ここでは、絆創膏の種類や使い方、選び方やおすすめ品を紹介します。
一家にひとつ必ず置いておきたいものはたくさんありますが、その中でも応急処置に役立ってくれるのが絆創膏です。
この記事を読むことで、状況に応じた絆創膏の使い分けや選び方などを踏まえた製品購入の検討が出来ます。
絆創膏の種類
絆創膏といえば、傷口を覆うガーゼと、それを固定するテープが一体化したものが一般的ですが、絆創膏にはオーソドックスなタイプから、パッドなし、液体タイプまで、以下の様なさまざまな種類があります。
スタンダードタイプは様々な種類がある
粘着シートにガーゼのような布製のパッドが付いたタイプで、最も一般的で多く使われているタイプです。
傷口をバイ菌やウィルスから保護をし、傷を早く治す治癒促進を主な目的とし、パッドに薬剤を塗り込んでいるタイプや、防水タイプなど、スタンダードタイプの中でもさまざまな種類があります。
パッドなしタイプは簡単に使えるのが魅力
パッドなしタイプは、絆創膏自体が抗菌加工されており、シートを傷口にそのまま貼り付けて使用できるタイプです。
出血量が多かったり、傷口が深い場合にはあまり適しませんが、軽い切り傷や刺し傷などの際には使いやすいタイプです。
湿潤療法タイプは自然治癒を早めてくれる品
湿潤療法タイプは、傷口の自然治癒を手助けしてくれるタイプです。
傷から出ている血液を吸収して保湿する効果があり、病院などではやけどの処置にも使われています。
スタンダードタイプに比べ、価格帯は高いですが、かさぶたを作らせない効果があるため、傷口が残りにくく、使い勝手もよい事が魅力です。
液体タイプは傷口に水がしみるのを防いでくれる
液体タイプは、薬液そのものが絆創膏の役割をこなすタイプで、傷口に水がしみるのを防いでくれるのがメリットです。
液体タイプであるため、時間が経つにつれて効果が落ちてきますが、緊急時や一時的な処置などでは、使いやすいタイプと言えるでしょう。
絆創膏の選び方
種類で選ぶ
絆創膏は、種類それぞれの特徴を把握して、傷の程度に合せて絆創膏を使い分けるとよいでしょう。
- スタンダード
スタンダードタイプは、価格帯が手ごろで持ち運びもしやすく、幅広い傷に対応できるのが魅力です。 - パッドなし
パッドなしタイプは、出血の少ない傷口に使いやすいですが、よく似た商品もあるため注意が必要です。 - 湿潤療法タイプ
湿潤療法タイプは、価格帯は高めですが、傷口が残りにくいため、顔の傷など、目立ってほしくない場所に使うのに便利なタイプです。 - 液体タイプ
液体タイプは、薬液を塗るであるため、すぐに使うことができます。
サイズで選ぶ
絆創膏には、小さいサイズのものから大きいサイズのものまで、サイズの種類が豊富にあります。
傷口の状況や大きさによって、絆創膏の大きさを合せることも大切ですが、中には数種類のサイズのものがセットになったものも販売されています。
一通りサイズを揃えておきたい場合は、セットの品を選ぶとよいでしょう。
通気性や密着性で選ぶ
絆創膏は傷口をパットで固定することが大切であるため、絆創膏そのものの密着性は重要ですが、適度な通気性があることも大切です。
基本的に、密着性が高い場合は通気性が低く、密着性が低い場合は通気性が高いと言えるため、傷口の状況に応じて、通気性と密着性のバランスの取れたものを選ぶのがベストでしょう。
肌の弱い人は、通気性が高く密着性が低い方が、安心して長期的に傷を癒すことができるでしょう。
防水性を重視したり、傷口の保護をしっかりと行いたい場合は、密着性の高い絆創膏がおすすめです。
絆創膏のおすすめ品
BAND-AID 救急絆創膏 ウォーターブロックは水仕事に良い
BAND-AID 救急絆創膏 ウォーターブロックは、水をはじき、すぐれた通気性を持つ、スタンダードタイプの絆創膏です。
優れた防水機能で傷口を水からしっかり保護するため、水仕事の最中でも剥がれる心配がありません。
