こちらの記事は2018年12月28日の記事を2020年2月17日に加筆修正いたしました。

加筆修正箇所
・洗濯機の選び方に付加機能で選ぶの項目を追記いたしました。
・洗濯機のおすすめメーカーと製品に以下の項目を追記し、2020年2月17日の情報に更新いたしました。
アイリスオーヤマのおすすめ洗濯機

こちらの記事は2020年2月17日に更新した記事を2020年7月15日に加筆修正いたしました。

加筆修正箇所
・洗濯機の選び方に夜間に使用する場合は静音性の高いものを選ぶを追記いたしました。
・洗濯機のおすすめメーカーと製品を2020年7月15日の情報に更新いたしました。

ここでは、日常生活に欠かせない洗濯機の選び方やおすすめのメーカーや、おすすめの洗濯機を紹介します。

洗濯機は日常生活には絶対に欠かせない日用家電であり、古くからは冷蔵庫、TVと並び「三種の神器」と呼ばれ、性能は年々進化しています。

この記事を読むことで、自分に合った洗濯機購入の検討が出来ます。

洗濯機の種類

洗濯機が普及し始めた1950年代では、「一槽式」と呼ばれる洗濯槽のみの洗濯機が主流でしたが、1970年代から登場した全自動洗濯機を皮切りに、現代ではさまざまな種類の洗濯機が発売されています。

洗濯機のスタイル

洗濯機には、大きく分けて以下の2種類のスタイルがあります。

全自動洗濯機
全自動洗濯機は、洗い・すすぎ・脱水まで、すべてを1つの槽で行う洗濯機です。

注水から最後の脱水までをすべて自動で行う洗濯機が、現在の洗濯機の基本型です。

乾燥機付洗濯機(洗濯乾燥機)
上記の全自動洗濯機に乾燥機能が備わったタイプの洗濯機で、洗い、すすぎ、脱水に加えて「乾燥」まで行ってくれます。

市場に登場した当初は高額であったこともあり、一部の家庭でしか使われていませんでしたが、2000年代前半から、年々需要と販売台数が伸びています。

乾燥機能が付いているため、高性能で便利な洗濯機ですが、「洗濯できる量より乾燥できる量が少ない」などと言ったデメリットがあります。

ドラム式に至っては、重量のわりに洗濯できる量が少なく、また全ての工程において使用水量も少ないため、使用する洗剤の調整を繊細に行う必要があり、便利さの反面見えない手間が必要といったデメリットもあります。

洗濯機の洗濯方式

洗濯機は前述の2種類のスタイルと、それをベースとした数種類の洗濯方式が存在します。

ドラム式(横型)
ドラム式(横型)は、洗濯機の真横に水平になる世に設置されたドラムが回転し、持ち上げて下に落とす「たたき洗い」が特徴の洗濯機で、コインランドリーでよく見かけるタイプです。

使用水量が少ないため、少ない水で洗剤を溶かすため、皮脂汚れに強く、また衣類が空気に触れやすいため乾燥が早いなど、さまざまなメリットがあります。

しかし、一般的な縦型洗濯機に比べると、洗浄力がやや劣る面がデメリットです、海外製品が多いため、価格帯も高めな事が特徴です。

ドラム式(斜めドラム)
ドラム式(斜めドラム)は、ドラムが斜めに設置されたタイプの洗濯機で、日本国内で使われているドラム式の洗濯機はこの斜めドラムタイプが一般的です。

