Panasonic LUMIXシリーズ(コンデジ)とは
Panasonic LUMIXシリーズ(コンデジ)はパナソニックが取り扱っているコンパクトデジタルカメラです。
手軽に持ち歩いて撮影できるデジタルカメラを提供するために作られました。
2001年にDMC-LC5というF2.0~2.5の明るいレンズを搭載したモデルが登場しています。
同年にはよりコンパクトなDMC-F7も発売開始されています。個々のコンパクトモデルは1秒4コマの連続撮影が可能です。
2002年には光学12倍ズームを搭載したDMC-FZ1が発売開始されています。
光学とデジタルズームと両方併せると最大36倍にもなります。
このモデルの登場により、望遠での撮影がより手軽になりました。
DMC-FZ1では光学式手ぶれ補正が搭載されており、望遠で撮影しても手ぶれを抑えやすくなっています。
広角での撮影が便利になったのが2006年に登場したDMC-FX01です。
このモデルでは広角28mmのレンズを搭載、さらに光学式手ブレ補正により手ブレを抑えた広角写真が撮影できるようになりました。
2006年にはインテリジェントISO感度コントロールを搭載したDMC-FX07も発売されています。
被写体やカメラといった動きを認識し、適切なISO感度を決定するという技術です。
手ブレを抑えたいがISO感度を上げるとノイズが多くなるという時に便利なコンパクトデジタルカメラです。
アウトドアでも使用できるよう、防水性や防塵性に優れた設計となったのが2009年に登場したDMC-FT1です。
このモデルではさらに水中撮影もできるようになりました。
2014年に発売開始となったDMC-TZ60では光学30倍ズームレンズが搭載されました。
2015年に発売開始されたDMC-SZ10では180度チルト式モニターが搭載され、自撮りが楽に行えるようになりました。
高倍率のモデル、広角のモデル、アウトドア用のモデル、ハイエンドモデルなど様々なモデルが揃っています。
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Panasonic LUMIXシリーズ(コンデジ)のカメラの特徴
Panasonic LUMIXシリーズ(コンデジ)の高倍率モデルと他のカメラで大きな違いとなっているのが望遠です。
DMC-TZ60の光学30倍ズームレンズでは35mm換算でいうと最大720mmもの焦点距離になります。
デジタル一眼レフカメラでこれだけのシステムを組もうとすると、大きな負担が必要ですがDMC-TZ60では手頃な負担で実現させることが可能です。
600mm以上の望遠レンズとデジタル一眼レフカメラを併せると数kgほどの重量となってしまいますが、DMC-TZ60なら本体約214gの重量しかありません。
高価なシステムと比べるとコンパクトデジタルカメラのほうが画質は劣ります。
しかし趣味の範囲であれば十分な画質を持っています。
2013年に発売開始したDMC-FZ70では広角側20mmから望遠側1200mmまでカバーすることが可能です。
1台のデジタルカメラで広角撮影から望遠撮影まで行えるようになりました。
さらにモデルによっては連写性能も優れています。
2016年に発売開始されたDMC-TZ85では4K PHOTOにより、1秒30コマの連写ができます。
他のカメラでは連写を続けるとスピードが遅くなることがありますが、DMC-TZ85では速いままなのが良いところです。
Panasonic LUMIXシリーズ(コンデジ)のカメラの価格帯
¥40,972円~¥49,800円
Panasonic LUMIXシリーズ(コンデジ)の高倍率モデルでは2017年にDMC-TZ100が登場していますが海外発売となっています。
そのため国内発売の最新モデルは2017年発売開始のDC-TZ90となっています。
このモデルの価格帯は40,972円から49,800円です。
ハイエンドモデルのDMC-TX1は2016年に登場しました。
有効画素では2010万画素もあり、デジタル一眼レフカメラのエントリーモデルとそれ程変わりません。
このモデルでは54,771円から81,500円の価格帯となっており、高性能な分だけ価格帯が高めになっています。
2018年3月15日にはDC-TX2が登場しました。
97,080円から98,987円までの価格帯となっており、発売開始からまだ期間が空いていないため、比較的高価となっています。