こちらの記事は2022年6月10日に加筆修正いたしました。
エアコンは設置していても、電気代が気になって使えないという場合や、エアコンの風が苦手という場合に、夏を快適に過ごすための製品購入の検討が出来ます。
目次
エアコンの風に向いてない人もいる
エアコンは、冷たい風を部屋全体に送風することで、室温を快適に調整することができます。
しかし、エアコンの冷たい風が体に直に当たると身体が冷えすぎてしまい、体のだるさを感じたり、体の体温調整に不備が現れて、不快感をおぼえるという方は少なくありません。
エアコンの風が原因で、部屋のチリやホコリなどが舞ってしまい、アレルギーを引き起こすこともあります。
エアコン以外の方法で部屋を涼しくする方法12選

ここでは、エアコン以外の方法で部屋、カラダを涼しくする方法12選などを解説します。
エアコン以外で涼しくする方法12選 | ポイント | メリット・デメリット |
---|---|---|
エアコン以外の方法①冷風扇 | 冷風扇とは、家庭用の簡易的な冷房装置です。 湿ったフィルターが組み込まれており、水が蒸発する際に発生する気化熱を奪ってフィルターの温度を下げ、搭載されている吸気用のファンから吸い込んだ外気を通すことで、冷たい風を送風することができます。コンプレッサーを利用しての冷房機能でないため、消費電力が少なく、音が小さいことが特徴的です。 基本的には小型で軽量なタイプであるため、安価の商品も多い事が特徴です。 構造的に湿ったフィルターを使って送風するため、空気清浄の効果も期待できます。構造的に水を気化させる必要があるため、必然的に部屋の湿度が高くなり、かえって蒸し暑さを感じさせることもあります。 定期的に水を交換したり、湿ったフィルターを使うため、お手入れをまめに行わないとフィルターにカビが発生し、不衛生になることもあります。 | メリット ・消費電力が少なく音も小さい。 ・小型で軽量タイプのものが多い。 ・過度な冷房でないため体温調整が整いやすい。 デメリット ・水を気化するため湿度が高くなる。 ・冷却能力が小さいため部屋全体は涼しくならない。 ・お手入れをまめにする必要がある。 |
エアコン以外の方法②冷風機 | 冷風機とは、一般的なクーラーと同様に、吸い込んだ空気を本体内部で冷却して送風を行う冷却装置です。 スポットクーラーやスポットエアコンなどとも呼ばれる機器で、倉庫や工場、厨房などの、作業員や料理人の周辺のみを冷房する機器として、業務用として使われることが一般的です。基本的に一人用のエアコンであるため、一人暮らしの方におすすめです。 キャスター付のものが多いため、お風呂上りや料理中など、用途に応じて使い分けることができます。 庭やガレージなどを趣味で使ったり掃除する場合にも、ポイントごとに冷やしてくれるためおすすめです。 仕組みが一般的なエアコンと同じで、コンプレッサーが本体に内蔵されているため、消費電力と音が大きいことにデメリットがあります。 コンプレッサーが内蔵されているため重量も大きくなりますが、キャスター付のものが多いため、設置は比較的に楽に行うことが出来ます。 冷風機を購入の際は、キャスターの有無を必ず確認するとよいでしょう。 | メリット ・一人暮らしにおすすめ。 ・庭やガレージなどの作業に最適。 ・一般的なエアコンに比べ価格が安い。デメリット ・消費電力が大きい。 ・音が大きい。 ・重量が大きい。 |
エアコン以外の方法③扇風機 | 扇風機は、ミストタイプ・手持ち型、首かけ型、小型・大型・工業用など、バリエーションが豊富です。 一般的には、モーターに羽を付けた「電気扇風機」が多く利用され、現代では多くの追加機能が搭載されています。 一番の利点は、エアコンに比べて消費電力が極端に少ないことで、窓を開けた状態でも使えるため空気の入れ替えにも便利です。 基本的に空気をそのままの温度で送風するため、冷房による体調不良の心配もありません。 エアコンや他の冷房機器に比べて風が冷たくないことが一番のデメリットでしょう。 扇風機には豊富なラインナップがありますが、中には音が大きいものもあるため、購入の際は扇風機の静音性の高さもチェックが必要です。 | メリット ・消費電力が少なく本体も安い。 ・軽量・小型タイプが多いので持ち運び、設置が楽。 ・空気の入れ替えにも便利。 デメリット ・風が冷たくない。 ・音が大きい。 |
