この記事では、雪駄用の足袋とはなにかや雪駄用の足袋の選び方、雪駄用の足袋の種類について解説します。

雪駄は昔の日本では当たり前のように履かれていた履物です。

雪駄を履くとき、素足でそのまま履くものもありますが、足袋を履くもののあります。

この記事を読むことで、自分に合った雪駄向けの足袋を検討が出来ます。

雪駄向けの足袋とは?

普段履きとして雪駄を使う場合は、素足でも足袋でもどちらでも良いとされています。

現代では、素足だとお祭りの時に足を踏まれたり、つまづいたりして足に怪我をする人もいるため、足袋を履く人が増えています。

カジュアルな服装に合わせる場合は素足でも問題ありません。ファッションや履き方に応じて変えるのが良いでしょう。

足袋の色は白がメイン

雪駄向けの足袋は、通常の靴下と同じく白色を基調としたものがメインです。足元が清潔に見えるため、白を用いていると言われています。

しかし、汚れが目立つという理由から柄物を履く男性も少なくありません。

白以外の色として、黒、紺などが基本色として用意されており、カーキー色やえんじ色なども売られています。

女性は白色の足袋を用いるのが一般的です。

雪駄用足袋は歩きやすい

雪駄用に作られた足袋は岡足袋と呼ばれており、薄手で足にフィットしやすく、歩きやすい作りが特徴です。

一般的に足袋というと、作業用で底が厚手の地下足袋をさします。

地下足袋は大工などが外で作業するときに滑りにくく、靴のように履ける足袋ということで作られているため、雪駄を履く時にはあまり向いていません。

雪駄向け足袋の選び方

雪駄用足袋(岡足袋)を選ぶ時には、サイズや使うシーンなどに注意が必要です。

サイズで選ぶ

岡足袋のサイズは、少しきつめを選ぶのがおすすめです。普段履いている靴のサイズよりも1サイズ小さいものを選ぶとよいでしょう。

雪駄も小さめサイズを選んでいるため、足袋が大きいと履きにくい事が理由です。

ゆるい足袋に雪駄を履くと足が踏ん張れず、歩いていて雪駄が脱げてしまう可能性もあります。

洗濯すると足袋は多少縮みますが、履いていると伸びてくるため、洗濯の点においても大きな問題はありません。

子ども用に13.0〜24.0cm、大人用に22.5〜30.0cmほどの揃えがあるため、自分の靴のサイズに合わせて選ぶと良いでしょう。

シーンやスタイルで選ぶ

岡足袋を選ぶ際に、サイズ以外にもどんな場面で履くかを考える事が大切です。

シーンやスタイル別の選び方は以下の通りです。

お祭り〜男性〜
お祭りに参加する時は、衣装に合わせた紺色の足袋もおすすめです。

お祭りはカジュアルで賑やかな場面であるため、白、黒、藍染、柄物の足袋でも大丈夫です。

お祭りでは、たくさん大きな動きをすることになるため、足袋の底は硬めの方がおすすめです。

「雲斎石底(うんさいいしぞこ)」と呼ばれる非常に硬いものなどを選べば安心です。

お祭りでのルールには、衣装に合わせた足袋を使用することが大切です。

色がちぐはくだと統一感がなく、格好悪くなってしまうためです。

足袋の色は、以下の様に腹掛けと股引きの色に合わせることが大切です。

腹掛けと股引きの色に合わせた足袋の色
腹掛けと股引きが黒→黒足袋
腹掛けと股引きが紺→紺足袋
腹掛けと股引きが藍色→藍色の足袋

お祭りの衣装の上から下まで色が統一されているのが粋だと言われています。

お祭り〜女性〜
お祭りは昔、男性しか参加できなかったため、現代でも衣装や足袋は男性用が中心に作られています。

時代は変わり、女性もお祭りでお神輿を担いだり、踊ったりなど、男性と同じように参加できるようになりましたが、女性用の足袋は少ないのが現状です。

女性物の足袋が少ないため、男性物の小さいサイズを無理に履いている人は少なくありません。

現代では、オリジナルで女性用を作っている会社もあるため、調べてみると良いでしょう。

フィット感が異なり、さらに動きやすくすることが出来ます。

弓道