メリットは横型ドラムと同じですが、横型ドラムに比べデザインや形状がスタイリッシュなため、一般のご家庭でも設置しやすく、使いやすいでしょう。

横型ドラムと同じく、縦型洗濯機に比べると、洗浄力がやや劣る面がデメリットです。

縦型洗濯機
一般的な形状の洗濯機で、「パルセーター」と呼ばれる洗濯機底の羽根の回転を利用したモミ洗いが特徴的で、一般的に最も使われているタイプです。

ドラム式に比べ洗浄力が高く、また価格帯もリーズナブルなものが多いため、購入しやすい洗濯機です。

洗濯物の傷みや、からみがドラム式に比べると多く、また大物洗濯物の出し入れがしにくいなどのデメリットがあります。

洗濯機の選び方

容量(使用人数)で洗濯機を選ぶ

洗濯機の容量の目安は、1人分を1.5kgとして、それに使用人数をかけた数字が目安です。

4人家族の場合であれば「1.5kg(1人当たりの数字)×4人=6.0kg」であり、この数字を目安にして、洗濯機を選ぶのが一般的です。

しかし、あくまでも一般的な目安であり、洗濯物は季節や状況によって量が変動することがあります。

育ち盛りのお子様がいる場合は、洗濯物が増えることがあり、衣料以外のシーツや毛布などの選択を考えても、容量の大きい洗濯機を選ぶ方がおすすめです。

洗濯機を容量で選ぶ際は、基準となる目安の数字よりも、少し大きい容量のものを選んで購入すれば、失敗するリスクを抑えることができます。

乾燥機能で洗濯機を選ぶ

洗濯機に備わる機能性も、洗濯機を選ぶ上の重要で、その中でも「乾燥機能」の有無は大きなポイントです。

乾燥機能には2種類の乾燥方式があり「ヒートポンプ式」と「ヒーター式」に分類されます。

各方式の特徴は以下の通りです。

ヒートポンプ式

ヒートポンプ式は、仕組みはエアコンなどと同じで、空気中の熱を利用して洗濯物を乾燥させます。

ヒートポンプ式の特徴は以下の通りです。

  • 温風による乾燥で衣類が傷みにくい
  • 乾燥スピードが速い
  • 乾燥中でもドアを開閉できる

ヒートポンプ式にはこれらの特徴があり、省エネ性能にも優れていることがメリットですが、その反面本体価格が高いというデメリットもあります。

ヒーター式

ヒーター式はドライヤーなどと同じ仕組みで、電気によって洗濯物を乾燥させます。

ヒーター式の特徴は以下の通りです。

  • 高温のため洗濯物が傷む場合がある
  • 電気代がかかる

特徴だけをみるとデメリットが目立ちますが、ヒートポンプ式に比べて、ヒーター式は本体価格が安いことがメリットです。

設置場所で選ぶ

洗濯機の設置場所の確認は、洗濯機を購入する際の必須確認事項です。

設置場所に適さない洗濯機の場合、せっかく使いやすく便利なものであっても、余計なデメリットが生じてしまいます。

設置場所のサイズや、使用蛇口の位置や向きなどを事前に必ず確認し、設置場所に適した洗濯機を必ず選ぶとよいでしょう。

付加機能で選ぶ

現代では、無線LAN機能を搭載した洗濯機が少なくありません。

連携したスマートフォンやスマートスピーカーによってリモート操作したり、洗濯を始める予約時間を外出先から変更できるほか、運転コースを選択したり、天気予報をもとに運転コースのアドバイスをしてくれます。

より洗濯機の性能を生かして、適した洗濯や乾燥を行うことが出来ます。

夜間に使用する場合は静音性の高いものを選ぶ

日中、洗濯を行うのが難しく、夜間に洗濯機を使用する機会が多い方は、静音性の高いものを選ぶとよいでしょう。

40dB以下の商品であれば、比較的静かな状態で使用できる傾向にあることから、購入する際は、40dB以下の商品がおすすめです。

また、縦型洗濯機よりもドラム式洗濯機のが静音性が高いため、静音性にこだわる場合は、縦型洗濯機よりも購入時のコストはかかりますが、ドラム式洗濯機を購入するのがおすすめです。

駆動方式によっても静音性が左右されるため、使用されているモーターの種類などもあらかじめ確認しておくとよいでしょう。

洗濯機のおすすめメーカーと製品

日立

日立は、タテ型洗濯機とドラム式洗濯機の2型を中心に発売しており、独自技術の「ヒートリサイクル」や「ナイアガラビート洗浄」機能が特徴のメーカーです。

AI技術を取り入れた洗濯機も近年販売しており、衣類に合わせた賢い洗濯を行うことができます。

毎日の洗濯が便利になる機能が搭載された洗濯機が数多く販売されているため、機能性を重視する方におすすめのメーカーです。

日立 ビートウォッシュ BW-DX90F

日立 ビートウォッシュ BW-DX90Fは、洗剤と柔軟剤の自動投入機能が搭載されているため、洗濯をする度に洗剤を測る必要がなく、毎日の洗濯が楽になるでしょう。

市販の洗剤や柔軟剤の詰め替えパック1袋分をそのままタンクに入れられるため、洗剤などを置く必要もなくなり、洗濯スペースをスッキリとした見た目で使用できます。

また、複数のセンサーを駆使して、洗濯物の汚れ具合などを自動で判断し、洗い方や運転時間を調節してくれるAIお洗濯機能が搭載されています。

洗濯物に合わせた洗濯を行えるため、汚れを綺麗に落とし、かしこい洗濯を行えるでしょう。

ビートウィングXと呼ばれる回転羽根とナイアガラシャワーを組み合わせたナイアガラ ビート洗浄を採用することで、洗いムラのない高い洗浄力を実現しています。

乾燥機能の面では、衣類を舞い上げるようにして、乾燥をすることでふんわりとした仕上がりを実現してくれる速乾ビート乾燥を行えます。

優れた機能が豊富に搭載されているため、機能性の高い縦型洗濯乾燥機を購入したい方におすすめの商品です。

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パナソニック

パナソニックの洗濯機は、洗練されたスタイリッシュなデザインと、泡を使用した洗浄方法が特徴的です。

消臭・除菌に優れた「ナノイーX」を搭載している商品もあり、花粉対策にも活用できるでしょう。

花粉やダニなどアレル物質が気になる方におすすめの洗濯機が揃っているメーカーです。

パナソニック NA-FD80H8

パナソニック NA-FD80H8は、洗濯を行う前に約87分の温風乾燥をすることで、洗濯物に付着したダニやアレル物質を繊維から引きはがすことができる、ダニバスターコースを搭載しています。

