こちらの記事は2020年1月10日の記事を2020年6月19日に加筆修正いたしました。

加筆修正箇所
・小学生におすすめの鉛筆の項目を2020年6月19日の情報に更新いたしました。

この記事では、小学生におすすめの鉛筆の選び方や正しい持ち方、おすすめの製品を解説します。

小学校から読み書きを覚える上で必要な文房具が鉛筆です。

しかし、鉛筆はものによって、形状や長さ、字を書いたときの濃さなどが異なります。

小学生への鉛筆の購入を考えている方は、この記事を読むことで鉛筆選びの検討ができます。

小学生の鉛筆の選び方

硬度で選ぶ

小学生が使う鉛筆の硬度は、2B・B・HBから選ぶとよいでしょう。

ノートのマス目が大きめの小学生でも、はっきりと文字が見える濃さで書くことができ、芯の硬さも適度にあるため折れにくいという特徴があります。

鉛筆は、芯の硬さや、筆記時の色の濃さが規格によって異なります。

小学校によっては、鉛筆の硬度が決められているところもあるため、確認しておくとよいでしょう。

硬度の規格は日本工業規格のJISによって定められており、以下のような種類があります。

鉛筆の硬度の規格

  • B
  • HB
  • F
  • H

Bが最も色が濃くて、芯が柔らかく、Hに近づくほど色が薄くなり、芯が硬くなります。

また、同じ記号でもBは2~6、Hは2~9と数字も併せて記載されているものがありますが、これは記載されている数が大きいほど、芯に特徴が出てきます。

例えば、6Bと2Bを比べると6Bのほうが濃く、芯も柔らかいです。

9HとHを比べると、9Hのほうが色は薄くなり、芯も硬くなります。

デッサンでは様々な芯の規格が必要になりますが、小学生が勉強で使う鉛筆の硬度は、前述の通り2B・B・HBの中から選べば十分です。

軸の形状で選ぶ

鉛筆は、製品によって異なる軸の形状を見て選ぶのもポイントです。

オーソドックスな形状は、六角形・三角形・円形です。

以下ではそれぞれの形状の特徴を解説します。

六角形

六角形の鉛筆は、机に置いても転がりにくく、取り扱いが多くて手に入れやすいことが特徴です。

鉛筆の中でも、最もポピュラーな形状であり、デメリットはありません。

三角形

子どもに鉛筆の正しい持ち方を覚えてもらいたい場合は、三角形が適しています。

三角形だと、鉛筆を持ったときに、親指・人差し指・中指が3つの面にあたり、握りやすくなります。

しかし、鉛筆削りに入れにくい事や、筆箱によっては収納できないものがあるため注意が必要です。

円形

円形の形状は、主に色鉛筆に採用されています。

色鉛筆の芯は通常の鉛筆よりも折れやすいため、折れやすいという特徴があります。

しかし、円形は芯から外寸法までの距離が一定であるため、落とした際に角型の鉛筆よりも力が一点に集中しにくく、折れにくいのが特徴です。

注意点として、丸型は机の上に置くと転がってしまいやすく、角型の鉛筆と比べて持ちにくいというデメリットがあげられます。

機能で選ぶ

鉛筆は、便利な機能を持っている製品から選ぶのもポイントです。

消しゴム付きの鉛筆を持っていると、鉛筆1本で筆記と修正どちらにも対応できるため、万が一消しゴムを忘れてしまった場合に重宝するでしょう。

また、鉛筆を握りやすいように工夫された製品もあります。

軸の形状を一部変更して正しい握り方を覚えやすいように作った鉛筆や、滑り止めが付いていて、力いっぱい握っても滑りにくい鉛筆などです。

使いやすさを求める人は、機能が追加された鉛筆も視野に入れてチェックしてみるとよいでしょう。

小学生には名前入り鉛筆がおすすめ

小学生には、名前入りの鉛筆もおすすめです。

名前を記入することで、持ち物を落としてしまっても誰のものか分かるため安心です。

また、鉛筆に自身の名前が入っていることで、子どもが喜んでくれるほか、ものを大事に扱ってもらう事に繋がります。

