こちらの記事は2018年8月17日の記事を2020年6月10日に加筆修正いたしました。
加筆修正箇所
・下記の項目を2020年6月10日の情報に更新いたしました。
おすすめのフルタワーPCケース
おすすめの静音性の高いPCケース
おすすめの冷却に強いPCケース
この記事では、PCケースの選び方や人気のメーカー おすすめのモデルを解説します。
PCを購入する際、コストを抑えるために、自作PCに挑戦する人が少なくありません。
自作PCを形成するパーツの中で重要だといわれているものの1つがPCケースです。
PCケースを妥協してしまうと、組み上げた後のPCの性能に大きな影響が出てしまうため注意が必要です。
この記事を読むことで、自分に合ったPCケース購入の検討ができます。
自作PCのPCケースはサイズで選ぶ
自作PCのPCケースはサイズで選ぶのがポイントです。
PCケースとは、マザーボードや記録媒体など、PCに必要なパーツを収納するケースのことです。
また、PCケースは外部からの衝撃やホコリなどから、PCの内部を保護する役割を果たしています。
しかし、機能を拡張するときにPCケースのサイズが大きく関わってくるため、自分が納得するまで製品を見比べて選ぶ必要があります。
PCケースは、基本的にサイズが大きいほど拡張性が高くなるのがポイントです。
大型のケースにはたくさんの小さなパーツが入りますが、その逆はできません。
ゲーミングPCなど高スペックを求めている場合は、大型か中型のPCケースを買うことがおすすめです。
一方、最低限でしかPCを使用しない人は小型のPCケースでもよいでしょう。
サイズが大きいと置き場所が限られてくることもあるため、自分の目的や用途に合わせて購入する必要があります。
最低限PCを使わないのにサイズが大きめのPCケースを選んでしまうと、置き場所に困るという事態も起きるため注意が必要です。
PCケースのおすすめメーカー
AntecはPCケースのトレンドを牽引している
Antecは、PCケースのトレンドを牽引しているといわれるほど人気の高いメーカーです。
代表作は、防音性に定評がある「SOLO」と、内部分割構造を採用していることで話題になった「P180シリーズ」という静音ケースです。
どのモデルにも、ファンコントロール機能付きのケースファンが、標準で搭載されているのも魅力的でしょう。
シンプルで王道な設計が特徴的で、根強いファンが多いメーカーです。
CoolerMasterは元祖冷却志向ブランド
CoolerMasterは、製品にメッシュパネルを採用した、元祖冷却志向のブランドです。
主に、ハイエンド構成でも問題がない熱対策環境を作れる製品を多く販売しています。
ヒットした製品には、ロングセラーとして知られている「Centurionシリーズ」や「CM 690」と呼ばれる製品があげられます。
高級感のあるデザインが多数販売されているのも特徴です。
GIGABYTEはPCを自作する人から人気
GIGABYTEは、マザーボードや、ビデオカードなどでも有名なメーカーです。
製品のデザインはシンプルですが、PCケースの内部構造がしっかりしており、PCを自作する人から高い評価を得ています。
人気のあるシリーズは、コストパフォーマンスがよく扱いやすい「GZ-X」シリーズなどです。
汎用性の高い仕様が特徴的なメーカーであるため、自作PCに慣れていない初心者にも向いています。
おすすめのフルタワーPCケース
最も拡張性が優れているのが、フルタワーPCケースです。
DVDやBlu-rayなどの光学ドライブ、その他パーツを多く搭載できるため、性能にこだわる人はフルタワーPCケースから検討してみるとよいでしょう。
以下ではおすすめのフルタワーPCケースを紹介します。
IN WIN 915 IW-CF09Bは自動昇降換気カバーが換気を行う
IN WIN 915 IW-CF09Bは、トップパネルに備えられた「自動昇降換気カバー」がケースの換気に役立つフルタワーPCケースです。
「自動昇降換気カバー」は、電源を入れると上昇し、ケース内に空気の通り道を作り、電源を切ると自動で下降して元の状態に戻ります。
また、最大9個のファンと、2台の「360mmラジエーター」を備えられるなど、充実した冷却性能を持ち合わせています。
