この記事では、睡眠を快適にする耳栓の種類や選び方、おすすめの耳栓7商品を紹介します。

睡眠の質を上げたい・移動中の短い時間でも熟睡したいと感じている人は多いことでしょう。耳栓は睡眠時の脳をしっかりと休ませ、睡眠の質を上げてくれるアイテムです。

耳栓は種類や商品によって遮音性・フィット感が異なります。まずは正しい選び方を知り、自分に必要な遮音性や耳に合った形状などをチェックすることが重要です。

記事を通して、快適な睡眠時間にしてくれる耳栓にきっと出会えるでしょう。

耳栓をした睡眠のメリット・デメリット

まず、ノウハウ・初心者向けの情報をご紹介いたします。商品の紹介を先に知りたい方はこちらをクリックしてください。

睡眠時におすすめの耳栓

耳栓をした睡眠で得られる一番のメリットは、脳をしっかりと休ませられることです。

人間の脳は、眠くなってくると「アルファ波」という脳波を出します。

アルファ波によって身体はリラックス状態に入りますが、同時に聴覚が敏感になります。

「寝ようとすると、周囲の音が気になって眠れなくなる。」という経験は、多くの人がしていることでしょう。

眠るという行為は無防備な状態であるため、動物的な本能として、眠くなると聴覚を敏感にし、周囲の安全を確認しています。

睡眠状態に入ってからも、脳は周囲の音を敏感にキャッチしていますが、耳栓によって遮音できれば、敏感な脳を休ませることができ、より質の良い睡眠状態にすることが可能です。

反面、耳栓のデメリットとして使い過ぎによる「外耳炎」や「外耳道真菌症」といった耳トラブルを引き起こすリスクがあげられます。

長時間耳を塞ぐことによって耳の内部が蒸れ、カビなどが発生してしまいます。

長時間の使用は避ける・清潔な耳栓を使うなどといった工夫が重要です。

耳栓の種類

耳栓には、大きく分けて、「スポンジタイプ」「フランジタイプ」「シリコンタイプ」があります。以下では、それぞれどのような特徴があるのかを解説します。

スポンジタイプは高い遮音性が魅力

一度の使用時間が6~7時間に及ぶ人には、スポンジタイプの耳栓がおすすめです。「フォーム耳栓」とも呼ばれる、もっとも一般的な耳栓のタイプです。

低反発マットにも使用される素材(ウレタン、弾性発砲ポリマーなど)が使用されているため、はめ込んだあと、自然と膨らんで耳穴にやさしくフィットします。

圧倒的に高い遮音性を持ち、心地よいフィット感があることが最大の魅力です。

しかし、水洗いできないため、長期間の使用は衛生的にオススメできず、定期的に新調する必要があります。

フランジタイプは気圧変動に強く抜けにくい

フランジタイプは、飛行機乗車時など、気圧変動に対応できるタイプを探している人におすすめです。

団子のように凹凸が連なるフランジ耳栓は、耳の内部で隙間を埋めてくれます。

指でつまみやすいため装着しやすく、抜け落ちにくいのもメリットです。シリコンやエラストマーなどを素材とし、水洗いできるのも魅力でしょう。

しかし、遮音性がやや劣ることと、素材の硬さから長時間の使用には向かない事に注意が必要です。

シリコンタイプは耳が痛くなりやすい人におすすめ

耳が痛くなりやすい人には、シリコンタイプの耳栓がおすすめです。

粘土のように自由に形を変えることが出来、自分の耳穴にフィットさせやすいことが最大のメリットです。

耳からはみ出る部分が少ないため、寝返りが多い人でも抜け落ちる心配がいりません。

水洗いは可能ですが、粘土性のため汚れが付きやすく、使い切りタイプで販売されていることがほとんどです。

耳栓の選び方

ストレスを感じるポイントは、人によってさまざまです。

「必要な遮音性」「フィット感」「用途」を、ひとつひとつ丁寧にチェックすることが重要です。

遮音性で選ぶ

どれくらいの遮音性を持つかは、「NRR」と呼ばれる規格の数値によって分かります。

数値は「騒音をどれくらい下げることが出来るか」を示し、NRR数値が大きいほど遮音性も高まります。

騒音は「㏈(デシベル)」で示され、例えば人間が普通に会話している声などの「日常的騒音」であれば、50~60㏈ほどです。

日常的騒音に対して30NRRの耳栓を使用すれば、㏈を20~30まで下げることができます。

快適な睡眠を得るためには、40㏈以下の環境を作れるとベストです。

騒音レベルの目安は、以下の通りです。

騒音レベルの目安
・100㏈ 電車が通るガード下
・90㏈ 犬の鳴き声、怒鳴り声
・70㏈ 掃除機の音、ややうるさい会話の声
・60㏈ 普通の会話の声
・50㏈ エアコンの室外機

