OLYMPUS Tough(TG)シリーズとは

OLYMPUS Tough(TG)シリーズは防水機能を備えたコンパクトデジタルカメラとして誕生しました。

一般的なデジタルカメラは街中など、カメラに対する負担が少ない環境を想定して作られています。一方で、アウトドアなどにカメラを持ち出すと故障の恐れがあり、常に防塵性や防水性の高いカメラには一定の需要が存在します。

OLYMPUS Tough(TG)シリーズは、防水性、防塵製などを高め、【どんな環境でも写真が取れるタフなカメラ】をコンセプトにしているのです。

現在のTGシリーズの初代モデルであるTG-1は2012年6月に誕生しています。翌年2月にはスタイラスTG-2 Tough、スタイラスTG-830が誕生し、シリーズが分けられる形になります。

電子コンパスを組み込んで山岳撮影や測量に備えるなど、局地での利用を前提としたアシスト機能をふんだんに取り入れ、アウトドアだけでなく実用機器としての側面が強くなっていくのも特徴です。

現在のTGシリーズは防水性、防塵性、対衝撃性、対荷重性、対低温性を兼ね備えたフラッグシップ機が存在し、海の中での水中撮影から、高山、スカイダイビングなど、どこでも使える万能カメラとして完成されつつあります。

暗いところでも取れる大口径レンズの搭載し、マクロ性能に優れるほか、様々なオプションでさらに機能性を高めることが可能です。

過酷な環境での撮影が前提となるプロに選ばれるカメラの一つで、登山やスカイダイビングなど、通常のカメラでは耐えられない環境で利用できるのが魅力です。

水中写真家が実際に使ったレポートをオフィシャルサイトに掲載するなど、ターゲット層が明確なカメラの一つにもなっています。

OLYMPUS Eシリーズ(一眼)の歴史と概要、価格帯を解説
OLYMPUS STYLUSシリーズ(コンデジ)の歴史と概要、価格帯を解説
OLYMPUS SHシリーズ(コンデジ)の歴史と概要、価格帯を解説

OLYMPUS Tough(TG)シリーズのカメラの特徴

OLYMPUS Tough(TG)シリーズの特徴は並外れた頑丈さと、過酷な環境を想定した設計にあります。

水中で使えるカメラはあるものの、衝撃を受けることで気密に問題が生じ、故障するようなケースは存在します。OLYMPUS Tough(TG)シリーズは落下などを前提にした対衝撃性も高めているため、なかなか壊れず、撮影のチャンスを逃せない人に愛されるカメラになっています。

また、TG-4以降は耐低温(-10度)までの撮影に対応しているのも特徴です。

極低温の環境下で動かなくなってしまうカメラは多く、動いてもバッテリーの消耗が激しいなど不具合のもとになるケースがあります。雪山の登山など持ち歩ける機材や撮影のチャンスが限られる中では、確実に動作するカメラであることが選らばれるポイントになります。

故障の恐れが少なく、多少粗雑に扱っても壊れないことは非常に重要なポイントになっているのです。

TG-4はF値2の大口径レンズを搭載し、高感度での撮影にも対応しているのも特徴です。

洞窟や夜間での撮影を意識した構成で、シャッターチャンスに強いこともポイントになっているのです。GPS+電子コンパスを搭載するなど、測量などの業務利用だけでなく、トレッキングや登山の遭難防止に役立つ機能も満載になっています。

OLYMPUS Eシリーズ(一眼)の歴史と概要、価格帯を解説

OLYMPUS Tough(TG)シリーズのカメラの価格帯

OLYMPUS Tough(TG)シリーズの価格帯
Tough TG-5
¥45,000~¥58,000

OLYMPUS Tough(TG)シリーズのフラッグシップ機であり、4K動画対応、水中撮影に特化した水中撮影モード搭載、最新イメージセンサー搭載による高画質撮影など、耐久性を重視しながらも多機能性を確保しているのが特徴です。

バリアブルマクロモードを搭載し、一般的なマクロ撮影から顕微鏡撮影のような肉眼では捉えられない世界の撮影も可能にしています。

レッドモデルとブラックモデルが存在し、好みのボディーカラーを選択することができます。雪山やダイビングで利用することを前提にグローブをしたままでも使えるよう、操作系にも工夫がされているのも特徴です。

テレコンバーターやフィッシュアイコンバーターが用意されるなど、アクセサリー面も充実しています。

wifiも内蔵されていてスマートフォンで遠隔撮影ができるなど、利便性にも優れています。耐久性や機能性で考えた場合のコストパフォーマンスが優秀な事も人気の一因になっています。