最近の冷蔵庫は、ドアの表面素材にガラスを用いてデザイン性を高めることがトレンドのひとつになっています。

特に内容積が400L以上の大型クラスでは、各メーカーが申し合わせたように、ガラス面材の6ドアタイプをラインナップの主力にしていて、一般の消費者には見分けがつかないほどです。

こうしたガラスブームは冷蔵庫にとどまらず、最近ではIHクッキングヒーターの天板や洗濯機のフタなどにも採用されるなど、家電の新たなトレンドリーダーになりつつあります。

そこで今回は冷蔵庫のガラスドアのメリットとデメリットをはじめ、おすすめのガラスドア冷蔵庫についてご紹介します。

冷蔵庫のドアはガラスドアが増えた

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おすすめのガラスドアの冷蔵庫

ここ数年、冷蔵庫のデザイントレンドになっているのがガラスドアです。

国内主要メーカーの高級冷蔵庫はほとんど全てガラスドアになっている、といっていいほどの大人気です。

そのブームの火付け役になったのが、2008年に日立製作所が大容量冷蔵庫の一部機種に採用した「クリスタルドア」でした。

ドア全面がフラットな強化ガラス製の冷蔵庫は、おしゃれなデザイナーズマンションやインテリア志向の高いキッチンにぴったりで、家電にデザイン性を求める消費者に好評を博しました。

それまでの冷蔵庫はメーカーを問わずスチール製のドア素材が主流でしたが、景気回復と消費者ニーズの多様化によって、冷蔵庫にも高級感や存在感が求められるようになったことが、ガラスドアの人気を高める要因になりました。

それにメーカー各社がいっせいに追従したことで、ブームに拍車がかかったといわれています。

冷蔵庫のガラスドアのデメリット

ご存じのようにガラスはクリアで硬い素材です。傷がつきにくく、高級感があり、合成樹脂のような経年劣化もなく、艶と美しさが長持ちします。

指紋などで汚れても清潔な布で簡単にふき取ることができます。ただし冷蔵庫の場合、以下に解説するような欠点もあります。購入を考えている方は注意が必要です。

ガラスドアのデメリット①:重い

冷蔵庫に使われるドアガラスの厚さはメーカーによりけりですが、一般的には3~5ミリ程度です。ガラスの比重は約2.5です。

大型冷蔵庫はドアの表面積が広く、そのぶん重量も増えてしまいます。

たとえばパナソニック製の冷蔵庫で、内容積が同じ406LのNR-E414V (スチールドアモデル)と、NR-E414GV(ガラスドアモデル)の重量を比較すると、NR-E414Vの80kgに対して、NR-E414GVは88kgと、1割重くなっていることがわかります。

それより大容積のモデルではさらに重量が増えることになります。

しかも全面ガラス製のドアは巨大な「割れ物」ですから、運搬には細心の注意が必要です。人手の確保はもちろん、搬入経路の下調べも入念に行わなければなりません。

ガラスドアのデメリット②:マグネットがつかない

冷蔵庫のガラスドアには2つの製造法があります。

ひとつはガラス自体が化粧板を兼ねているタイプ、もうひとつはスチールの化粧板の表面にガラスを重ね貼りしているタイプです。

一般的なスチール製のドアであれば、マグネットは当然くっつきます。そのため多くのご家庭では、お子様の学校からの連絡やレシピのメモ、チラシの切り抜きやキッチンタイマーなどをマグネットで冷蔵庫のドアに貼っています。

ところが、ガラスにはマグネットがくっつきません。

ガラスが化粧板を兼ねているタイプはもちろん、スチールの化粧板をガラスで覆うタイプのドアでも、ふつうのマグネットでは磁力不足です。

それでも何とかしてマグネットを使いたい!という方は、「ピタボ」のようにマグネットがくっつく吸着シートをドアに貼るしかありません。

ピタボはシート状のホワイトボードで、ガラスのような平滑面にピタッと貼りつく吸着シートです。

原理的にはスマホの保護フィルムと同じで、粘着剤は一切使用していません。

はがすのも簡単で、粘着剤の跡が残ることもありません。しかもピタボの芯材には鉄粉を含んでいるので、ガラスドアに貼ればマグネットを使うことができます。

ただしスチールのドアに比べると、マグネットの吸着力は劣ります。使える場所もピタボの上に限られます。

マグネットユーザーには不満かもしれませんが、そもそもインテリア志向の高いガラスドアの冷蔵庫に、生活感あふれるマグネットのメモ貼りは似合わないと思うしかありません。

