カヴェコってどんな会社?

カヴェコは、1883年にドイツで創業された万年筆メーカーです。

ハインリッヒ・コッホと、ルドルフ・ウェバーによってその歴史は始まりました。

コッホ(Koch)と、ウェバー(Weber)の2人の名前を、合わせてカヴェコ(Kaweco)と名付けられています。

様々な会社を買収しながら技術力を高め、第一次世界大戦や第二次世界大戦など、2度の戦火に襲われましたが、それも乗り越えながら、業績を重ねていきました。

カヴェコは、戦時中でも、軍需産業の1つとして、筆記具の増産を許可されています。

その後も、多数の困難にさらされながらも、精力的に筆記具を作り続けました。

そして、1972年には、その功績が認められ、カヴェコの万年筆シリーズである、カヴェコ・スポーツが、ミュンヘン・オリンピックの公式ペンにも選ばれています。

こうして、カヴェコは、ドイツを代表する、万年筆ブランドとして君臨しました。

そんな、カヴェコですが、業績が次第に悪化したことで、1976年に1度製造を中止します。

しかし、カヴェコは非常に人気が高く、多くの人々から要望が集まったため、同じドイツのニュルンベルクに本拠地を置くグットバレット社が復刻しました。

現在でも、当時の面影を残した多くの万年筆が復刻されています。

そのレトロなデザインは、人々の心を掴み続けているのです。

2013年には、創業130周年を迎えており、これからも、たくさんの人に愛され続けるブランドになっていくでしょう。

カヴェコがつくる万年筆の特徴

カヴェコの作る万年筆の特徴は、レトロで味わい深いデザインであることがあげられます。

ドイツが誇る老舗メーカーであることもあり、古きよき馴染みのあるデザインで、誰にでもしっくりくる形です。

カジュアルさも特徴で、万年筆に馴染みがない方、初めて万年筆を購入したいと考えている方でも使いやすく、万年筆デビューにもおすすめです。

価格も他の万年筆と比べると、非常にリーズナブルであるため、敷居も少し低く感じることができるでしょう。

材質に関しても、例えばスカイライン・スポーツシリーズなどは、材質もプラスチック製で軽く、サイズも非常にコンパクトです。

それでいて、書き心地も良く、利便性と機能性を兼ね揃えていています。

バックのちょっとしたポケットに入れておけば、急に字を書かなければならないような場面になっても、サッと取り出して、使うことができます。

このような点は、他の万年筆にはないよさといえるでしょう。

また、プラススポーツシリーズは、43グラムというずっしりとした重さで、高級感を感じさせるものとなっています。

書くことにこだわった重量バランスで、重さがありながらも、もっさりせず滑らかに書くことができる、丁度よいバランスです。

このように、万年筆を初めて使う人でも、長く使っているベテランの方でもぴったり合う万年筆を選ぶことができます。

カヴェコは、そんな懐の深い万年筆メーカーです。

カヴェコのつくるおもなモデルと価格帯

スカイライン・スポーツシリーズ

スカイライン・スポーツシリーズは、手頃な値段で、重量も軽いため、持ち運びも楽です。

書き味もよいため、バックに携帯しておくのに丁度よいでしょう。

また、カラーが複数あるのも特徴で、グレーやピンク、ホワイトにミントなど、6色の中から選ぶことができます。

ボディとキャップを入れ替えたりも出来るため、自分好みのオリジナル万年筆を作ることもできます。

価格は、3300円ほどです。

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ブラススポーツシリーズ

ブラススポーツシリーズは、重量感があり、ずっしりとした存在感を感じることができます。

真鍮製で、使い続けるごとに、色の経年変化を楽しむことができるでしょう。

価格は11000円ほどです。

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クラシック・スポーツシリーズやアル・スポーツシリーズなど

その他にも、ミュンヘン・オリンピックの公式ペンとなったクラシック・スポーツシリーズや、アルミで作られたアル・スポーツシリーズなど、たくさんのシリーズがあります。

価格としては、クラシック・スポーツが3300円、アル・スポーツシリーズが9350円です。

また、最新のモデルには、半透明の美しい色合いが特徴のフロステッド・スポーツシリーズなどもあります。

価格は3300円です。