この記事を読むことで、つげ櫛の特徴や使い方、選び方などを解説します。

この記事ではつげ櫛について解説します。日本の伝統的な工芸品の一つとして現在も愛用され続けているつげ櫛ですが、使い続けると髪がつやつやになり、頭皮にも優しく、使い心地もよいことが特徴です。

装飾などが施されたものもありプレゼントにもピッタリでしょう。この記事を読むことで、つげ櫛購入の検討が出来ます。

そもそもつげ櫛とはなにか?

つげ櫛とは、つげ科などの樹木から作られた櫛です。乾燥させることで強度が増します。

漢字では柘植(ツゲ)と書き、美しい黄色になることから「黄楊」と書かれることもあります。

国産のつげ材で作られたものは、質感が均一で滑らかな使い心地です。つげ材は弾力と粘りが強く、乾燥させることで軽くなり、折れにくくなります。

つげ櫛と一般的なヘアブラシとの違い

つげ櫛の材質が国産つげ材の場合は高価になりますが、強度が高く一生ものとして長く使えます。

ヘアブラシはプラスチック製のものや、豚や猪など天然毛を使用したものなど様々です。また価格も100円均一から数万円する高価なものもあります。

髪質に合わせたり、使う目的や好みもありますが、耐久性はつげ櫛が良いでしょう

また、老舗の職人が丹精込めて作ったつげ櫛は、高級品として古くから日本人に親しまれています。

つげ櫛の魅力

つげ櫛は髪がつやつやになり、頭皮に優しいという特徴があり、天然のトリートメントともいわれています。

つげ櫛の魅力①:髪に艶が出る

つげ櫛は椿油をしみ込ませて使用するので、使い続けるほどに髪がしっとりとして艶がでてきます。

また、頭皮を乾燥から守るため、フケを抑制する効果もあります。

つげ櫛の魅力②:静電気が起こらない

つげ櫛は静電気が起こりにくく、切れ毛や枝毛を防ぎます。

静電気による髪の絡まりを防止するのが、つげ櫛の特徴です。

つげ櫛の魅力③:椿油を使用しているため香りがよい

つげ櫛を作る工程で椿油をしみ込ませているため、香りも良く髪にもほんのりと椿油の良い香りが移ることも特徴です。

つげ櫛の使い方

つげ櫛に椿油をしみ込ませることで、長く使うことができます。

つげ櫛は熱や水に弱いため、ドライヤーとの併用や水洗いはできません。濡れた髪にも使えないので注意が必要です。

また、普段ヘアブラシを使用されている方は根元から毛先へ櫛を入れたくなりますが、つげ櫛は毛先から頭皮に向けてもつれを解くように少しずつとかしていきます。

つげ櫛のメンテナンス方法

メンテナンス方法として、まず始めに椿油をつげ櫛に塗ります。その際、不要になった歯ブラシなどで櫛の歯の間にも塗っておきます。しばらく置くと汚れが浮き上がってくるので、掻き出すようにこすとよいでしょう。

最後はティッシュペーパーなどで拭き上げ、3~4時間、または一晩ほど置くと櫛に椿油がしみ込み光沢がでます。このメンテナンスを繰り返し行うことで、つげ櫛を長く使い続けることができます。

つげ櫛の選び方

つげ櫛の選び方①:髪の長さや質に合った大きさ

選び方の目安としては、髪の量が少ない方は3~4寸、髪の長い方や量が多い方は5寸以上が使いやすいでしょう。

つげ櫛の長さは「寸」で表します。一寸は約3㎝です。一般的なとき櫛は3寸から3寸5分、4寸、5寸、5寸5分のおおむね5種類です。

持ち運びなど使用する用途も考慮し、携帯して使う場合やお子様には3~4寸の小さめがおすすめです。5寸以上ものは、毎日のお手入れに使いやすい大きさです。

また、自宅や外出先で使う場合や、どの大きさか迷う場合は4寸5分サイズがどんな用途にも使いやすい大きさです。

つげ櫛の選び方②:形で選ぶ

つげ櫛の一般的な形である「とき櫛」は初心者におすすめです。適度な厚みもあり持ちやすく、大きさや材質も種類が多いため目的に合わせて選べます。

つげ櫛には他にも色々な形があります。使う用途にあったものを選びましょう。

先の尖った持ち手が付いている「セット櫛」は、柄の先で髪を分け、細かい歯で髪を整えられるため、セット用に使われます。

太いしっかりとした持ち手が付いている男性用の「男櫛」はスーツのポケットなどに入れて、外出先でも髪を整えられます。また、持ち手の角が少し丸まった優しい印象に仕上げられた「手付」は女性向けです。