デザイン面では、前面と後ろのパネル部分に、ラウンド型のアルミニウムを採用しているのが特徴です。
サイドパネルには3mmの強化ガラスを備えており、ある程度の耐久力も備えています。
Coolermaster Trooper SEは冷却性能の調整が手軽
Coolermaster Trooper SEは、6段階から調整可能なファンコントローラーが搭載されており、冷却性能の調整を手軽に行うことができます。
また、外向きでSSDを4基まで搭載できるサイドドッグも特徴で、パーツを見せるデザインにすることが可能です。
サイドパネルには強化ガラスを採用しており、耐久性を高めつつ、ライトスモーク仕様であるため、こだわりのパーツ類を見せることができます。
グラフィックカードも垂直挿し可能なため、イルミネーションを統一したい方にもおすすめです。
おすすめの静音性の高いPCケース
静音性の高いPCケースだと、作業にも集中しやすくなります。
また、音楽を聴く際に、PCケースの音がうるさいと気が散ってしまう人も少なくありません。
静かな空間で音を楽しんだりする人ほど、静音性が高いPCケースを選ぶのがおすすめです。
以下では、静音性の高いPCケースを紹介します。
COOLER MASTER Silencio S600は静音性と冷却性能を備える
COOLER MASTER Silencio S600は、静音性を重視したミニマルなデザインでありながら、冷却性能も十分に備えているモデルです。
内部にはノイズを抑えるラバーパッドを備えており、さらに静音性を維持しつつ高い風圧で内部の冷却を行う独自のファンを2つ備えています。
また、フロントパネル内側の通気口は、カーブ形状により、パネルの両サイドと下から空気の取り込みを効率的に行います。
トップパネルに備わっている遮音カバーは、付属のダストフィルターに交換すれば、静音性は下がりますが、通気性を上げることが可能です。
使用環境に合わせて、静音性と通気性のどちらを重視するかを選ぶことができます。
CORSAIR Carbide 678C Tempered Glassは防音材が優秀
CORSAIRのこの製品は、フロントパネル、トップパネル、右サイドパネルのそれぞれに、高密度の防音材を搭載しているのが特徴です。
冷却面では、最大9基のケースファンを取り付けできる上、トップ、フロント、バックそれぞれに、140mmのファンを搭載することができます。
トップには最大420mmサイズの水冷ラジエーターを搭載できるため、さらにすぐれた冷却性能を発揮する事が可能です。
おすすめの冷却に強いPCケース
以下では、内部が発熱しても安心できる、冷却に強いPCケースを紹介します。
冷却に強いほど自作PCが長持ちしやすく、ハードな使い方により内部が発熱しても耐えることができます。
ANTEC Strikerは簡易・本格水冷を搭載可能
Strikerは、簡易・本格水冷を搭載可能なPCケースです。
ケースフロント、サイドには3面の強化ガラスが搭載されており、高い耐久性能を誇っています。
オープンフレームデザインであるため内部が見やすく、ビデオカードを縦の状態でフロントに設置できるなど、内部を見せるデザインにすることが可能です。
ASUSTek GX601 ATXはメンテナンスしやすい
ASUSTek GX601 ATXは、メンテナンスがしやすいのが特徴のモデルです。
サイドパネルを簡単に取り外すことができる「パネルリリースボタン」や、取り外しできるダストフィルターにより、組み立てとメンテナンスをストレスなく行うことができます。
水冷の設定に十分な広さの内部スペースも魅力でしょう。
最大420mmのフロントラジエーターや、水冷ポンプ、リザーバー用の設置空間も設けられています。
pcケースについてのまとめ
- 自作PCで重要になってくるパーツの1つが、「PCケース」です。
- PCケースは、PC性能(冷却性・静音性など)を左右する重大なパーツです。
- 「大は小を兼ねる」と言われており、大きなPCケースほど拡張性が優れています。
- PCケースを購入する際におすすめのメーカーは、「Antec」「CoolerMaster」「GIGABYTE」です。