弓道場に上がる際、裸足では神聖な場所を汚してしまうため足袋を着用することになったと言われています。

白は清浄を表す色であることから、弓道の際は白足袋と決められています。

弓道用には、白足袋の中でも滑りにくい加工が底にしてあるものがおすすめです。

雪駄向けの足袋の種類とおすすめ品

雪駄向けの足袋の種類は以下の通りです

藍染岡足袋はお祭りでよく使われる

藍染岡足袋は、藍染の股引と相性が良い足袋で、お祭りでよく使われています。

藍染の製品は、年を重ねるごとに色合いが良くなるため、年々使うのが楽しみになるでしょう。

祭すみたや わらじ掛足袋

祭すみたや わらじ掛足袋は、お祭りの時に使える藍染の足袋です。

毎年同じものを使う事で年々味が出てきます。

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祭すみたや オリジナル藍染め

祭すみたや オリジナル藍染め 雪駄用岡足袋は、藍染は昔ながらの伝統を感じられる染物であるため人気があります。

藍染にしか出せない色味が魅力でしょう。

紺岡足袋は黒に近い青

紺は、藍染と色が似ていますが、黒に近い青である濃紺である事が特徴です。

どんな股引にも合うため、お祭りでも使いやすいでしょう。

価格帯も他のものに比べてリーズナブルな事も魅力です。

祭すみたや 紺岡足袋
祭すみたや 紺岡足袋 44-003は、黒に近い紺色の足袋です。

お祭りで使いやすい色であることが特徴です。

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白岡足袋は汎用性が高い

白岡足袋は、汎用性が高くどんな色にも合わせやすい事が特徴です。

足の裏側も白く、全体に清潔感がある足袋です。普段使いからフォーマルなシーンまで幅広く使うことができます。

祭すみたや 白岡足袋
祭すみたや 白岡足袋は、フォーマルなシーンでもカジュアルなシーンでも使いやすい白色が特徴です。

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黒からす足袋は雪駄の色を見て選ぶ

黒からす足袋は、烏色(黒)が特徴の足袋です。

どんなシーンでも合わせやすいですが、雪駄の色が明るいと足袋だけが目立つため、雪駄の色を見て使うのがよいでしょう。

祭すみたや 黒からす足袋
祭すみたや 黒からす足袋は、真っ黒な黒い足袋です。基本の色ですが、雪駄の色と合わせると綺麗に履きこなすことが出来ます。

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足袋型ソックスは履きやすい

足袋を履き慣れていない人は多く、ソックスの方が履きやすいという声もあるため、足袋の代わりにソックスを履く人も少なくありません。

下駄用に作られた靴下であるため、フィット感がよい事が魅力です。

Soxbang 足袋ソックス
Soxbang 足袋ソックスは、フリーサイズの足袋ソックスです。

足袋と違い、ソックスは性別関係なくフィットすれば問題ありません。


美足花舞 足袋ソックス

美足花舞 足袋ソックスは、足袋の代わりに使えるソックスも人気があります。

脱いだり履いたりするのが足袋に比べて楽で、締め付け感も少ないため、動いても痛くなりにくい事が評判です。

雪駄の足袋についてのまとめ

  • 雪駄は素足でも足袋でもどちらでもよいですが、現代では足袋を履く人が少なくありません。
  • 足袋の色には、白、黒、紺などが昔からありますが、カーキ色やえんじ色などもあります。
  • お祭り用の足袋は、シーンや衣装に合わせて選ぶと良いでしょう。
  • 足袋を選ぶ際は、普段の靴のサイズよりも小さめを選ぶのがおすすめです。
  • 雪駄用の足袋は岡足袋と呼ばれ、現代ではソックスもあります。
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