この記事では、キックボードの紹介をいたします。
キックボードは、90年代後半から2000年代にかけて、一躍大ブームとなったものです。
子供のおもちゃというイメージが強いかもしれませんが、最近大人たちの間で人気が出てきています。
アウトドアやスポーツ走行を楽しんでいる方もいれば、通勤や通学時に使っている方などもいたり、用途や楽しみ方は人それぞれです。
ここでは、キックボードの魅力や楽しむときの注意点、おすすめ品などを紹介するため、購入する際の参考にしてみてください。
目次
そもそもキックボードとは
まず、ノウハウ・初心者向けの情報をご紹介いたします。商品の紹介を先に知りたい方はこちらをクリックしてください。
キックボードとは、足を載せるボードにタイヤが2個ついており、腰くらいの高さにハンドルがついている乗り物をさします。
元の原型は、ドイツのスクーターメーカーの3輪スクーターで、これをベースとして、ドイツ、アメリカの共同開発によって日本で見るようなキックボードが生まれました。
日本にはこのキックボードが発表されてからすぐの、1999年頃に登場しています。
キックボードの魅力
キックボードの魅力は何と言ってもそのコンパクトさにあります。
用途もスポーツとして楽しむことから、通勤での使用まで、その人のライフスタイルにあった乗り方をすることができます。
スポーティーな趣味として楽しむ
初心者からすると、キックボードはスケートボードやBMXよりも難易度が低く、入り込みやすいことから、最近ではスポーツとして楽しむ方も増えています。
フリースタイルなため、トリックは無限大に広がります。
近所の公園はもちろん、スケートボードやBMX用のパークでもできるのが魅力です。
スポーツ用のキックボードは、普通のキックボードと違い、耐久性に優れているものが多いです。
通勤に利用する
キックボードは他の自転車やバイクといった移動手段には、速さや乗り心地の面で勝つことはできませんが、地下鉄やバスといった公共機関に気軽に持ち込むことができるのが魅力です。
また、停めて置く際にスペースを取らないのも嬉しい点でしょう。
キックボードを使用する際の注意点
キックボードはとても便利な乗り物ですが、タイヤが小さかったり、荷重が軽いといった要因から、転倒しやすい乗り物でもあります。
ここでは、キックボードを使用する際の注意点を解説いたします。
乗る際にはヘルメットやパッド類を着用する
キックボードに乗る時は、ヘルメットやパッド類といった保護具を着用しましょう。
キックボードはタイヤ径が小さいため、小さな段差でも簡単に転倒してしまいます。
転倒した時に保護具をしていないと大怪我にもつながるため、必ず着用しましょう。
乗車前の点検
乗車前にキックボードの連結レバーやボルト類が緩んでいないか確認しましょう。
キックボードは振動が強いため、比較的ネジやボルト類は緩みやすい傾向にあります。
走行中に外れてしまうと思わぬ怪我の原因にもなります。
公共のマナーを守る
人が大勢いる場所や車の往来が多い場所では、使用を控えましょう。
法律上違反になる場合もあり、思わぬ事故の原因となることもあります。
一人がマナー違反をしてしまうと、他に使用している方も同じように見られるため、必ず守りましょう。
キックボードの種類
折りたたみタイプ
普段の通学や通勤にメインで使用する方は、折りたたみタイプがおすすめです。
地下鉄やバスといった公共機関に乗る際には必須の機能でしょう。
会社や学校に到着した後も折りたたむことができれば、スペースに困りません。
最近のキックボードは、スポーツ走行の用途でなければほとんどが折りたたむことができます。
折りたためる機能の他に本体の重量やストラップの有無なども確認しておくとよいでしょう。
オフロードタイプ
舗装された路面だけでなく、アウトドアのアクティビティや河川敷を気持ちよく走りたいという方には、オフロードタイプがおすすめです。
このタイプは、比較的大口径のオフロードタイヤが搭載されているため、芝生や砂利道なども問題なく走破することができます。
ペダル付き
最近のキックボードはペダル付きタイプも人気になっています。
ペダル付きタイプのキックボードは、ペダルを踏んで動力を得るため、非常に楽に走行できるところが魅力です。
もちろん、普通のキックボードと同様、地面を蹴って進むこともできます。
汗だくになって地面を蹴って進むよりもペダルを踏んで颯爽と走行したいという方におすすめのタイプです。
キックボードの選び方
安全性で選ぶ
通学や通勤で使用する方は、安全性が一番重要だと言っても過言ではありません。
通勤や通学用で使う方は、必ずブレーキが付いたモデルを買うようにしましょう。
ブレーキもフットペダル式とハンドブレーキ式があります。