かまぼこ型の「花櫛」や半月型の「半月櫛」は彫り物や蒔絵、塗りなどが施されており、和装などの飾り櫛としても使われます。コンパクトなサイズで携帯しやすく普段使いにもおすすめです。

つげ櫛の歯と歯の間隔もさまざまで、歯の間隔が細めの場合は髪質が細い人や毛量が少ない人、歯の間隔が太めの場合は髪質が太く毛量が多い人向けとなります。

歯の間隔がとても大きく、切込みも深くなっているウェーブパーマ用のつげ櫛もあります。

つげ櫛の選び方③:材質で選ぶ

つげ櫛はつげ材で出来ているのですが、つげにも種類があります。また、つげ以外の材木が使われているものもあり、材質によってそれぞれに特徴があります。

国産のつげのなかでも最高級といわれているのが「薩摩つげ」です。

成長が遅く粘りがある薩摩つげで作られたつげ櫛は高級品で、価格は1万円前後と高価ですが、手入れをしっかりすれば一生使えます。

製材から完成まで10年以上かかることもあり、職人の手でひとつひとつ丁寧につくられます。

あかねつげや本つげという材質は国産もありますが、アカネ科という東南アジアなどの樹木や中国産のつげ材を使用しているものもあります。成長が早く国産のつげより強度は落ち、割れやすくなりますがリーズナブルです。

購入の際は、材質の産地を確認するとよいでしょう。

つげ櫛のおすすめ5選

薩摩つげ櫛 とき櫛は老舗の技と素材が特徴的

製材後に10年以上寝かせた、鹿児島(指宿)の薩摩つげを使用。こだわりを追求した職人の手作業で仕上げられています。

つげ櫛の「竹」のマークは、明治13年創業の老舗「十三や工房」のしるしです。

小さめで手にもなじみやすいサイズは持ち運びにも便利。個包装された箱入りですのでプレゼントにもピッタリです。

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薩摩つげ
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本つげ櫛 解櫛3寸3分は手軽な値段でケースも完備

タイなど海外から取り寄せた原木を使用しています。吟味した原木を国内で製材し、匠によってすべて手作りで丁寧に作られています。

本つげを使用することで薩摩つげよりも手頃なお値段で、気軽に使えます。櫛には葡萄や薔薇などの彫りが入っており、とてもおしゃれ。

付属のケースにもこだわりがあり、蓋つきで飛び出しません。また傷がつく恐れがあるスナップは使わず、くるみボタンに紐で引っ掛ける仕様になっています。

本つげ とかし櫛 半月 蝶 (半月)は子供のプレゼントにもおすすめ

本つげを使用した半月型のコンパクトなつげ櫛で、お出かけ先への持ち運びや、お子様へのプレゼントにも人気があります。

蝶や植物の抜型がとてもキュート。外国産アカネ科の木材を使用しており、国内で製造されています。

リーズナブルなお値段で、初めて使われる方や試しに使ってみたいという方にもおすすめです。

黄楊櫛 セットくし 椿油仕立はサブとしての使い方にもおすすめ

本つげを使用した、全長21㎝・櫛の部分8.5㎝のセット櫛です。

歯の間隔は細目なので、セットした髪の流れを整えたり、柄の先で髪を取り分けたりできるので髪のアレンジをされるかた向けです。

本つげを使用しているためお手頃価格で、とき櫛とは別にもう一本持っておくのもおすすめです。

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高級本つげ製品
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つげ櫛  国産さつまつげは最高級の中でお手軽価格

国産の薩摩つげを使用し、持ち手には迫力ある達磨が彫られた存在感のある男櫛です。大き目の作りでしっかりと握れるのため、ご自宅などで使う分には女性にもおすすめでしょう。

レーヨンちりめんのケース付きで持ち運びにも便利で、最高級の薩摩つげ櫛としてはお手頃価格です。

つげ櫛についてのまとめ

  • つげ科の樹木から作られた櫛で強度が高く、椿油を使って正しいメンテナンスをすることで、一生使い続けることもできます。
  • 椿油がしみ込んだつげ櫛は頭皮を乾燥から守り、髪はツヤツヤになります。静電気が起きないので枝毛や切れ毛も防げます。
  • つげ櫛は長さや形、材質も様々です。髪の質や量、使用する用途によって選ぶとよいでしょう。
  • 老舗などで扱われている薩摩つげは最高級品で、他にも国産のつげ材を使った高級品から、輸入材を使用したリーズナブルなものもあります。