こちらの記事は2022年3月31日に加筆修正いたしました。
この記事では、空気清浄機のメリットと、種類ごとの特徴と選び方、おすすめ品を解説します。
空気清浄機にはたくさんの機種がありますが、空気清浄機の仕組みや、特徴を知っていると自分に合ったものを選ぶのが簡単になります。
この記事を読むことで、満足のいく空間を手に入れるために役立つ空気清浄機購入の検討が出来ます。
目次
空気清浄機を使うメリット
空気清浄機を導入することの大きなメリットは以下の通りです。
・花粉などのアレルギーや喘息の症状をやわらげる効果が期待できる
・風邪の予防の効果に期待できる
・気持ちのよい空気の中で24時間いられる
空気清浄機には、花粉やハウスダストなどの、とても小さな物質を除去する機能があります。
他にも、機種によっては加湿ができる機種、イオンを発生させてウイルスを抑制させる機種、活性炭で脱臭ができる機種など、さまざまな種類があります。
プライベートな時間を過ごす自宅や、来客のある場所で使うと、気持ちよく過ごせる環境を作れるのが空気清浄機の特徴です。
空気清浄機の主な機能と仕組み
空気清浄機の主な機能は、冬の乾燥した時期にお部屋をうるおしながら空気をキレイにする加湿機能や、夏場のジメジメして、暑苦しい空気を除湿して快適にする機能、汚れと一緒に臭いも脱臭できる機能です。
空気清浄機の仕組みは、主に2つのタイプに分かれています。
1つ目は、ろ過装置のように何層かのあみ目の異なるフィルターに汚れた空気を通して、キレイになった空気を部屋に戻す仕組みの空気清浄機です。
2つ目は静電気を発生させて、ブラウン管テレビを切った後にホコリが集まるように、静電気の性質を利用して空気中の汚れを集める仕組みの空気清浄機です。
空気清浄機の種類とおすすめな人
ファン式空気清浄機は強力な集じん力が特徴
ファン式空気清浄機の大きな特徴は、強力な集じん力を持った機種であることです。
強力なファン(プロペラ)を回転させて空気を吸い込み、ろ過装置のように大きなホコリを取るフィルター、小さなホコリを取るフィルター、臭い物質を取るフィルターなど、それぞれのフィルターにホコリや臭い物質を吸着させることができます。
フィルターにホコリがたまるため、目に見えて効果があることを確認したい人や、強力な空気清浄をしたい人におすすめです。
電気式空気清浄機は静穏性が高い
電気式空気清浄機の大きな特徴は、捕集板と呼ばれる金属の板に静電気を起こしてホコリや菌をくっつけて集める方式で、強力なファンがなく、運転時の音も静かな機種であることです。
また、フィルターが詰まりにくくメンテナンスも簡単で、ホコリや菌などを取りたいけど、音が気になるといった方におすすめです。
イオン発生器はリラックス効果が特徴
イオン発生器は、イオンを発生させて、空気中の除菌、ウイルスやアレル物質、静電気の作用を抑えるのが特徴です。
また小型のタイプが多く、動作音が静かで、マイナスイオンを放出し、リラックス効果も期待できます。
ほかにも、ファンやフィルターがないため、掃除も楽でメンテナンスがしやすいことも特徴です。
とにかく静かな環境で集中したい、リラックスしたいという方におすすめです。
一方でイオンを発生させるときに、ごく微量のオゾンが発生します。
イオン発生器を購入するときには、安全基準内に収まっている機器を買うこと、オゾンの反応臭が気になる方は、あらかじめ確認しておくとよいでしょう。
空気清浄機の選び方のポイント
使用環境に合った適用畳数で選ぶ
空気清浄機を選ぶ際には、実際に使用する部屋の、2倍~3倍の空気清浄機を使うと効果的です。
空気清浄機は吸い込む量で、適用できる部屋の広さが決まります。
吸い込む能力が低い空気清浄機を使う場合には、複数使うことで空気清浄能力があがります。
ゆっくりでいい場合は1台、早く快適な空気にしたい場合は適応畳数の倍以上の空気清浄機を使うか、複数台使うといいでしょう。
加湿機能・除湿機能が付いているかどうかで選ぶ
除湿や加湿のある空気清浄機を選ぶと、空気清浄機能の効果がアップします。