エアコン以外の方法④窓用エアコン | 室外機と室内機が一体化したエアコンで、室外機・室内機の両方の機能を両立させるために窓に設置する必要があります。 室外機と室内機が一体化されているため、一般的なエアコンに比べ価格帯が安いこと、設置工事が不要なことがメリットです。 取り外しも楽に行うことができるため、使わないシーズンでは押し入れや物置に保管しておくこともできます。 コンプレッサーが搭載されているため、消費電力が大きく電気料金が高くなる傾向があります。 室外機と室内機が一体化されていているため、起動時の音が大きいこともデメリットです。 基本的に窓を半開きで設置するため、補助鍵などを別途に購入するなどしなければ、セキュリティーにも不安が残る点に注意が必要です。 | メリット ・価格帯が安い。 ・工事が不要。 デメリット ・消費電力が大きい。 ・音が大きい。 ・セキュリティーに不安がある。 |
エアコン以外の方法⑤サーキュレーター | エアコン以外の冷房機器は、部屋全体を冷やすのには向いていませんが、部屋の空気を循環させるサーキュレーターとして併用することができます。 一般的なエアコンと、冷房機器をサーキュレーターとして併用すれば、電気代の節約が可能です。 冷房機器をサーキュレーターとして使用すれば、エアコンの設定温度を必要以上に上げたり下げたりする必要がないため、エアコンを使用しても電気代を節約できます。 | |
エアコン以外の方法⑥シーリングファン | 風が循環するのでサーキュレーター同様、冷風扇などと併用すれば涼しい風をめぐらすことができます。 | |
エアコン以外の方法⑦打ち水 | ベランダや玄関先の熱気がたまりやすい場所に打ち水をするだけでも温度がさがります。 | |
エアコン以外の方法⑧保冷剤 | 部屋を涼しくするというより、カラダを冷やす方法。 首筋、足の裏など、ほてる場所にタオル等でくるんだ保冷剤をあてて熱をとります。 | |
エアコン以外の方法⑨窓にすだれやよしず | 昔ながらの涼をとる方法。直射日光を避けて風だけを通す優れものです。 | |
エアコン以外の方法⑩扇風機に濡れタオル | 扇風機の前に濡れタオルかけることで、液体が蒸発する気化熱によって、周囲の熱を吸い気温を下げてくれます。 普通に使う場合と比べて、扇風機の風を涼しくすることができます。 | |
エアコン以外の方法⑪扇風機の前に氷 | 気化熱を利用した方法には、扇風機の前に氷を置くというやり方があります。 扇風機の前に置いた氷は、濡れタオルと同じく周囲の温度を下げる効果が期待できます。 保冷材や容器に入れた氷以外にも、水を入れて凍らせた大容量のペットボトルもおすすめです。 | |
エアコン以外の方法⑫ミントオイル(ハッカ油) | 実際に温度を下げなくても、涼しく感じられる工夫もおすすめです。 ミントオイル(ハッカ油)を利用して、匂いの力で清涼感を強めることが出来ます。 濡れタオルに染み込ませたり、扇風機の前に置くことで、ミントの臭いが充満し、部屋を爽やかな気分にすることができます。 |
おすすめの冷風扇
【2022年最新バージョン】 冷風機 扇風機 卓上 冷風扇
「送風(扇風機)」自然風モードで優しい自然風を再現し、気楽にご利用できます。
「風+水(加湿器)」送風と同時に、繊細なミストも噴出されます。
十分な風量を確保しながら加湿効果があり、エアコンの涼しく快適な環境と加湿器の保湿効果を実現します。
「風+水+氷(冷風機)」冷却機能を始める、めちゃくちゃ快適で涼しい
「空気清浄機」超音波冷風扇で空気中の有害物質に強烈な分解作用をします、ストレス軽減効果やリラックス効果があると言われているマイナスオンが放出されています。
