こちらの記事は2019年7月22日の記事を2020年6月11日に加筆修正いたしました。
加筆修正箇所
・ボールペンの選び方にデザインで選ぶという項目を追記いたしました。
・おすすめのボールペンを2020年6月11日の情報に更新いたしました。
日常的な筆記用具で欠かせないのがボールペンです。一言でボールペンと言っても種類や価格帯が豊富で幅広く、日常使いからプレゼント用など、目的や用途も幅広いためそれぞれに適したボールペンを選ぶことが大事になります。
ここでは、ボールペンの選び方や、おすすめボールペンを紹介していくので、ボールペンをお探しの方はぜひ参考にしてみて下さい。
ボールペンのインク種類
油性ボールペン
一般的なボールペンのタイプで、ボールペンのインクには溶剤、色素、定着剤などが使われていて、耐久性に優れ文字がにじみにくい点に特徴があります。
書いた文字を消すことができないため、長期的な保存を必要とする契約書などの作成にも適しています。
水性ボールペン
ボールペンのインクには溶剤、色素、定着剤など油性と同じ成分が使われていますが、油性とは異なりサラッとしていて滑らかな書き心地があることが特徴です。
その反面インクが乾きにくい、インクがにじみやすい点にデメリットがあるので、段ボールや画用紙、布製品への書き込みなどに適したボールペンと言えます。
エマルジョンインク
文具メーカーのゼブラによって開発された油中水滴型インクのことをエマルジョンインクと言います。
簡単に言えば油性・水性・ゲルなどのインクのそれぞれの良い所を取ったようなインクで、書き心地と耐久性を絶妙なバランスで保ったボールペンと言えます。
ゲルインク
ゲルインクとは、水と顔料、または染料に増粘剤を加えて作られたインクの事を言います。書き心地が良く、書き出しもかすれにくく、また耐久性が良好なことなどが特徴としてあります。
消せるインク(フリクション)
温度変化により色が変わるインクを使用し、ラバーでこすった際の摩擦熱でインクを無色化できる特殊インクのことで、フリクションとも呼ばれています。
消えたように思えるのは変色する性質を利用し透明にすることによって、消えているように見せていることが大きなポイントで、温度変化によっては消した文字が浮き上がることもあります。
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ボールペンのペン先の出し方の種類
ボールペンは使用しているインクの他に、ペン先の出し方によっても種類分けされます。
ノック式
ボールペン内部に搭載されたバネの力を利用し、片手で押すだけでボールペン内部から芯が押し引きできるタイプをノック式ボールペンと言います。
最もポピュラーなタイプのボールペンで、片手で一連の操作ができるため、効率よくボールペンを使えるのが特徴としてあります。
キャップ式
ボールペンをキャップで保護したタイプのボールペンで、キャップをかぶすことによってインクの乾きを防いで使うことが特徴としてあります。
しかしキャップをいちいち外す手間がある、キャップが紛失したらボールペン自体が使い物にならないといったデメリットもあり、現在ではあまり使われることがなくなりました。
ただ、高級感があるボールペンが多く販売されているため、プレゼント用として使われることも多いです。
ツイスト式
ボールペンを回転させて芯を出すタイプのボールペンで、ビジネスシーンを想定して作られたタイプなので、ノック式やキャップ式にありがちな「急に色が出なくなった」といった問題が起こりづらいです。
ステンレス製のものが多くインテリ感や高級感を相手に印象付けできる点も、ビジネスシーンにおいてはメリットと言えます。
振り子式
ボールペン内部にある重りを利用して、ボールペンを上下に振ることによって芯を出すタイプです。振り子式には多機能なボールペンが多くあり、シャーペンとボールペンが複合されたタイプによく使われています。
ボールペンの選び方
芯の太さで選ぶ
シャーペンと比べボールペンの真の太さは見落としがちですが、ボールペンにも芯の太さはそれぞれ設定されていて、0.3mm・0.4mm・0.5mm・0.7mm・1.0mmなどに分類されます。
使用目的や用途によって使いやすい芯の太さは異なり、例えばノートや手帳などに小さい文字を書く場合は、0.3~0.5mmを、イラストなどに使う場合は0.7~1.0mmなどがおすすめとされています。
多機能性で選ぶ
主に基本となる黒色に加え赤や青などの多色を使い分けすることができるものを多機能性のボールペンと言います。
一番のメリットは状況に応じて1本のボールペンで色を使い分けできることですが、構造が少し複雑なため壊れやすいといったデメリットもあります。
持ちやすさで選ぶ
ボールペンを選ぶ上では、他のポイントよりもある意味持ちやすさが一番重要と言えます。