ガラスドアのデメリット③:強度基準がない

冷蔵庫のガラスドアに使われる面材のガラスは、強化処理された特殊ガラスです。衝撃に対する強度は普通のガラスの3~5倍と言われています。

万一割れても一瞬で粒状に破砕して、人に深い傷を与えにくいようになっています。

一方で、強化ガラスの表面硬度は一般のガラスよりもわずかながら低い、ともいわれています。

そのため刃物のように硬くとがったものをぶつけると傷がついたり、ひび割れが全面に広がってしまうことがあります。実は冷蔵庫のドアに使われるガラスには強度基準がありません。

そのためメーカーごとのガラスの厚さや正確な強度も不明です。ふつうの使い方で割れることはほとんどありませんが、ガラスである以上、強い衝撃を与えないように注意しなけばなりません。

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おすすめのガラスドアの冷蔵庫

日立 R-XG56Jシリーズは低温冷蔵が特徴

日立の冷凍冷蔵庫R-XG56Jは、XGシリーズの最上位機種で、555Lの内容積を持つフレンチドア式の6ドア冷蔵庫です。冷蔵室の3段目と4段目には、作りたての料理をすばやく冷ませる「サッと急冷却」を新たに採用しています。

調理中のあら熱取りなどにかかる時間を短縮します。さらに冷蔵室の温度を約2℃に下げる「低温冷蔵」により菌の繁殖を抑え、作り置きした料理の鮮度を長持ちさせます。

作りたてのカレーやシチューなどの温かい鍋も、周囲の食品への影響を抑えて短時間で冷やす「オート急冷却」や「スポット冷蔵」、温度センサーで食品の温度を検知して自動で急冷却する「サッと急冷却」など、多彩な冷却モードを搭載しています。

さらに肉や魚の鮮度を長時間保てる「真空チルド」や、野菜のみずみずしさを7日間保つ「新鮮スリープ野菜室」など、日立ならではの冷凍冷蔵技術をフルに搭載しています。

ますます便利な冷蔵庫になりました。本体のカラーはクリスタルシャンパン、グレイッシュブラウン、クリスタルホワイトの3色をそろえています。

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シャープ SJ-GX55Eシリーズは伝言機能が便利

シャープのプラズマクラスター冷蔵庫SJ-GX55Eは、メガフリーザーシリーズの最上位機種です。

スマート家電としてAIoTクラウドサービス「COCORO KITCHEN」に対応し、業界初の調理家電連携機能により冷蔵庫の「献立ナビ」が、他の調理家電で簡単に料理ができるメニューを提案します。

さらに外出先からスマホで冷蔵庫宛にメッセージを送信できる「伝言機能」を採用しています。ご家族の帰宅を確認したり、冷蔵庫の料理やおやつのことを連絡できるなどコミュニケーションづくりにも役立ちます。

さらに冷蔵室のガラスドアに軽く触れると自動で開く電動アシストドアを採用し、シャープ独自のプラズマクラスターうるおいチルドと、雪下シャキット野菜室も搭載し、食品の鮮度を長く保つことができます。

カラーはグラデーションレッドとエレガントシルバーの2色から選べます。

冷蔵庫のガラスドアについてのまとめ

  • 最近の冷蔵庫はハイクラスモデルを中心にガラスドアがトレンドになっています。
  • ガラスドアの冷蔵庫は日立が最初に販売し、他の国内メーカーに波及しました。
  • ガラスドアの冷蔵庫は高級感があって美しい反面、重い、マグネットがつかない、衝撃で割れることがある、などのデメリットがあります。