高い密着度を保ちつつ、通気性もしっかりとしているため、お肌の弱い方でもしっかりと傷を治すことが出来ます。
ニチバン ケアリーヴ CL36-3はしなやかで柔らかい品
ニチバン ケアリーヴ CL36-3は、しなやかで質感の高いスタンダードタイプのS・M・Lサイズ絆創膏がセットの品です。
しなやかで柔らかいテープは関節部にも対応し、それでいて水に強く、お肌も白くふやけることもないため、素肌にも優しく使うことができます。
BAND-AID 救急絆創膏は大きな絆創膏が特徴の品
BAND-AID 救急絆創膏は、大きなサイズの絆創膏が7枚入ったスタンダードタイプの品です。
伸縮性が高く、曲げてもしなやかに対応できるため、肘や膝などの間接部の大きい傷口も、やさしく保護してくれる特大絆創膏です。
水にも強く、通気性も高いため、ムレることなくお肌のサラサラ感を維持し、怪我をしていても日常通りに動くことが出来ます。
BAND-AID 救急絆創膏 タフガードは厚地の布テープが特徴
BAND-AID 救急絆創膏 タフガードは、空気を循環させる立体構造を実現した、キルトパッド採用のスタンダードタイプの絆創膏です。
クッション性の高い厚地の布テープは、傷を衝撃や摩擦から守ってくれる上、強い粘着性と高い伸縮性は、アウトドアやスポーツ、現場仕事などで必要となる激しい動きにも対応してくれます。
ケアリーヴ 治す力 防水タイプは透明度が高い品
ケアリーヴ 治す力 防水タイプは、防水機能に優れた透明度が高い絆創膏です。
透明度が高く、絆創膏が目立つこともないため、貼る場所を選ぶ必要もありません。
ハイドロコロイド素材のモイストパッドが体液を吸収、保持してくれるため、キズを治すのに最適な潤い環境を保ってくれます。
BAND-AID キズパワーパッドは対応する傷の種類が多い
キズ口を密閉して、外部からの水やバイ菌の侵入をしっかり防ぐキズパワーパッドは、体液をやわらかいゼリー状にして、吸収と保持を行い、適度な湿潤環境を維持することで自然治癒力を高めてくれます。
切り傷、すり傷、かき傷だけでなく、あかぎれや軽度の火傷にも対応させることができます。
ケアフアスト ラップバン液体絆創膏はすぐに乾くのが魅力
塗るタイプの液体絆創膏で、すぐに乾いて、水やお湯の刺激から傷口をしっかりと保護します。
アウトドアレジャーやスポーツ、靴擦れ時や水仕事のあかぎれ時など、さまざまな状況に対応し傷口をガードします。
メンソレータム ヒビプロは殺菌消毒の成分が魅力
メンソレータム ヒビプロは、塗った跡が目立たない透明ジェルを採用したメンソレータムの液体絆創膏です。
すぐに乾いてキズ口をぴったり密閉し、水仕事中や入浴時にもはがれにくく、傷口を外的刺激から守ります。
殺菌成分「トリクロロカルバニリド」により、傷口をしっかりと殺菌消毒してくれるのも魅力でしょう。
絆創膏の注意点
怪我の応急処置に欠かせない絆創膏ですが、使用の際にはいくつかの注意点があります。
使用期限の目安はメーカーにより異なる
絆創膏にはそれぞれ使用期限が設けられており、使用期限の目安は4年や3年など、メーカーや種類によって異なります。
製品の箱に記載されているため、古くてしばらく使っていない絆創膏を使用する際には、必ず使用期限をチェックしてから使うとよいでしょう。
パッドサイズは大きいサイズを物を選ぶ
傷口に絆創膏の粘着部分が当たってしまうと、絆創膏を剥す際に傷が悪化してしまう恐れがあります。
基本的には傷口よりも、面積の大きいパッドの絆創膏を使用することが大切です。
絆創膏についてのまとめ
- 絆創膏には、「スタンダード」「パッドなし」「湿潤療法タイプ」「液体タイプ」と4つの種類に大きく分けることができ、傷口の状況や性格環境に応じて使い分けをすることが大切です。
- 絆創膏を選ぶ際は、種類に加え、サイズや通気性・密着性もあわせてチェックするとよいでしょう。
- 現代では、密着性・通気性ともに高い絆創膏も多く販売されています。