富士フィルム Xシリーズ(コンデジ)とは
富士フィルム Xシリーズ(コンデジ)は大手精密化学メーカーの富士フィルムが提供するデジタルカメラです。
画質にこだわるプロからハイアマチュアのために作られました。
2011年3月に発売開始となったFUJIFILM X100では昔のフィルムカメラのような外観となっています。
シャッタースピードダイヤルと露出補正ダイヤルも付いており、操作性もフィルムカメラと良く似ています。
レンズ一体型のデジタルカメラとなっており、レンズ交換はできません。
焦点距離23mm、35mm判換算では約35mm相当となるフジノン単焦点レンズが搭載されています。
2011年10月に発売開始となったのが、FUJIFILM X10というモデルです。
このモデルには光学4倍のマニュアルズームレンズが搭載されました。
広角側28mmから望遠側112mmまで対応、幅の広い撮影が行えます。
2011年12月に発売開始となったのが光学26倍のマニュアルズームレンズ搭載のFUJIFILM X-S1です。
広角側24mmから望遠側624mmまで撮影することが可能です。
2013年2月にはX100の後継モデルとなるFUJIFILM X100Sが発売開始となりました。
此方のモデルではAPS-Cサイズのイメージセンサーながらフルサイズ並みの解像感があるという特徴があります。
さらに光学ファインダー、電子ビューファインダー、どちらか都合の良いファインダーに切り替えできる機能も付いています。
2013年2月にはX10の後継モデルとなるFUJFILM X20が登場しました。
このモデルではオードフォーカス0.06秒と高速化されています。
2014年9月にはX20の後継モデルとなるX30が登場しています。
電子ビューファインダーのみとなりましたが、最短0.005秒というタイムラグとなっており、電子ビューファインダーにあるデメリットが軽減されています。
2017年にはAPS-Cサイズながら約340gの重量しかない軽量のFUJIFILM X70が登場しています。
富士フィルム Xシリーズ(コンデジ)のカメラの特徴
従来の一眼レフカメラでは大きいために取扱いに苦労することがありました。
しかしレンズ一体型の富士フィルム Xシリーズ(コンデジ)なら取扱いが楽というメリットがあります。
X100では最近のデジタルカメラと違い、アナログ的な操作が楽しめるのが良い点です。
安価なカメラは見た目も安っぽいですが、X100には高級感があります。
光学26倍のX-S1なら広角レンズ、標準レンズ、望遠レンズ、超望遠レンズと揃える手間はありません。
さらにスーパーマクロ撮影まで行えるため、花の接写撮影を行いたい時にも便利です。
その他に大きな違いとなっているのが搭載されているフジノンレンズです。
フジノンレンズは青がきれいに出やすいという特徴があります。
コントラストが高め、鮮やかに写るために風景写真にもピッタリです。
ポートレート撮影を行っても人の肌がきれいに写りやすくなっています。
X100Fには単焦点レンズが搭載されていますが、デジタルテレコンバーターにより35mm、50mm、70mmでの撮影が可能です。
有効画素数約2,430万画素のまま様々な撮影が行えます。
さらにフィルムシミュレーション「ACROS」によりPROVIAやVelviaなどフィルムで撮影したような印象になるのが魅力です。
富士フィルム Xシリーズ(コンデジ)のカメラの価格帯
¥127,679~¥140,454
2016年2月に発売開始されたX70は既に生産終了となりました。
そのため富士フィルムXシリーズの最新モデルとなっているのは、2017年2月に発売開始となったFUJIFILM X100Fです。
価格帯は127,679円から140,454円となっています。
充電式バッテリー、リモートレリーズ、レザーケース、フラッシュ、レンズフード、テレコンバージョンレンズなどアクセサリーも揃っています。
発売開始当初は14万円台が多かったものの、少しずつではありますが安くなってきました。
しかし最新モデルのために旧モデルの中古と比べると価格の落ちは少ないです。
他のメーカーより生産終了となるペースが早いため、次のモデルが登場した場合、X100Fも生産終了となる可能性があります。