシアターシステム
イーサプライ EZ4-SP088はコンパクト
イーサプライ EZ4-SP088は、横幅41cmのコンパクトサイズにより、テレビやデスクトップパソコンなどにも設置しやすいサウンドバースピーカーです。
24インチ程度のパソコンモニターから、40インチほどの薄型テレビにも簡単に接続できます。
コンパクトデザインですが、最大50Wの高出力が可能なのも魅力でしょう。
LG SL7Yは立体的なサウンドが出せる
LG SL7Yは、LG製品のTVリモコンと連携できるChromecast、Googleアシスタント対応のサラウンドスピーカーシステムです。
高音質なハイレゾ対応もしており、リアルで臨場感のある立体的なサウンドが出せる「DTS Virtual:X」も魅力でしょう。
Denon DHT-S216は便利機能も魅力
Denon DHT-S216は、3Dサラウンド技術である「DTS Virtual:X」対応のモデルです。
このスピーカー単体で、後方や頭上など各方向からの音に包み込まれるオーディオ体験を可能にしてくれます。
対応するテレビには、HDMIケーブル1本で、接続されたテレビの音声やブルーレイプレーヤーなどの音声をDHT-S216から再生することができます。
ヤマハ NS-F210は音質を重視した設計
ヤマハ NS-F210は、音質を重視した設計が魅力のモデルです。
独自の音場創生技術である「シネマDSP」により、臨場感を追求しています。
Wi-Fi経由でハイレゾ音楽再生や、専用のアプリを使ったワイヤレス操作を実現してくれるネットワーク機能も魅力です。
省スペース性に優れた、設置場所を選ばないコンパクトなキャビネットも付いています。
ヤマハ YAS-108は増設しやすい
ヤマハ YAS-108は、本体にある出力端子によって増設も可能なホームシアターシステムです。
より迫力がある重低音を鳴らすことができます。
コンパクトなサイズでありながら、合計120Wと高い出力を誇っているのも魅力でしょう。
ホームシアターシステムのまとめ
- ホームシアターシステムとは、テレビなどの音質をより向上させるオーディオ機器です。
- 種類は、主に「5.1/7.1chホームシアターシステム」と「2.1/3.1chフロントサラウンドホームシアターシステム」があります。
- 購入前に、「サブウーファーの有無」「対応サラウンドフォーマット」「入出力端子」「出力」を要チェックです。
- サブウーファーは、重低音を響かせるために重要な機器です。