湿度が高いとカビや菌が増え、低いとウイルスや静電気の増加、肌のひび割れの原因にもつながります。
梅雨の季節はジメジメしてカビが増えますが、空気清浄機能の除湿と除菌効果で快適になるでしょう。
低湿度のときは、空気清浄機能と加湿でさらに効果がアップし、インフルエンザや静電気、ひび割れの原因を防ぐ効果があります。
空気清浄機選びでは、除湿や加湿機能は特に注目をしておくべきポイントです。
メンテナンスのコストで選ぶ
空気清浄機能をメンテナンスのコストで選ぶ場合、お金のコストや時間のコストを考える必要があります。
ファン式と電気式、除加湿機能付きの空気清浄機能それぞれのコストを考えるとよいでしょう。
ファン式の空気清浄機能は、基本的に交換するまでは掃除機でフィルターのホコリを吸い取るだけで済みます。
フィルター交換には数千円の費用がかかるため、月に1回程度の掃除でフィルターを長持ちさせることができるのが魅力です。
電気式のメンテナンスの場合は、集じん板を拭く、洗うだけで済みます。
除加湿機能が付くと、空気清浄機能のメンテナンスにあわせて、除加湿機能の部分のメンテナンスをする必要があり、掛かるコストはお金も時間も上乗せされます。
あまり手間を掛けたくない場合は、ファン式空気清浄機能のみの機種がおすすめです。
メンテナンスを低コストにしたい場合は、電気式空気清浄機能のみの機種がおすすめです。
手間もお金も掛けても大丈夫な場合は、除加湿機能付き空気清浄機能の機種を選ぶと良いでしょう。
付加機能で選ぶ
付加機能が充実している空気清浄機は、頻繁に使用する方におすすめです。
例えば、スマホと連携をすることで部屋の空気の汚れ具合を確認することができたり、外出時に外から運転を指示できるものもあります。
また、花粉などにアレルギー物質、ダニのふんなど部屋の匂いの元にもなりやすい物質に対して、脱臭効果を発揮してくれる製品もあります。
他にもセンサーを搭載し、空気の状態を自動でチェックし、それに合わせて稼働の度合いを調節してくれる製品もおすすめです。
付加機能を上手く活用することで、空気清浄機をより便利に利用できるでしょう。
フィルターの性能で選ぶ
空気清浄機の重要な要素としてあげられるのが、フィルター性能です。
強力な空気清浄効果が欲しい方は、PM2.5のような非常に細かい粒子でも逃さない集じん機能を持ったフィルターがおすすめです。
特にHEPAフィルターと呼ばれるフィルターは非常に集じん効果が高く、ホコリやハウスダストもほとんど残さずキャッチします。
フィルターの性能は空気清浄機の能力にも関わってくるため、購入の際にはあらかじめ必ずチェックしておきましょう。
加湿空気清浄機のおすすめ
シャープ 加湿 空気清浄機 プラズマクラスター NEXT(50000)
乾燥が気になる季節もたっぷり加湿。AIでかしこく加湿。
お部屋の加湿のしやすさをAIが学習し、加湿スピード優先の制御や運転音を抑えた制御など、最適な加湿制御を自動で判別・設定。
キレイな水で加湿、Ag⁺イオンカートリッジ。抗菌・防カビ加湿フィルターを採用。
プラズマクラスターは自然界に存在するのと同じ + と – のイオン。濃度を高めても安全性が確認された、シャープ独自の技術。
50,000個/cm³までイオン濃度を高めることにより、空気浄化力の向上に加え、新たな効果を実証しました。
「静電気除去」花粉などの微小な粒子の付着を抑制。「付着花粉」アレル物質の作用も抑制。「浮遊花粉」アレル物質の作用を抑制。
より多くのイオンをお部屋の遠くまで届ける、「ワイドスピード循環気流」。フィルター掃除の手間を省いて集じん性能が持続「自動掃除パワーユニット」。自在キャスターと固定ストッパー採用。
パナソニック 加湿空気清浄機 ナノイーX搭載 ~31畳 F-VC70XT-W
パナソニック F-VC70XT-Wは、花粉をパワフル吸引ハイクラスモデル「3Dフロー花粉撃退気流」
●【3Dフロー花粉撃退気流】3方向への立体的な気流で部屋全体を効率よく循環し、花粉の集じん量従来※比約1.5倍を実現