いくら機能性が充実した高級品であっても、持ちにくくて使い辛いと本末転倒なので、自分の手や指に馴染みやすくて、文字がスラスラ書きやすいボールペンを選ぶことが何よりも大事です。
デザインで選ぶ
ボールペンには様々な種類のデザインがありますが、自分が使用する場に合ったデザインや、好みのデザインを選ぶことでより使いやすくなるでしょう。
例えば、ビジネスシーンではPOPな色合いの商品やデザインよりも、高級感を感じさせるシンプルなデザインの商品がおすすめです。
また、子供にプレゼントする場合は、アニメのキャラクターなどがデザインされているものや、明るい色合いのものを選ぶとよいでしょう。
他にも、形状がハートや星など、特殊なものもあるため、購入する際にはデザインも考慮して判断するのがおすすめです。
おすすめのボールペン
ゼブラ P-BAS76-NA-WG
ゼブラ P-BAS76-NA-WGは、メープル材をグリップ部分に使用することで、高級感と優しい雰囲気を感じることができる商品です。
曲線フォルムを採用しているため、手になじみやすく、しっかりと握ることができます。
滑らかな書き心地で耐水性にも優れたエマルジョンインクを使用しており、公的な文書の記入も問題なく行えます。
ボディの色は5色用意されているため、自分の持っている手帳などに合わせて選ぶこともできるでしょう。
ゼブラ 3色ボールペン B3AS88-W
ゼブラ 3色ボールペン B3AS88-Wは、重心を下げて使用時のブレを抑える低重心と、ペン先のブレを抑えるダイレクトタッチ、ペン内部のブレを抑えてくれるノイズフリー設計の3つを組み合わせたブレンシステムを採用しています。
そのため、文字を書く際にブレがほとんどないため、ストレスを感じにくい書き心地を実現しています。
黒・赤・青と3色使用できるため、様々な場面で活用できるでしょう。
パイロット フリクションポイントノック 0.4mm 8色セット
パイロット フリクションポイントノック 0.4mm 8色セットは、滑らかな書き味と強い耐久性を実現したシナジーチップをチップ部分に採用している商品で、こすると文字を消すことができるフリクションも使用できます。
赤、青、黒など使用頻度の多い色を始めとした8色がセットになっているため、この商品1つで様々な使い方ができます。
文字を消せるため公的な文書の記入には向いていませんが、手帳やノートなど修正したい事柄が発生しやすいものの記入に便利でしょう。
ぺんてる ゲルインキボールペン XBLN74-A
ぺんてる ゲルインキボールペン XBLN74-Aは、滑らかな書き心地を実現できるエナージェルを採用しているため、スラスラとした書き心地が好みの方におすすめの商品です。
一般的なゲルインキのボールペンはインクが乾くのが遅く、文字が滲んでしまって見た目が汚くなってしまうこともありましたが、エナージェルはすぐに乾くため文字が滲む心配もありません。
また、油性ボールペンよりも、はっきりとクリアな文字を書くことができます。
三菱鉛筆 油性ボールペン ジェットストリームプライム SXK300005D.9
三菱鉛筆 油性ボールペン ジェットストリームプライム SXK300005D.9は、回転繰り出し式のボールペンで、高級感のあるデザインをしているため、ビジネスシーンでも使用しやすいでしょう。
超・低摩擦ジェットストリームインクを採用することで、筆記の際の摩擦抵抗を減らして、滑らかな書き心地を実現しています。
また、インクの粘度が低いため、一般的な油性ボールペンよりも軽い書き味で書き進めることができます。
LAMY ラミー 4色 ボールペン 油性 2000
LAMY ラミー 4色 ボールペン 油性 2000は、シンプルながらも高級感のあるデザインが特徴的な高級ボールペンです。
手にも馴染みやすく使いやすいため、日常使いはもちろんプレゼント用としてもおすすめです。
ウォーターマン メトロポリタン エッセンシャル CT S2259352
ウォーターマン ボールペン 油性 メトロポリタン エッセンシャル CT S2259352は、高級感が漂うワンランク上のボールペンです。
シンプルでエレガント、そして高級素材を融合したデザインをテーマに作られているため、幅広い用途での使用が可能となっており、ビジネスシーンだけではなく様々なシーンで使用できます。
専用ケースも高級仕様になっているため、プレゼントにもおすすめでしょう。
ボールペンのまとめ
- ボールペンはインクによって種類分けされ、インクそれぞれに特徴やメリットがあるので、まずはどのインクを選ぶのかが大事になります。
- インクの他にも、芯の排出方法によっても種類分けされるので、自分が使いやすい排出方法を採用したボールペンを選びましょう。
- 使用目的や用途に応じて、各特徴を把握し自分に合ったボールペンを選びましょう。