こちらの記事は2019年5月13日の記事を2020年3月17日に加筆修正いたしました。
加筆修正箇所
・洗濯機を綺麗に保つコツの項目を追記いたしました。
・掃除のしやすいおすすめの洗濯機を2020年3月17日の情報に更新いたしました。
この記事では、縦型洗濯機、ドラム式洗濯機の掃除方法のほか、おすすめの洗濯機を解説します。
洗剤や柔軟剤を使用していても、洗濯機の掃除を行わないと、洗濯物の臭いや汚れが落ちなくなってしまうでしょう。
この記事では、洗濯機の掃除方法を知り、掃除のしやすい洗濯機選びの検討が出来ます。
洗濯機は汚れが溜まりやすい
洗濯槽の裏側は汚れがたまりやすく、水分が残って湿気が溜まりやすいため、黒カビの生育条件が揃っています。
せっかく洗濯機で洗濯をしても、衣服にカビのような臭いがしたり、黒い汚れがついていたりする場合があるでしょう。
上記の様な問題は、多くの場合、洗濯槽の裏側に溜まった黒カビが原因です。
黒カビの発生を防ぐには、掃除の際に洗濯槽に溜まった洗剤や水分や、服についた食べ残しなど、黒カビの生まれやすい環境や餌になるものを取り除く必要があります。
掃除以外にも、洗濯機のフタを開けておくことで湿気を防ぎ、黒カビの繁殖を防止することが出来ます。
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縦型洗濯機の掃除方法
細かい箇所を歯ブラシなどで掃除する
縦型洗濯機は、洗剤ケースを取り外してぬるま湯ですすいだ後、歯ブラシでこするように、こびりついた汚れを落としていくことで綺麗に出来ます。
ゴミ取りネットや洗剤の投入口(洗剤ケース)は、汚れが溜まりやすいため注意が必要です。
洗剤ケースを取り外した本体側も、歯ブラシやぬるま湯で濡らしたタオルなどで掃除しておき、洗剤ケースを本体に戻す前に水分はふき取っておくとよいでしょう。
洗濯漕は塩素系漂白剤を使用するとよい
縦型洗濯機の洗濯漕の汚れは、お湯を貯めた洗濯槽に塩素系漂白剤を入れ、洗たく・すすぎを行い脱水をすれば掃除できます。
洗濯槽洗浄コースがある洗濯機の場合は、その機能を使うのがおすすめです。
塩素系漂白剤は、汚れやカビを分解してくれますが、強い汚れがある場合は、先に酸素系漂白剤で同じ手順の掃除を行うとスムーズに汚れを落とすことが出来ます。
塩素系漂白剤と酸素系漂白剤の違いは以下の通りです。
汚れを落とせるうえ、殺菌力が非常に強く、カビを分解する効果が高い。
こびりついたしつこい汚れや、カビ浮かせて除去する効果がある。
浮いてきたカビは網などで取る
浮いてきたカビは、網などで綺麗に取り除きくのもポイントです。
網は、100円ショップやホームセンターにあるものでも問題ありません。
ドラム式洗濯機の掃除方法
ドラム式洗濯機は月に1回掃除するとよい
ドラム式洗濯機は、洗濯槽の中や乾燥フィルターも、月に1回は掃除するように心がける必要があります。
ドラム式洗濯機は、縦型洗濯機よりも乾燥力と節水性能が高いのが特徴です。
ドラム式洗濯機は付加機能が豊富なものが少なくないため、メンテナンスもしっかりする必要があります。
汚れが目に付いたら取り除く習慣をつけるとよいでしょう。
ドラム式洗濯機には塩素系の洗濯槽クリーナーを使用する
ドラム式洗濯機の掃除には、縦型洗濯機と同じく、塩素系漂白剤の使用がおすすめです。
塩素系漂白剤の特徴は、前述の通り、汚れとカビを分解する殺菌効果が高く、1~2ヵ月毎の掃除をおこなうだけでドラム式洗濯機を清潔な状態に保ってくれます。
洗濯機を綺麗に保つコツ
洗濯機掃除の頻度は月一を目安にする
洗濯槽の掃除は、一カ月ごとに行うのがベストです。
前述の洗濯方法以外にも、乾燥フィルターやダストボックスなどの掃除をこまめに行う事も大切でしょう。
特に乾燥フィルターは、掃除を怠っていると乾燥機能の性能が落ちて行ってしまうため注意が必要です。
洗濯機の蓋はなるべく開けておく
洗濯後に蓋を閉めると、内部に湿気がこもり雑菌が繁殖しやすい環境になってしまいます。
