この記事はこのトラックボールマウスのメリット、デメリットや、おすすめの機種を解説します。
オフィスを見回していると、たまにマウスボタンの近くにボールがついている特徴的なマウスが目に入ることがあるでしょう。
この記事を読むことで、トラックボールマウスとはなにかや、自分に合っているかどうかを踏まえて、購入の検討もすることが出来ます。
目次
トラックボールマウスのメリット
トラックボールマウスの魅力は実際に使ってみると、普通のマウスにはない操作感、利便性が特徴です。
メリット | ポイント | 理由 |
---|---|---|
トラックボールマウスの魅力① | スペースを使わない | トラックボールマウスはマウス本体を動かすわけではないので、マウスを置くスペースさえあれば、どこでも使用することができます。 普通のマウスはマウス本体を動かしてマウスポインタを操作するため、ある程度のスペースがないと操作性が落ちてしまい、疲れてしまいます。 |
トラックボールマウスの魅力② | 利便性が高い | トラックボールマウスはマウス上面についているボールでマウスポインタを操作するため、平面に置く必要がありません。 ソファでくつろいでいる時に、膝の上においたり、ソファの上に置いてマウスポインタを動かすことができるため、プライベートで映画やネットサーフィンをするのにも便利です。 |
トラックボールマウスの魅力③ | 腕が動かない分疲れにくい | 普通のマウスは手で本体を動かします。この動作は繊細な作業であるため、手首周りに負担をかけ、知らないうちに腱鞘炎になっている方も少なくありません。 親指の付け根、手首にしびれや痛みを感じている方はこのトラックボールマウスがお勧めです。 動かすのはボールを転がす指とクリックを押す指のみであるため、手首の負担が大幅に軽減されます。 |
トラックボールマウスの魅力④ | 画像の細かい編集やゲームでも使える | 機種にもよりますが、トラックボールマウスは様々な機能が備わっています。 主な設定機能は、キーの割り当て、ポインタの加速度、ポインタの感度やゲームモードなどです。 これらの設定を行えば、クリックする際にマウスポインタがずれるというような煩わしいこともなくなります。 設定の調整と操作の慣れによっては、細かい作業をすることもできます。 |
トラックボールマウスのデメリット
デメリット | ポイント | 理由 |
---|---|---|
トラックボールマウスのデメリット① | 操作に慣れが必要 | 今までマウス本体を動かしていたところから、指先のボールでの操作になると、どうしても最初は難しく、操作しづらく感じます。 これは慣れの問題で、人にもよりますが1週間~2週間程度使用していれば段々と操作感がつかめてきます。 |
トラックボールマウスのデメリット② | ボールの可動の域の掃除が必要 | トラックボールマウスは使用しているうちに、どうしてもボールの収納部に汚れが溜まってしまいます。 これを放置していると、動きが悪くなってしまうので、定期的に清掃する必要があります。 |
トラックボールの選び方とおすすめ品
ここで、トラックボールマウスをタイプ、用途別に分けて、それぞれの特徴とお勧め品を解説します。
トラックボールの選び方①:ボールの位置で選ぶ
トラックボールマウスは、機種によってボールの位置が異なり、親指タイプ、人差し指タイプ、センタータイプの分かれます。
親指タイプ
操作感としては普通のマウスに近いタイプなので初心者の方にもお勧めのタイプです。
しかし、カーソル操作は親指のみで行うので、親指に負担がかかることは留意しておくとよいでしょう。
親指タイプでお勧めのトラックボールマウスはエレコム M-MT1DRSBKです。
持ち運びやすいコンパクトなモバイル仕様トラックボールで、普通のマウスとボタン配置が近いため、操作感の癖が少ない親指操作タイプの品です。
クリック時のカチカチ音がない静音スイッチを採用しており、音が気になる場所でも使うことが出来ます。
手のひらをかぶせる際の自然な心地を実現するため、スクロールホイールが本体の傾斜角度に合わせて16度に傾いています。
「進む」と「戻る」ボタンが搭載されているため、ウェブの閲覧も便利に行うことが出来ます。
人差し指タイプ
ボールを人差し指や中指で操作できるため、可動範囲が広く、移動距離が長くとれるのが特徴です。
マウスのクリックを親指で行うタイプが多いため、最初は違和感を感じるかもしれませんが、慣れれば長時間使用でも疲れにくく、快適に作業をすることができます。
このタイプでお勧めなのはエレコム M-MT2DRSBKです。
コンパクト設計の持ち運びやすいモバイル仕様トラックボールで、指の可動範囲が広く、快適にカーソルを操作できるのが魅力です。
静音スイッチを採用しており、音が気になる場所でも使うことが出来ます。
