高級感のある建物の外観にしてくれる「外壁タイル」。
耐久性の高い材質で作られた外壁タイルは、見た目の良さだけでなく機能性の特徴も数多いです。

正しい取り扱いを続けていれば、劣化を軽減させて綺麗な美観を保つことが可能。

外壁タイルのメンテナンス方法や塗装の必要性、費用などをご紹介していきます。

外壁タイルとは

外壁タイルは、主にマンションなどの集合住宅で多く見られる外壁の仕様です。

高級感のある外観に仕上げ、イメージを大きく変えてくれる見た目の良さがあります。

さらにタイル仕様は内装や床材としても良く利用され、その耐久性の良さからメンテナンスの手間が少ないことから高い人気を集めています。

タイルの素材は石や砂など無機質な材質を焼き固めたものであり、主にⅠ類「磁器質」、Ⅱ類「せっ器質」の2種類が外壁のタイルとして利用されています。

磁器質タイルの特徴は、約1,250℃もの高温で焼いた素材のため、水分をほとんど含まず硬化性が非常に高い特徴があります。

その硬さから耐久性と透明性があり、外壁の使用に最適なタイル。

せっ器質タイル特徴は、約1,200℃の磁器質に近い高温で焼かれていますが、硬化性や透明性が劣るため表面に加工することが多いです。

こちらも、外壁タイルによく使用される種類となります。

磁器質タイルとせっ器質タイルは、耐久性も高く長持ちする特徴がありますが、長期的に見れば劣化も起こります。

「タイルの浮き」は、補修の中でも一番多い症状

タイルの浮きを放置していると、剥がれて落下してしまう可能性もあるので非常に危険です。
下地や接着剤が劣化していることが原因で、中には施工主の不良という場合もあります。

「タイルのヒビ割れ」は、何かをぶつけてヒビが入ってしまうというよりは、下地のヒビ割れが主な原因。

このヒビ割れが雨水の浸水に繋がり、外壁に大きなダメージを与えることになってしまいます。

浸水による内部のダメージは、外からわかりにくいため、ヒビ割れを見つけたら早めの補修が大切です。

外壁タイルにはこのような劣化症状が考えられますが、きちんとメンテナンスをすることで、外壁タイルの良さが長続きします。

外壁タイルにもメンテナンスは必要

外壁タイルは「メンテナンスがいらない」と良く言われていますが、実際にはメンテナンスは必要です。

たしかに外壁タイルは、耐久性が高く長持ちします。

無機質な材質のため、雨風や紫外線などの影響を受けにくく経年劣化が起きにくいからです。

では劣化がしにくいのに、なぜメンテナンスが必要なのか?

タイルそのものは劣化しにくいですが、タイルの下地や目地は無機質ではないので劣化します。

そのため、タイル自体のメンテナンスというよりは、外壁全体としてメンテナンスが必要。

下地や目地が劣化すると、タイルが剥がれたて落下することや雨水の浸水、タイルが浮いてきてしまうといった現象が現れます。

このような症状がでる前に、定期的なメンテナンスを行いましょう。

タイル目地の補修には「コーキング補修」が必要となり、約10年に1度が目安とされています。

10年以内でも亀裂やひび割れを見つけたら、早めに補修作業をすることがおすすめ。

まだ大丈夫だと放置していると、損傷はどんどん広がり補修費用が高くなってしまいます。

コーキング材は「ウレタン系」と「変形シリコン樹脂系」の2種類があり、外壁タイルの状態によって使い分けます。

メンテナンス方法は、基本的にはキレイに保つこと。

カビや藻、黒ずみを軽減することができ、建物自体の美観も維持できます。

洗浄方法は柔らかいブラシやスポンジを使って、1年に1~2回汚れを水洗いするだけでも十分。

高圧洗浄機での洗浄や、カビや藻の再発抑制に効果的なバイオ洗浄剤を使うとより効果的です。

外壁タイルは、他の外壁に比べると初期費用が掛かりますが、メンテナンスの頻度も少なく他の材質よりも費用を抑えることができます。

家を綺麗に長く保つことができ、長い目で見ればコストパフォーマンスも悪くないでしょう。

外壁タイルに塗装は必要?

外壁タイルに塗装は必要ありません。
タイルは紫外線や雨水の浸水に強く、キズがつきにくいからです。

塗料を塗った方が美しい色を保ち、タイル自体の保護にもなるのではと思いがちですが、タイルには塗装をしない方が美しさも長く保つことができます。

なぜなら、無機質素材のタイルと塗料の耐用年数を比べると、タイルの方が耐用年数が断然長いからです。

耐久性のある無機塗料でもおおよそ15~25年、タイルの場合は40年以上の耐用年数があります。

塗装をどうしてもしたい場合は、一度塗装すると元に戻せないので要注意。

タイルは重厚な雰囲気や高級感を醸し出してくれるため、その良さを活かせる方が良いでしょう。

紫外線で劣化しないタイルやレンガに塗装は必要ないが、保護塗装は効果あり

外壁タイルやレンガは耐久性が高いため、塗装は必要ありませんが「保護塗装」は別です。

保護塗装はより耐久性を伸ばし、艶感もアップできるため、美観効果も倍増するでしょう。

タイル特有の重厚感を残すこともでき、効果的な方法です。

外壁タイルに塗装を加えた費用

外壁タイルで塗装をする場合は、費用はおおよそ約2,000~2,500円/平米が相場です。
100平米の外壁であれば、20万~25万円となります。

メンテナンスを放置して外壁補修が必要になると、塗装費用を超えてしまう可能性があります。
初期費用は掛かりますが、長い目で見ると経済的な方法と言えるでしょう。

外壁タイルのまとめ

「メンテナンスが必要ない」、「劣化しにくい」などと言われている外壁タイルですが、実際は定期的なメンテナンスが必要。

しかし、外壁タイルは石や砂など無機質な材質を、高温で焼き固めたものであり劣化しにくいのは確かです。
耐久性が高く、硬化性や透明性にも優れています。

劣化する問題があるのは、外壁タイルの下地や目地などタイルそのもの以外の部分がポイント。
その外壁タイルの劣化症状として考えられるのが、下記のような症状です。

タイルが浮いてくる
タイルが剥がれる
タイルのヒビ割れ
雨水の浸水

タイル目地は約10年に1度が目安で、コーキング補修が必要。
主なメンテナンス方法は、基本的にはキレイに保つことです。

そして外壁タイルには、塗装も必要ありません。
色の塗料ではなく、クリアな保護塗料は耐久性や艶感のアップに効果的です。
外壁タイルに塗装をする費用は、おおよそ約2,000~2,500円/平米が相場。

外壁タイルは、他の外壁に比べると初期費用が掛かりますが、メンテナンスの頻度も少なく費用を抑えることができます。
家を綺麗に長く保つことができ、長い目で見ればコストパフォーマンスも良いでしょう。

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