CASIO EXILIMシリーズ(コンデジ)とは
デジタルカメラを製造・販売したカシオの代表的な機種がCASIO EXILIMシリーズです。
そもそも、カシオがデジタルカメラとして世に初めて出したカメラは1995年の3月に発売されたQV-10というカメラでした。
今見るとその大きさ、重さはとても気軽に持ち歩けるようなものではありませんが、それまで、業務用として使われていたカメラを一般個人が気軽に使えるコミュニケーションツールとして開発したのきっかけで当時はとても画期的なものでした。
CASIO EXILIMシリーズはそれまでのデジタルカメラがシャッターを押してから、取り込むまでのスピードの遅さとその筐体の大きさによる持ち歩きなどの不便さを驚異的に改善したコンパクトデジタルカメラの代表的シリーズといえます。
ウェアラブル・カードカメラというコンセプト通り、初代のエクシリムは名刺入れに入るほどの薄さで世間を驚かせました。
ちなみに、エクシリムの語源はラテン語の並外れたとか驚きを表す言葉エクシミウスと英語のスリムとを合わせた造語だそうです。
カシオエクスリムのCMには初代の女優の水川あさみに始まり、杏、女子プロゴルファーの有村智恵、寺本愛美などが起用されており、どちらかというと女性を意識したマーケティング活動が行われていました。
価格帯も3万円台とデジカメの中でも割と安価で手頃な価格というのも女性に受けたようです。
今ではスマホなどの普及により、廃れたイメージのあるコンパクトデジタルカメラですが、実は着々とその進化を続けています。
高画質で手ブレ補正機能、夜景やアウトドアの様々な状況に対応して撮影できるだけでなく、録音機能、mp3プレイヤー機能のほか最新モデルではビデオカメラに引けを取らない高画質のムービー撮影機能なども備えています。
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CASIO EXILIMシリーズ(コンデジ)のカメラの特徴
小型化、軽量化、それも常識をくつがえすぐらいのレベルで開発・販売された初代EX-S1の成功によりカシオではエクシリムを主力ブランドとしました。
初代のエクシリムは単焦点でしたが、現在では3倍ズームレンズを搭載したエクシリムカードシリーズがその系統を継いでいます。
また、派生モデルとしてマニュアル撮影や動画撮影を強化したエクシリムプロシリーズ、ズームレンズを搭載して省電力化を売りにしたエクシリムズームシリーズなども続々と開発され、エクシリムシリーズはコンデジの世界でもその名を不動のものとします。
その後2014年9月にEX-FR10が発売されます。
EX-FR10は今までのアクションカメラやタフネスカメラと全く異なるコンセプトを元に開発されており、新しい撮り方を提案するフリースタイルのカメラです。
このカメラの最大の特徴はカメラ部とコントローラー部を分けたセパレート構造となっており、Bluetooth機能も備え、離れた場所に置いたカメラ映像をモニターで確認しながら無線で遠隔操作して撮影することができるのです。
インターバル撮影もEX-FRシリーズの大きな特徴となっており、一度設定すれば自動で静止画や動画を撮影してくれるため非常に便利です。
EX-FRシリーズは全ての機種が防塵・防水・耐衝撃のタフネス仕様になっています。まさに全てを兼ね備えた新世代コンデジといえましょう。
CASIO EXILIMシリーズ(コンデジ)の価格帯
エクシリムシリーズの価格帯は現在は市場価格で1万円~2万円台が中心です。
3万円台になるとEXILIM EX-FR100Lのようなカメラとコントローラーを分離させたウェアラブルスタイルで撮影可能なフリースタイルを採用したデジタルカメラも出ています。
こちらは人物の肌をより明るく、滑らかに表現する「メイクアップモード」や、脚長写真を簡単に撮ることができる「美脚ガイド」も搭載しており、やはり特に女性を意識したモデルといえます。
また、落下強度1.7m(合体時1.3m)の耐衝撃性能をはじめ、-5度の耐低温仕様、IPX8、IPX6レベルの防水性能、IP6Xレベルの防じん性能を備え、コンパクトデジタルカメラとはいえかつてのカメラの能力・スペックははるかに超えています。