裏面の穴から手軽にボールを取り外しできるため、内部のメンテナンスがしやすいのも魅力です。
センタータイプ
指の腹や手のひらの部分でボールを動かすタイプになります。
手の大きい部分で動かすことができるので、可動域が広く、素早くポインタを動かしたい方にお勧めです。
左右対称の物が多いため、どちらの利き手でも操作できるのがポイントです。
このタイプでお勧めなのはKensington K72359JPです。
この機種は脱着が可能なリストレストが付属します。人間工学に基づき設計されているので、長時間使用していても疲れにくい造りになっています。
ボールの周囲にはスクロールリングと4つのボタンが置かれ、専用のアプリケーションで、キーの割り当てが可能になっています。
トラックボールの選び方②:接続方式で選ぶ
トラックボールマウスにもワイヤレスタイプと有線タイプがあります。
ここではワイヤレスタイプと有線タイプのそれぞれの特徴とお勧めの機種をご紹介します。
どこでも使いたい人はワイヤレスがおすすめ
トラックボールマウスの利点を最大限活かしたいのであれば、ワイヤレスタイプがお勧めです。
トラックボールマウスは場所を取らない他、場所を選ばないのが特徴です。
ワイヤレスであればソファーでくつろぎながら膝上で操作するのにも快適です。ワイヤレスタイプのお勧めは下の3機種です。
ロジクール SW-M570
ロジクール SW-M570は、手を支えて、腕に負担がかからない緩やかな曲線を描く安定した形で、快適に作業することが出来ます。
パソコンに挿したままにすることで、必要に応じた対応するデバイスが追加可能な超小型ワイヤレスレシーバーです。
トラックボールは通常のマウスとは違い、本体を動かす必要がなく、カーソルの操作時に手首や腕に負担がかかりません。
緩やかなカーブを描くフォルムが手を支えており、一日中快適な操作をすることが出来ます。
Logicool MXTB1s
Logicool MXTB1sの特徴はボタン操作によって2台のPC間をシームレスに切り替えられるFLOW機能を備えていることです。
また、マウス本体の傾きを0度と20度に切り替えることができ、手の負担を軽減するギミックが盛り込まれています。
感度調整は他の機種と同様にアプリケーションで設定できる他、ボタン1つで一時的に感度を下げる機能も備わってきます。
初めてトラックボールをお使いになる方はもちろん、今まで同社製のM570tを使用していた方にもお勧めできるモデルです。
Nakabayashi Digio2 Q MUS-TRLF132
一般的にトラックボールマウスは通常のマウスに比べて大型のものが多いですが、このマウスは幅88×奥行き95×高さ47mmと小型で、初心者の方にも扱いやすいサイズとなっています。
持ち運びにも場所をとりません。また、このマウスは静音設計のため、クリック音が気になりません。
プライベートだけでなく、ビジネスシーンの大切な時も使いたい方にお勧めの機種です。
コンマ1秒の反応を求める人は有線タイプがおすすめ
ゲーム等の用途でマウスの応答性を優先したい方は有線タイプがお勧めです。
応答性については、ワイヤレスタイプも近年改善されてきてはいますが、まだまだ有線タイプに軍配があがります。
電池切れの心配をしなくていいのも有線タイプの特徴です。
また、一風変わったモデルには有線タイプが多いため、製品を選ぶ幅も広がります。有線タイプのお勧めは下の3機種です。
サンワダイレクト ごろ寝マウス 400-MA083
サンワダイレクト ごろ寝マウス 400-MA083は、名前の通りごろ寝をしていても使えるマウスです。
有線接続ではありますが、ボタンの数も6個と充実しており、ソファや布団で寝っ転がって動画を楽しみたい方に最適です。
プライベートだけでなく、ビジネスシーンでもプレゼンなどで発表しながらPC操作ができるので強い味方になってくれるでしょう。
参考動画 【初心者向け】トラックボールマウスの選び方を分かりやすく解説!
トラックボールマウスについてのまとめ
- トラックボールマウスはマウス本体を動かさないため、場所をとりません。平面に置く必要がないため、ソファや膝の上など、色々なところにおいて使うことができます。
- トラックボールマウスは普通のマウスと違い、手首にかかる負担が少ないため、腱鞘炎に困っている方に特にお勧めです。
- 色々な設定ができ、拡張性も高いのも魅力でしょう。クリックする時にポインタがずれにくいのも便利です。
- トラックボールの収納部は汚れが溜まりやすいため、定期的な清掃が必要です。
- トラックボールマウスには、親指タイプ、人差し指タイプ、センタータイプがあります。
- トラックボールマウスにはワイヤレスタイプと有線タイプがあり、利便性を考える場合は、ワイヤレスタイプ、応答性をとるのであれば有線タイプを選ぶのがよいです。