洗濯の後は、内部の湿気が取れるまで蓋を開けておくとよいでしょう。
乾燥機能が付いていれば、洗濯槽全体から湿気を除去し、手軽にカビ対策を行えます。
汚れた衣類は洗濯カゴに入れておく
脱いだ服は洗濯カゴに入れる習慣も大切です。
服についていた汗や皮脂は、洗濯槽の湿度を上げてしまうため、汚れた衣類は洗濯を行う直前まで洗濯カゴに入れておく必要があります。
洗剤・柔軟剤は適量で使う
洗剤や柔軟剤の量は、パッケージや洗濯機に書かれている適量である事が大切です。
余分な洗剤や柔軟剤が洗濯槽に蓄積してしまうと、雑菌の原因になるためです。
参考
Panasonic 【ドラム式洗濯機】 槽洗浄の使い方と内容
漕洗浄コースはかかる時間を見ておく
漕洗浄コースが付いている洗濯機を購入する場合は、漕洗浄コースに時間がどれくらいかかるのかを調べておくのが大切です。
一般的な漕洗浄コースには、時間がかかるコースと時間がかからないコースの二つがあります。
早い場合は3時間程度で終わるコースがありますが、長いものでは11時間前後かかるコースも存在します。
1~2ヵ月毎の掃除であれば、早く終わるコースを選べば問題ありません。
しかし、漕洗浄コースでかかる時間はモデルによって変わるため、購入の際にはどのくらいで完了するかの確認をしておくとよいでしょう。
掃除のしやすいおすすめの洗濯機
アイリスオーヤマ IAW-T703Eは素材に合わせた洗濯が可能
アイリスオーヤマ IAW-T703Eは、大容量かつ素材に合わせた洗濯を行える全自動洗濯機です。
洗濯槽は、汚れに強いステンレス製を採用しており、黒カビが発生しにくいだけでなく、槽洗浄・槽乾燥コースがあるため、洗濯槽の清潔を保ちやすいのが魅力です。
7kgもの大容量かつ豊富なコースが用意されており、普段着の洗濯はもちろん、特殊な素材を使ったおしゃれ着の洗濯も手軽に行うことが出来ます。
アイリスオーヤマ IAW-T502ENは部屋干し機能が魅力
アイリスオーヤマ IAW-T502ENは、1~2人分の洗濯量に最適な部屋干し機能が付いた全自動洗濯機です。
部屋干しモードを選べば、脱水後の衣類の水分を飛ばすことができ、干す時間を短縮する事が可能です。
乾きにくい季節や、部屋干しのニオイが気になる場合にも便利に使うことが出来ます。
シャープ ES-W112-SLは超音波振動による泡が特徴
シャープ ES-W112-SLは、超音波振動により生まれた小さな泡が、汚れを弾き飛ばしてくれる独自の機能が魅力の洗濯機です。
ドラム式洗濯乾燥機の多くは、 洗濯をするたびに乾燥フィルターを掃除する必要があります。
シャープ ES-W112-SLは、乾燥を行うたびに、自動でフィルターを掃除してくれるため、週に一度ボックスにゴミを捨てるだけでお手入れする事が合出来ます。
シャープ独自の「プラズマクラスター」により、カビ菌の繁殖を抑えて清潔さを保てるのも便利でしょう。
シャープ ES-H10C-WLはプラズマクラスター搭載で綺麗さを保つ
シャープ ES-H10C-WLは、菌の繁殖を抑え、清潔さを保つのに便利な「プラズマクラスター」搭載の洗濯機です。
乾燥ダクトに付着した洗剤成分などは、洗濯の際の給水を利用して、自動で洗い流してくれます。
洗濯槽をきれいに保ってくれるほかに、温度・水位・重量・振動の4つのセンサーにより自動で最適な運転を行うため、省エネ効果が期待できます。
洗濯機の掃除についてのまとめ
- 洗濯機は汚れが溜まりやすく、1~2ヵ月毎にしっかりと掃除をする必要があります。
- 洗濯機の汚れの原因の主なものは洗濯槽の裏側に溜まった黒カビによるもので、適切な掃除を行って黒カビの繁殖を抑えるようにするとよいでしょう。
- 洗濯槽クリーナーにはカビに強い塩素系漂白剤と汚れに強い酸素系漂白剤があり、ドラム式洗濯機の洗濯槽を掃除する場合は塩素系の洗濯槽クリーナーだけで行うとよいです。
- 縦型洗濯機、ドラム式洗濯機どちらのタイプでも漕洗浄コースがある場合、漕洗浄コースを使用して洗濯槽を掃除するのがおすすめです。