この記事では、線画に使用する鉛筆の選び方と、おすすめのアイテムを解説します。

線画を描いてみたいと思った時に揃える道具はいくつかありますが、まず持っておきたいものとして挙げられるのがデッサン用の鉛筆です。

この記事を読むことで、現在線画を勉強されている方も、これから勉強される方も、線画に合った鉛筆購入の検討をすることができます。

そもそも線画とはなにか?

線画とは、「線のみで描画された絵」のことです。

色を塗らずに線だけで描かれたイラストで、塗り絵の塗る前の状態をイメージすれば分かりやすいでしょう。

以下の様な場合など、目的はさまざまありますが、多くの絵が線画を描くことから始まります。

  • 単にラフ画として描かれたもの
  • 塗り絵にするために描かれたもの
  • アニメやゲームの企画等のために描かれたもの

線画に鉛筆を使うメリット

線画を描くためのツールは、鉛筆やシャーペンなどの消せるタイプのものから、ボールペン、ペンタブレット、AdobeIllustratorなどのデザインソフトを使う方法など様々あります。

そんな中で、鉛筆を使う事のメリットは以下の通りです。

コスパがよい

線画をデジタルにしたい場合、液晶のペンタブレットは、安いものでも4、5万円程度はしますが、鉛筆は数百円程度と格段に安い事があげられます。

鉛筆の場合は、取り込むためのスキャナーやデジカメが必要となってきますが、両方を買っても2、3万円程度であるあため、鉛筆は初期費用のかからないツールと言えるでしょう。

鉛筆で出来る事は多い

  • 勢いのある、強弱をつけた線も描ける。
    鉛筆で描く線画は、鉛筆の力の入れ具合で強弱をつけることができるため、勢いがありメリハリのある線で絵を描くことができます。
    強弱を探知できる液タブやタブレットは高額な品が多いですが、手軽に買えることが鉛筆の魅力です。
  • 自然な線画が描ける
    鉛筆は、アナログならではの自然な線画を描くことができます。
    色の濃淡も表現しやすいため、細かく描き込みたい時にも活躍します。
  • 時短につながる
    安いタブレットペンの場合、線を太くするときは、何度も繰り返して描くことになります。
    しかし鉛筆は、一筆で強弱をつけられるため、繰り返して描くと言った手間が少なく、短時間で線画を描き上げることが可能です。

デジタルにしたい時はスキャンすればよい

鉛筆で描いた線画をデジタルにしたい場合は、スキャナーでパソコンに取り込むことができます。

さらに描画ソフトを使えば、鉛筆で描いた線画にパソコンで色を塗ることもできます。

線画に使う鉛筆の選び方

濃さ・硬度で選ぶ

鉛筆の濃さは全部で17種類(JIS規格)あり、一般的に使うHBから、あまり目にしない9Hまで様々あります。

どれを選ぶかによって、線の微妙な表現に影響してくるため、重要なポイントです。

Hとはhardの略で、Bはblackの略です。Hの方が薄く硬く、Bの方が柔らかく濃く描くことができます。

一般的に、薄い鉛筆は明るさを表現するのに適しており、濃い鉛筆は暗さや強さを表現するのに適しています。

しかし、すべてを揃える必要はなく、まずは、3B~3Hの濃さのものを選ぶのがおすすめです。

3B~3Hの濃さのものがあれば、ほとんどの線を描くことができます。

一旦揃えた上で、足りない濃さのものを買い足していくと良いでしょう。

使いやすさで選ぶ

絵を鉛筆で描く際には、長い間鉛筆を握る必要があるため、使いやすさも重要です。

ペンで描くのと違い、力が線に反映される鉛筆は、特に使いやすさにこだわって選ぶ必要があります。

使いやすい鉛筆に出会うには、実際に描いてみるしかありません。

実際に自分の手で書いてみて、フィット感や描き心地を試して購入することで、後悔する確率を減らすことができます。

手にフィットしない鉛筆を選んで使ってしまうと、鉛筆の握り方が気になったり、指にタコができやすくなる事に注意が必要です。

折れにくいものを選ぶ

一気に絵を描き上げるには、集中力が大切です。

集中力を維持し、良い作品を仕上げるためにも、芯が折れにくい鉛筆を選ぶのもポイントです。

商品ごとに鉛筆の特徴や折れやすさは違ってくるため、まずはいろいろ使ってみて、自分の筆圧に合うものを選ぶと良いでしょう。

線画におすすめの鉛筆

トンボ鉛筆 MONOは消しゴム付きで書き味が良い

トンボ鉛筆はMONOブランドで知られている国内の文具メーカーで、国内産鉛筆のシェアは最大手の三菱鉛筆と合わせて約9割ほどのシェアを誇ります。

鉛筆の他にも、消しゴムや修正テープ、のりのシェアは全国トップクラスを誇り、世界中で愛用されています。

MONOシリーズは、1963年の発売から、トンボ鉛筆のベストセラー商品といえる商品です。

MONOの消しゴムも付いているのも嬉しいポイントでしょう。

芯の成分に超微粒芯を使用しており、書き味がよく、気に入った硬さの鉛筆をまとめて買いしたい人におすすめです。

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ステッドラー 鉛筆 ルモグラフはマットな質感を出せる

ステッドラー 鉛筆 ルモグラフは、デッサンやスケッチにも適しているステッドラーの鉛筆です。

濃く黒くマットな質感で書けるのが特徴です。

カーボンを多く含んでおり、光の反射を抑えた質感の線を描くことが出来ます。

芯粉が出にくく紙への定着性もあるため、紙を汚しにくいのも魅力でしょう。

濃さは、8B・6B・4B・2Bの4硬度が入っており、描きたい線のスタイルによって変えることができます。

色鉛筆のおすすめ品

線画のみをアナログで描き、色塗りはデジタルでする場合は、黒鉛筆があれば十分ですが、色塗りもアナログで行うなら色を塗る道具も必要です。

どこの文具店でも比較的安く購入できる色鉛筆ですが、メーカーや価格ごとで発色が大きく違います。

安いだけで購入するのではなく、こだわって選ぶ必要があります。

トンボ鉛筆 COLOR PENCILS CB-NQ36Cは柔らかい印象が出る

トンボ鉛筆の「COLOR PENCILS」は、着色するとイラストが柔らかい印象になります。

デジタルでは出しにくい、ふわふわしたぼかし効果を狙えるので、1つ持っておくと重宝するでしょう。

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ファーバーカステル 水彩色鉛筆24色は水に溶けるのが魅力

ファーバーカステル 水彩色鉛筆24色は、ファーバーカステルの水に溶けるタイプの水彩色鉛筆です。

色塗りした後に水を含ませた筆でなぞると、水彩画のような風合いを出すことができます。

水彩色鉛筆の中でも、安価であるため初心者にもおすすめのアイテムです。

線画に使う鉛筆についてのまとめ

  • 線画用の鉛筆には幅広い硬さ(濃さ)があり、またフィット感や書き味などが集中力にも影響してきます。
  • 自分に合う、好みの鉛筆を見つけることが、線画を楽しくし、出来上がる作品のクオリティをあげることにも繋がります。
  • 店頭で気になる鉛筆を試すことで、自分に合う鉛筆を探してみると良いでしょう。