この記事では、雪かきの必要性や注意点、ライフスタイルに合わせた雪かきの道具などを紹介します。
雪の多い地域に住んでいる方にとって、雪かきは必要不可欠です。
効率的で安全に雪かきを行うためには、除雪したい場所や雪の質などに適した道具を使う必要があります。
この記事を読むことで、自分に合った雪かき購入の検討が出来ます
目次
雪かきの必要性
まず、ノウハウ・初心者向けの情報をご紹介いたします。商品の紹介を先に知りたい方はこちらをクリックしてください。
雪かきを使う事で、歩行者や車などが通行するための道路を確保し、転倒やスリップを防止できます。
特に、湿った雪をそのまま放置しておくと凍結して固まり、除雪が大変になってしまいます。
豪雪地帯であれば、2階まで雪で埋もれてしまうこともあります。自宅から外に出る空間を確保するためにも雪かきは欠かせません。
また、屋根の上に積もった雪を降ろさないと屋根が押しつぶされてしまう危険や、歩行者などが落雪に巻き込まれる恐れなど、雪による事故の可能性は多岐にわたります。
雪かき用の道具の種類
ほうきとブラシは軽い雪におすすめ
ほうきは、雪の降り始めや数センチ程度の積雪時など、粉状のサラサラした雪を履くのに便利です。
しかし、凍ってしまった雪や、重い雪には向いていません。
ブラシは主に、車や窓などの除雪に使用します。
車体やガラスに傷がつきにくいブラシで出来ており、フロントガラスなどの除氷ができるアイススクレイパーなどが付属したものも便利です。
素材は化繊などでできた耐水性の良いものがおすすめで、雪かき以外の普段の掃除にも使えます。
スコップやシャベルは用途によって使い分けれる
雪かき用スコップ(シャベル)の素材には、金属やプラスチックなどがあり、形も数種類あるため、用途に合わせて使い分けるとよいでしょう。
雪かき用スコップ(シャベル)に使われる素材の種類は以下の通りです。
アルミ製は軽くて耐久性が高く、変形なども少ないので長く使えます。また近年はアルミ製が主流になっています。
一番丈夫な素材ですが、とても重く使いこなすのは少し大変です。氷を割ったり固まった雪を崩す場合は使いやすいでしょう。
軽量で女性でも使いやすい素材です。先端に金属がついており、雪を割りやすくなっているものもあります。積もった雪を投げる時にも便利な軽さですが、耐久性はやや劣ります。
雪かき用スコップ(シャベル)のタイプは以下の通りです。
先が四角くなっており、足で踏み込むと雪に刺さりやすい形状です。
先が丸や尖っており、残雪など固まってしまった雪の処理や、氷になった部分を割ったりできます。
スノーダンプは雪を一度に運べる
スノーダンプは、雪を乗せた状態で持ち手を押して滑らせることで、雪を一度に運べるアイテムです。
屋根から落とした雪や、道路にたまった雪を水路などに運ぶ際に便利です。
「ママさんダンプ」と呼ぶ地域もあり、女性でも使いやすい軽量のプラスチック製や、重いですが丈夫な鉄製もあります。
スノーラッセルは立ったまま作業ができる
スノーラッセルは、スノープッシャーとも呼ばれ、道路や地面の上を滑らせることで、積もった雪を簡単にかき集めることができます。
立ったまま作業ができるため、腰への負担が少ないのが魅力です。都心など時々積雪がある地域の場合は、スノーラッセルを1本用意しておけば安心でしょう。
除雪機は日常的な雪かきにおすすめ
除雪する範囲が広い場合や、1日に何度も雪かきをしないといけない地域の方は、体への負担を考えて除雪機の購入を考えるとよいでしょう。
除雪機の動力には、コード式や充電式の電気タイプと、ガソリンタイプがあります。
ガソリンタイプはパワフルですが、音が大きく、電気タイプはパワーが少し下がりますが、比較的静かなものが多く揃っています。
使用する際はご近所への配慮なども必要です。使う頻度や時間を考慮して選ぶとよいでしょう。
雪かきをする時の注意点や服装
以下では、雪かきをするうえで気を付けておきたい注意点や、服装のポイントを解説します。
雪かきの注意点
雪かきは寒い中での重労働であるため、準備運動などを行い、少し体を温めてから取り掛かるとよいでしょう。
無理をせず、休憩や水分補給も忘れずに行います。