店舗によっては、サービスで名前を刻印してくれるところもあります。

名前入りの鉛筆であれば、購入時に指定の文字を入れた状態になっているため、自身で記入する手間が省けるのが魅力です。

ネット上での購入も、名前入れサービスをしている販売者もいるため、鉛筆を購入する際にチェックしてみるとよいでしょう。

正しい鉛筆の持ち方

正しい鉛筆の持ち方では、親指・人差し指・中指を使い、力を抜いて持ちます。

六角、または三角の形状をした鉛筆なら、面に合わせるように指を置きます。

そこから、人差し指に沿うようにして鉛筆を持つと効果的です。

鉛筆の角度は、横から見て60度くらいが適切です。

正しい持ち方を実践することで、字を書くときに手首を自由に動かすことができ、余計な力がかかることなく線が書けるようになります。

小学生におすすめの鉛筆

三菱鉛筆 かきかた鉛筆 ユニパレットはすらすらとした書き味を実現

三菱鉛筆 かきかた鉛筆 ユニパレットは、芯に純度の高い黒鉛を使っており、すらすらとした書き味を実現しています。

長年の鉛筆づくりのノウハウを使い、折れにくい芯を採用しているため、筆圧の強い子でも安心です。

確かな「Made in Japan」の品質と、学童にも使いやすい工夫が人気のシリーズです。

KUTSUWA メゾピアノ 393MZはピアノの鍵盤を模したデザイン

KUTSUWA メゾピアノ 393MZは、デザインに、ピアノの鍵盤を模した模様が入っている2Bの鉛筆です。

人気子供服ブランド「メゾピアノ」がデザインしています。

名入れ欄付きであるため、紛失しても戻ってきやすいのは魅力でしょう。

KUTSUWA スターライン 学校鉛筆はさりげない遊び心が魅力

KUTSUWAのこの製品は、どこでも使えるシンプルなデザインに、さりげない恐竜柄で遊び心をプラスしています。

パール仕上げで高級感のある輝きを放っているのも魅力でしょう。

機能面では、書きやすい高品質の2B芯を採用しています。

KUMON くもんのこどもえんぴつ 2Bは正しい握り方を覚えやすい

KUMONのこの製品は、太めの三角形の軸の形をしているため、正しい鉛筆の持ち方を身につけやすい鉛筆です。

小学生にも扱いやすい2Bだけでなく、強弱の表現が必要な硬い筆記にも使いやすい4Bや6Bの鉛筆など、幅広い種類がラインナップされています。

しかし、軸が太いため、専用の鉛筆削り(別売り)が必要である事には注意が必要です。

トンボ鉛筆 ippo! 低学年用かきかたえんぴつはカラフルな見た目

トンボ鉛筆のこの製品は、1本ごとに色違いのカラフルな見た目が楽しい鉛筆です。

自分でマル付けする際に便利な赤鉛筆も含まれています。

本体は、小学校低学年でも使いやすいように、長さが161mmと標準よりも控えめに作られています。

端の角が丸くなっているため、ケガをしにくくなっているのは安心でしょう。

軸はしっかりと握れる六角形の形状になっているため、扱いやすさも備えています。

小学生におすすめの鉛筆についてのまとめ

  • 鉛筆には硬度があり、B・HB・F・Hの順番で色が濃く、芯が柔らかい鉛筆になります。
  • 6Bと2Bを比べると6Bのほうが色は濃く芯も柔らかいのが特徴です。9HとHを比べると、9Hのほうが色は薄くなり、芯も硬くなる…といったように、アルファベット横の数が大きいほど、芯の特徴が大きく反映されます。
  • 軸の形状は、主に六角形・三角形・円形があり、それぞれ特徴が異なります。
  • 鉛筆には、消しゴム付きや、滑り止め付きといった、便利な機能を有するものも存在しています。
  • 鉛筆に名前を印字してもらうと、紛失しにくくなり、子どもに喜ばれやすいのでおすすめです。
  • 鉛筆は、正しい持ち方を覚えることで、字を書くときに手首を自由に動かすことができ、余計な力がかからずに線が書けるようになります。