ダニが繁殖しやすいとされている、布団カバーや枕カバー、毛布などにも使用できるため、アレル物質を徹底的に除去したい方におすすめです。

洗剤を泡状にして衣類に振りかけることで、泡が衣類を繊維まで包み込み、通常の洗浄では難しい繊維の奥の汚れまで綺麗にしてくれます。

洗いムラを抑えてくれるパワフル立体水流や、左右のシャワーから水を出すことで洗剤を洗濯物に満遍なく浸透させてくれる2段階シャワーなど、優れた洗浄機能が数多く搭載されています。

また、食べこぼしや泥汚れなどの頑固な汚れを綺麗にしてくれるパワフル滝洗いコースや、油汚れに最適な温風つけおきコースなど汚れや洗濯物に合わせたコース選択が可能です。

洗濯槽を自動で洗浄してくれる機能が付いているため、毎日洗濯を行っても衛生的に使用できるでしょう。

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SHARP

SHARPは、AIを搭載したスマートで高機能な洗濯機が特徴です。

ドラム式と縦型の2タイプの洗濯機が販売されており、シャープ独自の機能や設計が搭載されています。

特にタテ型洗濯機の穴なし槽は、シャープだけの独自設計で、他のメーカーでは購入できないためおすすめです。

SHARP ES-H10E-WL

SHARP ES-H10E-WLは、SHARPの独自技術の1つでもあるプラズマクラスタ―を放出することができ、水洗いができない衣類の除菌や消臭を行ったり、衣類に付着した花粉を落としたり、静電気を抑制することが可能です。

洗浄方法にはマイクロ高圧洗浄を採用しており、高圧シャワーノズルから毎秒100万個以上の水滴を洗濯物に噴射できるため、水滴が繊維の奥まで入り込み、奥から徹底的に汚れを飛ばしてくれるでしょう。

また、襟の汚れ、黄ばみなどのしつこい汚れを集中的に洗浄する極め洗いコース、衣類の傷みや型崩れを防ぎながら洗浄を行えるホームクリーニングコースなど多彩な洗浄コースが用意されています。

洗濯槽を高速回転させても動作音を抑制してくれるDDインバーターを搭載しているため、洗い時は26dBにまで動作音を抑制できる優れた静音性を実現しています。

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アイリスオーヤマ

アイリスオーヤマは、部屋干し特有の気になる臭いを防止してくれる機能が搭載された洗濯機を販売しているため、頻繁に部屋干しを行う方におすすめのメーカーです。

部屋干しに特化した商品が多いですが、通常の洗濯を行ってもしっかりと汚れを落とし、乾燥も行えるため、部屋干しをしない方でも安心して購入できるでしょう。

アイリスオーヤマ HD81AR

アイリスオーヤマ HD81ARは、臭いの元にもなる菌を繊維の奥から抑制することができるAg+除菌システムを搭載しているため、汗や部屋干しの気になる臭いを防止可能です。

洗濯物だけでなく、洗濯槽など洗濯機の内部の除菌も行うことができ、毎日衛生的に使用できます。

洗浄面では、水を温めて洗浄を行う温水コースを搭載しており、洗剤による洗浄効果を最大限引き出しながら繊維に染み付いた黄ばみや、皮脂汚れを除去できます。

また、部屋干しコースを選択すれば、最後のすすぎを温水で行うことで、部屋干しを行った際に通常の洗浄コースよりも約3時間早く洗濯物を乾かすことが可能です。

忙しい生活の中でも洗濯物に掛ける時間を大幅に短縮できるため、日中洗濯物を行えない方にもおすすめとなっています。

他にも衣類や汚れに合わせて14種類の洗浄コースを選択できたり、脱水後に衣類をほぐして取り出しやすくしてくれる布ほぐし機能など便利な機能が豊富です。

人気洗濯機のまとめ 

  • 洗濯機は、洗浄力の高い「縦型洗濯機」、便利性の高い「ドラム式洗濯機」の2種類に分類され、現在発売されている洗濯機のほとんどが全自動洗濯機です。
  • 乾燥機能付きの洗濯機の場合は、ヒートポンプ式が一般的で、ヒートポンプ式の方が、メリットが多いです。
  • 洗濯機の容量は1人当たりを5kgとして、使用人数をかけた数字が目安になりますが、その数字よりも少し大きめのサイズを選びましょう。
  • これらのポイントを踏まえ、用途や使用人数、使用環境に適した洗濯機を選ぶのが大切です。