アイリスオーヤマ 冷風扇 扇風機 CTF01D
風量調整4段階
キャスター・取っ手付きでらくらく移動。リビングやキッチンでも活躍。付属の「冷却パック」を凍らせてタンクに入れれば、もっとひんやりとした冷風に。
おすすめの冷風機
【2022新モデル】冷風機
送風・冷却・加湿・空気浄化の4in1の多機能冷風機
キャスター付きのため、女性に対しても移しやすいで、家にどこでも気軽に使用。弱・中・強の3段階風量を切り替え、必要に応じて風量階段を切替可能。本冷風機はノーモル、リズムとスリープ3つの運転モードが可能。
トヨトミ スポット冷風機 TAD-2220
トヨトミ スポット冷風機 TAD-2220は、冷風、ドライ、送風と3種類のモードから選択することができ、風量は弱、中、強、自動の4種類から選べるため、使用する場所の環境に合わせて調節しやすいでしょう。
ダクトホースを接続するだけで設置できるため、工事をすることなく効率的に部屋を涼しくすることができます。
また、タイマーを30分~24時間の間で、30分ごとに設定でき、就寝時に便利なおやすみモードも搭載しています。
エアコンのない場所や、空調が届きにくい場所でも快適に涼しさを得ることが可能です。
おすすめの扇風機
Beautitec Magic Fan F450
Beautitec Magic Fan F450は、ムラなく送風を行えるブラシレスDCモーターを採用しており、本物の風に近い風を生み出してくれます。
風の抵抗を軽減してくれる7枚羽根設計となっており、おやすみモードを使用した際には約25dBと非常に高い静音性を実現し、約15m先まで風を届けることが可能です。
また、上下左右に角度調整ができるのはもちろんのこと、360°の首振りを実現しているため、部屋全体に風を送ることができます。
転倒を防止してくれる台座や、ほこりが付着しにくい素材を羽根に使用しているなど、安全面やお手入れの面でも安心して使用できるでしょう。
おすすめの窓用エアコン
コロナ CW-1619(WS)
コロナ CW-1619(WS)は、工事不要で簡単に取り付けることのできる窓用エアコンです。
細菌の繁殖を抑える独自の機能を備えているのも魅力でしょう。
運転停止後や、冷房シーズンが終了した際に、エアコン内部を送風で乾燥させる「内部乾燥モード」も搭載しています。
トヨトミ TIW-A160J(W)
トヨトミ TIW-A160J(W)は、停止音低減など、運転停止時の気になる音を制限した設計が施された窓用のエアコンで、センター吹き出しによって部屋を隅々まで冷房してくれます。
銀イオンフィルターの脱臭・抗菌効果でフィルターを清潔に保ち、クーラー独特の臭いを防いでくれるため、快適にお部屋で過ごすことができるでしょう。
静音設計のサーキュレーターはある?おすすめが知りたい
サーキュレーターとは?特徴と選び方 部屋の広さ別のおすすめ
サーキュレーターとはなにか?選び方のポイントと静音なモデルを解説
扇風機とサーキュレーターの違いとおすすめの品を解説
まとめ
エアコン以外で部屋を涼しくする方法12選
- 冷風扇
- 冷風機
- 扇風機
- 窓用エアコン
- サーキュレーター
- シーリングファンで空気を循環させる
- 打ち水をする
- 保冷剤などで冷やす
- 窓にすだれやよしずを使う
- 扇風機+濡れタオル
- 扇風機+氷
- 扇風機+ミントオイル
- エアコンの冷たい風が体に直に当たって体が冷えてしまったり、エアコンの風でホコリやチリが舞ってアレルギーが発生したりなど、エアコンの風が苦手な方も少なくありません。
- エアコン以外の冷房機器には、冷風扇・冷風機・扇風機・窓用エアコンなど、種類が豊富で、それぞれ特徴やメリット・デメリットが異なります。
- エアコン以外の冷房機器は、サーキュレーターとして使うこともでき、エアコンとの併用で電気料金を節約したり、部屋の空気の循環などにも便利です。