まずは自分がストレスに感じている音の種類と、騒音レベルをチェックしてみると、耳栓選びがスムーズになります。

フィット感で選ぶ

痛みや違和感を覚える耳栓では、耳トラブルだけでは無く、遮音性まで低くなってしまいます。

耳に対して大きすぎる耳栓は痛みを誘発します、抜け落ちてしまう場合には、耳栓のサイズが小さすぎることなどが原因です。

どのようなタイプが合うのか迷ったら、スポンジタイプが使いやすくおすすめです。

用途によって選ぶ

遮断したい音の音域によって選ぶと、より快適に耳栓を使うことが出来ます。

音域は周波数(Hz)によって表され、「いびき」は約125Hz、「赤ちゃんの泣き声」なら約1,000Hzといった具合です。周波数に対しての数値は「40」や「50」などの数字で表示されます。

しかし、周波数に対する数値は表記されていないことが多いため、「高音域に強い」「低音域に強い」などの文言から選ぶと良いでしょう。

睡眠時におすすめの耳栓

Moldex Softiesは一般的な生活音遮断におすすめ

素材:スポンジタイプ
遮音性能:33NRR
おすすめの用途:子どもの泣き声など高音域に強い

モルデックスからはさまざまなタイプの耳栓がリリースされていますが、一般的な生活音遮断におすすめなのが「Softies」です。

高い遮音性と、独特な形状で耳にフィットしやすく造られています。個包装で使い捨てになっているため、持ち歩きに便利で清潔さをキープできる点もポイントです。

Moldex METEORSは幅広い周波数に対応できる

素材:スポンジタイプ
遮音性能:33NRR
おすすめの用途:いびきなどの低音域に強い

「Softies」と同じモルデックスの耳栓ですが、より幅広い周波数に対応できるのが「METEORS(メテオ)」です。

モルデックス耳栓の中でも低音カット性能に優れているため、いびきや話し声などが気になる人は「メテオ」の方が快適な睡眠ができるでしょう。

Kuershuang SILENTは限りなく無音に近づけたい人におすすめ

素材:スポンジ
遮音性能:37NRR
おすすめの用途:生活音遮音、飛行機内

耳栓の底部分に設計された耐圧効果により、気圧変化対策にも使えるのが「SILENT(サイレント)」です。

遮音性37NRRは世界でもトップクラスで、限りなく無音に近づけたい人におすすめです。

工事現場近くに住む人の睡眠も、快適なものにしてくれるでしょう。

さらに、中性液体を使用して洗うこともできるため、衛生的でコストパフォーマンスにも優れています。

SUREFIRE ソニックデフェンダープラス

素材:医療用ポリマー樹脂(フランジタイプ)
遮音性能:24NRR
おすすめの用途:長期使用、安定性重視

SUREFIREのこの品は、3層のフランジが耳の穴にフィットし、イヤホンのように引っかけるタイプで安定性抜群な耳栓です。

会話やアナウンスを聞きたいときには付属のキャップを外し、遮音性を高めたいときにはキャップを付けて使える優れものです。

値段はやや高めですが、洗って使えるタイプなため、長期間の使用ができます。

高性能、デザイン性を重視する人におすすめです。

3M イヤープラグ1290は高音域遮音に優れた耳栓

素材:エストラマー(フランジタイプ)
遮音性能:25NRR
おすすめの用途:赤ちゃんの泣き声など高音域に強い

フランジタイプの中でも高音域遮音に優れた耳栓は、3M社の「イヤープラグフランジタイプ1290」です。

電車内でアナウンスは聞き取れる状態にしたいときなどに便利なアイテムです。

ストラップが移動時にも使いやすく、使用後は洗浄できます。

Macks Pillow soft シリコン耳栓は低音域に強い

素材:シリコン粘土
遮音性能:22NRR
おすすめの用途:いびきなど低音域に強い、アレルギー持ちの人

米国でのシェア率が高いMacks Pillow社の「soft シリコン耳栓」は、医師もいびきによる外耳炎ケアに推奨する耳栓です。

ノンアレルギータイプのため、敏感肌など痒くなりやすい人も安心して使えます。

洗えるタイプでは無いものの防水性に優れているため、入浴時にも使用できる品です。

V-moda Fadersはフィット感が魅力

素材:シリコンタイプ
遮音性能:12NRR
おすすめの用途:騒音のみカットし、必用な音はキャッチ

V-moda Fadersは、S、M、Lサイズのシリコンパットが付属になり、シリコンタイプの耳栓の中でも特にフィットしやすい商品です。

遮音性能はそれほど高くありませんが、イヤホンのように簡単に着脱でき、ストラップ付きで紛失防止にもおすすめです。

街中で騒音のみカットしたいときなど、スタイリッシュなデザインなので違和感なく活用できます。

耳栓についてのまとめ

  • 耳栓は用途や耳の形によって、選ぶべき商品が大きく異なります。まずは自分が「どんな音に」ストレスを感じているのかを把握し、音の騒音数値(㏈)・周波数(Hz)はどれくらいかをチェックすることが重要です。
  • 自分の耳の形や肌質に合わない耳栓を使うと、さまざまな耳トラブルを引き起こす原因となります。遮音性だけでは無く、素材や形状も耳栓選びでは欠かせないポイントです。
  • どんなタイプの耳栓であっても、長時間の使い過ぎや、汚れたままの継続使用は耳トラブルの原因になりえます。洗うのが手間に感じる人は、最初から使い切りタイプを選ぶなど、自分のライフスタイルや使用頻度を考えて選びましょう。