●【「ナノイー X」搭載】日本の主要な13種類の花粉を抑制
●【新 フラットデザイン】インテリアに調和する、機能美きわだつキュービックフォルム
【2022モデル&7重空気清浄】 空気清浄機 30畳
【7重空気清浄 空気清浄機】5重清浄フィルター:防塵網、メルトブローフィルター、静電HEPA H13フィルター、活性炭フィルター、抗菌対策光触媒フィルター。UV除菌ライト、マイナスイオンも搭載
【UV除菌ライト&マイナスイオン放出】
【三段階の風量調節&タイマ機能】
【適用畳数約22-30畳対応 自動清浄モード】
【静音設計】
ダイキン MCK70Y-W 加湿ストリーマ空気清浄機 ハイグレードタイプ ホワイト
◆ウイルス・菌を抑制◆花粉に強い
使いやすい2WAY給水方式 【上から給水】わざわざタンクを外さなくてもその場で時短給水。
手軽に継ぎ足しもできます。【タンク給水】従来通り外してたくさん給水・簡単お手入れ。
空気清浄機の人気メーカーごとのおすすめ品
アイリスオーヤマ 空気清浄機 ~16畳
・筒状のフィルターを採用しているのでなので、省スペースで空気清浄を行えます。
・小型サイズで持ち運びもしやすいので、メインルームに限らず、寝室や子供部屋といった場所でも使いやすいです。
・おやすみモードは図書館よりも静かな22dBで運転し、
OFFタイマー機能も4段階搭載されているのでおやすみの際にも便利です。
・面倒なフィルター掃除をする必要はなく、1年に1回の目安でフィルターを交換するだけなので、お手入れも楽ちんです。
・8畳のお部屋を、約17分でスピード清浄します。(日本電気工業会規格JEM1467基準)
・フィルターは花粉やPM2.5の除去にも対応しています。
ダイソン 空気清浄機能付 タワーファン dyson Pure Cool Link TP03WS
他の空気清浄機とは違い、PM0.1レベルの微細な粒子を99.95%除去。
高い密閉性をもつ360°グラスHEPAフィルターで花粉、バクテリア、ウイルス³、PM2.5も除去します。
活性炭を3倍に増やし、トリス緩衝液を浸透させた活性炭フィルターで、VOC(揮発性化合物)やニオイなども除去します。
年間を通して空気を清浄しながらパワフルで涼しい風を届けます。
エレクトロラックス 空気清浄機 PureA9.2
【高い空気清浄能力】:360°全方位から空気を吸い込み、HEPAフィルターを含む円筒状フィルターを使用。ホコリや花粉などのハウスダストやPM2.5、生活臭もキャッチ。
【自動的に空気を循環】:室内の空気の状態をリアルタイムで計測し、自動的に空気の変化に対応。スパイラル状の空気の流れを作り出しお部屋の空気を循環。
【静かでスマート】:ファン・スピードが最小では、稼動していることに気付かないほど静か。マニュアルモードでは運転モードを9段階で調整が可能。
【外出先でもアプリでコントロール】:スマートフォンアプリから室内の空気状態を確認。オン/オフの切り替えや、ファン・スピードの変更、フィルターの使用状況などが分かります。※Wi-fiは2.4ghz帯のみの対応
【北欧デザイン】ファブリックやレザー調ハンドルを使いインテリアに調和。
空気清浄機についてのまとめ
- 空気清浄機を使うとお部屋が快適になるだけでなく、アレルギーや喘息への効果が期待でき、空気感染症の予防にも効果が期待できます。
- 空気清浄機には、パワフルに空気清浄をするファン式、メンテナンスがカンタンで静かな電気式、静かでリラックスした空間に向いているイオン式の3種類があります。
- 空気清浄機の選ぶポイントは、あまり手間を掛けたくない場合はファン式空気清浄機能のみの機種がおすすめです。
- メンテナンスを低コストにしたい場合は電気式空気清浄機能のみの機種がおすすめです。
- 手間もお金も掛けてでも、快適な空間にしたいなら、除加湿機能付き空気清浄機能の機種を選ぶと良いでしょう。
- 空気清浄機の人気メーカーは、「シャープ」「ダイキン」「パナソニック」「ダイソン」「日立」です。