この記事では、秋の花粉の注意点や、花粉症対策について解説します。
花粉症と聞くと、スギ花粉やヒノキといった春のイメージが強いですが、秋にも花粉症の原因となる花粉が飛び交っています。
この記事を読むことで、厄介な秋の花粉症への対策を立てることが出来ます。
目次
秋の花粉症にも注意が必要
春の花粉症が辛い事は有名ですが、秋の花粉症にも注意が必要です。
この項目では、ブタクサ、ヨモギ、カナムグラの花粉や、8月~10月ごろの花粉症の症状について解説します。
秋の花粉症はブタクサ ヨモギ カナムグラの花粉が原因
秋の花粉症の原因は、キク科のブタクサ、ヨモギ、カナムグラの花粉が原因です。
ブタクサ、ヨモギ、カナムグラは、全て8月~10月ごろの時期に飛散します。
4月ごろの春の花粉症との大きな違いは、上記で挙げた通り、季節的に風邪との違いが分かりにくいところです。
鼻がムズムズしだしたら秋の花粉症の疑いがあるため、早めに対策をするとよいでしょう。
ブタクサ、ヨモギ、カナムグラは主に河原や公園、空き地などに多く生息しています。
河原や公園、空き地は運動(ジョギングなど)で利用する人も多いため、これらの花粉を体内に吸い込んでしまい、花粉症の症状をひどくしてしまうといった危険があります。
秋の花粉症の疑いがある人(アレルギー性鼻炎含む)は、ブタクサ、ヨモギ、カナムグラの花粉が飛び交っていそうな場所を避けるようにする、もしくはマスクをして体内に花粉を入れないようにするなど、秋の花粉症への対策が必要です。
春の花粉症との違いは?
秋の花粉症は、春の花粉症と比べると症状が若干違います。
以下では、秋の花粉症と春の花粉症との違いを解説します。
ブタクサの花粉は粒子が小さく気管系にも影響がある
春の花粉症の主な原因は、スギによるスギ花粉症です。
くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみ、充血、涙くしゃみなどで、症状がひどくなるとさらにのどの痛みや耳のかゆみなどがでてきます。
対して秋の花粉症は、ブタクサ、オオブタクサ、ヨモギ、カナムグラ、セイタカアワダチソウなどの花粉を吸い込むことで、花粉症の症状が現れてしまいます。
秋の花粉症の恐ろしさは、ブタクサの花粉は粒子が小さく、気管に入りやすいため、気管系にも悪影響が現れるという点です。
ブタクサの細かい粒子が気管に入ると、最悪、喘息症状を引き起こすこともあるため、注意をしなくてはいけません。
最悪の結果を防ぐためにも、秋の花粉症の症状の疑いがある人は、早めに対策をする必要があります。
秋の花粉症対策
秋の花粉症対策は、春の花粉症の対策とほとんど変わりません。
具体的な方法は、吸い込む花粉の量を減らすためにマスクを着用する、帰宅したら洗顔やうがいをしてのどの花粉を除去する、衣服の表面に付着した花粉を玄関前で払うなどです。
これらの行動を行い、自分に合った鼻炎薬を飲むことで、ある程度の対策が可能です。
花粉症に効く薬のおすすめ
皇漢堂製薬 アレルビはアレルギー性鼻炎に効果的
皇漢堂製薬 アレルビは、花粉やハウスダストなどによるアレルギー性鼻炎に対して効果的な薬です。
14錠と28錠の商品もありますが、56錠がお買い得です。
久光製薬 アレグラFXはCMでもおなじみの品
アレグラFXは久光製薬から販売されているCMでもおなじみの鼻炎薬です。
花粉やハウスダストによる鼻みず、鼻づまり、くしゃみなどのアレルギー症状に対して効果を発揮してくれます。
エスエス製薬 アレジオン20はくしゃみやひどい鼻水に効果的
エスエス製薬 アレジオン20は、アレジオンから販売されている抗アレルギー作用、抗ヒスタミン作用、抗炎症作用の3つの作用で、アレルギー症状を軽減してくれる鼻炎薬です。
第2世代抗ヒスタミン成分のエピナスチン塩酸塩が含まれているため、くしゃみやひどい鼻水に効果的です。
皇漢堂製薬 クニヒロはコスパが良い薬
皇漢堂製薬 クニヒロは、鼻づまりによく効く塩酸プソイドエフェドリンと、他の4つの有効成分を配合してあるのが特徴の鼻炎薬です。
急性鼻炎、副鼻腔炎によるなみだ目、頭重などリーズナブルな価格に対し絶大な効果が期待できる優れた薬です。
ジョンソン・エンド・ジョンソン アネトンは4つの生薬が特徴
ジョンソン・エンド・ジョンソン アネトンは、鼻かぜや、花粉・ハウスダストなどによるアレルギー性鼻炎にともなう、くしゃみ、鼻みず、鼻づまりなどの症状に効果的な鼻炎薬です。
鼻炎症状に優れた効果のある、細辛(サイシン)、甘草(カンゾウ)、辛夷(シンイ)、生姜(ショウキョウ)の4つの生薬が使われています。
花粉症に困る秋についてのまとめ
- 花粉症はスギ花粉やヒノキといった春のイメージが強いですが、秋にも花粉症の原因となる花粉が飛び交っています。
- 秋の花粉症は時期的に鼻みずやくしゃみを風邪の症状と勘違いしてしまいがちなため早めに自分の症状を確認するとよいでしょう。
- 秋の花粉症の原因はキク科のブタクサ、ヨモギ、カナムグラの花粉が原因で、タクサ、ヨモギ、カナムグラは主に河原や公園、空き地などに多く生息しています。
- ブタクサの花粉は粒子が小さく、気管に入りやすいため気管系にも悪影響が現れることがあります。
- タクサ、ヨモギ、カナムグラなどが原因の秋の花粉症の対策は、春の花粉症と同じでマスクを着用する、帰宅したら洗顔やうがいをしてのどの花粉を除去する、衣服の表面に付着した花粉を玄関前で払うなどを行うのが効果的です。