なるべく2人以上で声を掛け合って作業する必要があります。雪かき中に万が一事故が起きてしまった場合も、すぐに発見できるようにするためです。
スリップによる転倒や屋根からの落下、高いところからの落雪、雪を流すための水路などにも、落ちないように注意します。
少しの雪であれば、お湯で溶かしてしまいたくなる人も少なくありません。
しかし、気温が氷点下にならない場合は有効ですが、気温が下がると凍ってしまってツルツルになり非常に危険です。
雪かきの際の服装
重労働である雪かきでは汗をかくため、通気がよいものや、脱ぎ着をすることで体温調節ができるようにします。
屋外は寒いですが、あまり厚着になりすぎないようにする必要があります。
下着や手袋にも通気性の良いものを使用し、軍手などを使う場合は濡れたら取り換えるようにします。
屋根からの落雪や転倒から頭部を守るため、帽子やヘルメットを着用するとよいでしょう。
足元は、スリップを防ぐため長靴やスノーブーツがおすすめです。
雪かき用ほうきとブラシのおすすめ商品
アサノヤ産業 コンパル 除雪ホーキはしっかりと掻き出せる
毛の部分は水分に強いポリプロピレン製で、しっかりと掻き出してくれるため除雪にピッタリです。
雪かき用の道具などに付いた雪を払い落とす際にも役立ちます。
普段の掃除などにも使え、庭のちょっとした雑草なら履くだけで抜けるほどしっかりとしたほうきです。
ODOLAND 伸縮式雪かきは車の除雪などに便利
ODOLAND 伸縮式雪かきは、スノーブラシとスコップ(アイススクレイパー)付きで、車の除雪などに便利なブラシです。
高品質のやわらかいブラシが付いており、愛車に傷をつけません。
軽量で女性でも使いやすく、伸縮可能でハイルーフ車などにも使えます。本体はアルミニウム合金で水にも強く丈夫です。
スコップやシャベルのおすすめ商品
Astage SM-340は固まった雪にも対応できる
Astage SM-340は、皿の部分と持ち手はポリエチレン製で、先端部分にステンレス板がはめ込まれている品です。
固まった雪にも対応でき、硬いアスファルトやコンクリート上でも気にせずに使えます。
柄の角度なども使いやすく設計されており、とても軽いため女性にもおすすめです。
スノーダンプのおすすめ商品
グリーンパル ママさんダンプは腕や腰への負担が軽い
皿の部分はポリエチレン製で、先端やねじはステンレスで補強されています。
残雪や固まった雪でも楽に処分することができ、滑りもスムーズです。
腕や腰への負担も軽く、雪がたくさん降る地域では、1台あると雪かきが快適にできるでしょう。
スノーラッセルのおすすめ商品
Astage ポリカーボネートラッセルは軽さが魅力
Astage ポリカーボネートラッセルは、耐久性に優れたポリカーボネート製で、とても軽いスノーラッセルです。
庭や玄関先、平らな道路上を滑らせることで雪を集めていきます。皿の縁は少し高くなっており、集めた雪がこぼれにくい設計です。
除雪機のおすすめ商品
BCOM スノーホエール
BCOM スノーホエールは、リチウムイオンバッテリーの充電式コードレス除雪機です。
雪質によりますが、連続運転時間は約30分あり、投雪方向は左右どちらにも設定できます。
ハンドルの角度が自由に調節可能で、どんな体格の人でも使いやすく、ハンドルを折りたたんでコンパクトに収納できます。
雪かきについてのまとめ
- 雪かきは、積雪がある地域では必ず行わなければいけません。歩行者や車の通行のために、落雪などによる被害を防ぐことが必要です。
- 雪かきの道具にはさまざまな素材が使われています。軽くて女性でも扱いやすいプラスチック製、重量はありますが丈夫な金属製などです。
- 雪かきの道具の種類は、スコップやブラシ、一度に大量の雪を運べるスノーダンプ、地面を滑らせて雪を集めるスノーラッセルなどです。また、数センチ程度の積雪であればほうきで十分な場合もあります。
- 雪かきをする際は高いところからの落雪やスリップによる転倒に注意し、なるべく2人以上で行うとよいでしょう。雪かきは重労働ですので準備運動をし、汗をかいた時に着脱しやすい服装がおすすめです。