制動性能はメーカーによって異なりますが、ハンドブレーキの方が慣れている方も多く、バランスが安定しやすいので、可能であればハンドブレーキ式の物を選びましょう。
タイヤの硬さ・大きさで選ぶ
タイヤの硬さや太さで走行性能は大きく変わります。
タイヤが柔らかければグリップしやすく、乗り心地も良くなりますが、トリックなどをやる方には弊害になる可能性もあるでしょう。
タイヤの大きさは大きければ大きいほど滑走性能はあがりますが、大きくしすぎると、大きさや重量から、携帯性が落ちてしまいます。
耐荷量を確認する
キックボードを購入する際に、耐荷重は必ず確認しておきましょう。
使用者の体重にもよりますが、大人が使用するのであれば耐荷重100kg前後がおすすめです。
子供用のキックボードの中には耐荷重が50kgの物もあります。
それだけ大人用のキックボードは頑丈に作られています。
キックボードおすすめメーカー
JD JAPAN
JD JAPANは、キックボード界では国内外問わず非常に有名なブランドです。
価格帯も安い物では5000円前後、高いものでも20000円を切ります。
JD JAPANが誇るキックボードは、JD Razorシリーズです。
このシリーズの魅力は、モデルにもよりますが、ハンドブレーキと前照灯が搭載されているところです。
また、重量も3kgを切るため、持ち運びも苦になりません。
Micro scooter
最初にキックボードを開発したMicro Mobility Systemsが1996年に設立した老舗ブランドです。
このブランドの特徴は、子供用から大人用まで、年齢や体重に合わせた製品を提供しています。
このブランドのおすすめはMicro spriteシリーズです。
子供から大人まで使用でき、重量も軽く、初心者の方にも扱いやすい商品です。
Xootr
Xootrは、アメリカのキックボードブランドです。
値段は他のメーカーに比べて高い傾向にありますが、その分性能は他のメーカーの追従を許しません。
日本国内で買おうとすると高くつくので、個人輸入や代行で仕入れたほうが安く買うことができます。
xootrは、約20000円で買えるものから中には70000円以上するものもあります。
色々な商品が出ているので、予算と性能を見比べて選ぶのもいいかもしれません。
大人向けおすすめのキックボード
JD RAZOR MS-205R
JD JAPANの人気機種です。
前輪ブレーキ付きで、安心して止まることができ、ホイールも光る仕様となっているため、安全性が高くなっています。
ホイールも5インチなので、滑走性能も十分です。
マイクロ・スプライト・スペシャル
Micro scooterのハイエンドモデルです。
7歳の子供から大人まで幅広く乗ることができます。
フットレストには滑り止め防止がついており、安心して乗ることができます。
ブレーキはフットブレーキタイプです。
K-BIKE 1
ハンドルブレーキ付きの大型キックボードです。
前後輪のブレーキにはディスクブレーキを搭載、高い制動力を誇ります。
タイヤは乗り心地を重視したエアータイヤを採用しています。
アウトドアやスポーツ走行におすすめの1台です。
FR205 Dual Brake
イギリスのブランド「フレンジー」のキックボードです。
タイヤは205㎜のエアタイヤが採用されているため、非常に快適に走ることができ、走行音も静かです。
ブレーキは前後のダブルブレーキで、安心して止まれる設計になっています。
キャリーストラップもついているので持ち運びも便利です。
HUDORA 折りたたみキックスケーター
ドイツの折りたたみ式キックボードです。
タイヤサイズは205㎜のため、滑走性能は申し分ありません。
ハンドルの高さは86・92・98・104cm の4段階の高さに調整できるので、子供から大人まで楽しむことができます。
また、この商品はドイツの製品安全法(ProdSG法)に基づき、耐久性やブレーキ性能をはじめとした各種テストに合格しており、安全性が保証されています。
キックボードについてのまとめ
- キックボードとは、を載せるボードにタイヤが2個ついており、腰くらいの高さにハンドルがついている乗り物のことをいう。
- キックボードはコンパクトさが魅力で通勤通学が快適である他、商品によっては、スポーツ走行も楽しめる。
- キックボードに乗る際は、ヘルメットやパッドなどの保護具を着用する。
- キックボードに乗る前に、連結レバーやボルト類が緩んでいないか確認を行う。
- キックボードに乗る際は公共のマナーを守る。
- キックボードには折りたたみタイプ、オフロードタイプ、ペダルタイプなどがある。
- キックボードを選ぶ際は、安全確保のため、ブレーキの有無、耐荷重量の確認をすると共に、ホイールの大きさなども考慮する。