こちらの記事は2019年8月15日の記事を2020年6月22日に加筆修正いたしました。

加筆修正箇所
・レインコートの選び方に素材で選ぶを追記いたしました。
・おすすめのレインコートを2020年6月22日の情報に更新いたしました。

この記事では、レインコートの選び方やおすすめ品などを紹介いたします。

雨の日は、出かけるのがおっくうになってしまうことあるでしょう。電車で移動する時は傘をさせば雨をしのげますが、自転車やバイクで通学、通勤をしている方はそういうわけにもいきません。

そこで活躍してくれるのがレインコートです。最近のレインコートは昔のものと異なり、高機能でデザイン性にも富んでいるものが多くあります。

この記事を参考に、ぜひ自分に合ったレインコートを見つけてみてください。

レインコートの選び方

機能性で選ぶ

レインコートを選ぶ際に、まず注目したいポイントは機能面です。

特に注目したい機能として、「耐水圧」、「撥水性」、「透湿性」の3つがあげられます。以下では、それぞれのポイントについて詳しく解説していくため、購入の際にぜひ参考にしてみてください。

〇耐水圧が高いと生地に水が染み込みにくい

耐水圧とは生地に染み込もうとする水に対しての耐性を表します。耐水圧が高ければ高いほど、生地に水が染み込みにくいということです。

JIS規格上では、生地の試料片の上に1㎠の柱を設置し、中に水を入れていき、生地の裏側から水が出てきた時の柱の高さを測ってデータとしています。

例えば、耐水圧が200000㎜であれば、20mの柱に水を入れた時に生地の裏側から水が出てきたということになります。

〇撥水性が高いと水滴が生地から払い落されやすい

撥水性とはレインコートの表面についた水滴をはじく性能のことをさします。

撥水性能が高ければ、それだけ水滴が生地から払い落とされやすいということです。撥水性能が高ければ、汚れやシミがつきにくくなります。

また、撥水性能が低いと、湿気を外に逃がす機能が低下してしまいます。登山においては、低体温症のリスクにもかかわる大事な要因となるため、必ず購入する際にチェックしましょう。

〇透湿性が高ければ高いほど蒸れにくい素材

透湿性とは1㎥あたりの生地に24hでどれくらいの量の水分が透過するかを表したものになります。

そのため、透湿性が高ければ高いほど湿気を外に逃がすため、蒸れにくい素材ということです。透湿性が低いと、いくら耐水性が高くても汗を外に逃がしてくれないため、不快な状態となってしまいます。

使用用途で選ぶ

レインコートを使用する場面は、自転車やバイク、登山など様々です。

使用用途によってレインコートの選び方も変わるため、自分の使用用途に合ったレインコートを選ぶようにしましょう。下記では、使用用途別におすすめのレインコートの特徴を紹介いたします。

〇自転車に乗る場合

自転車に乗る際は汗をかきやすいため、透湿性に優れたレインコートを選ぶとよいでしょう。

反射テープがついているものを選ぶと、安全面の向上につながります。地面からの水の跳ね返りも考えて、上下別れているデザインの物を選びましょう。

また、自転車に乗る際はサドルの水は拭くようにしましょう。サドルが濡れたまま長時間乗ると、透湿性があるレインコートの場合、内側に浸水してしまう可能性が高くなります。

〇バイクに乗る場合

バイクの場合は速度が出ることから、レインコートにかかる水圧も高くなります。そのため、耐水性が高く、ジッパーなどの隙間から浸水しないようになっているものを選びましょう。

少し価格は高くなりますが、バイク用品のメーカー各社からバイク乗り用に特化したレインコートが多数販売されています。デザイン性も高いため、一度チェックしてみるのもよいでしょう。

〇遊園地などのレジャーに行く場合

遊園地やレジャーに持っていく際は、持ち運びに便利な袋付きのレインコートを選ぶとよいでしょう。

急な雨に降られた時の対策として持っていくため、ポンチョのようなものであれば、リュックの上などからでもすぐに羽織ることができます。また、袋に入れて保管するようなレインコートはすぐにしまえるように撥水性が高いものを選びましょう。

〇登山の場合

登山や釣りなどの本格的なアウトドアで着用する場合は、軽量な物を選びましょう。

釣りなど、比較的運動量が少ない場合は耐水性重視のものを、登山など、アクティブに身体を動かす場合は透湿性重視の物がおすすめです。ベンチレーションがついていると更に快適に過ごすことができるでしょう。

登山用のレインコートもアウトドアメーカーで多数取り扱われています。

サイズは胴回りで選ぶ

基本的にレインコートのサイズは、胴回りで合わせます。身長に合わせてしまい、胴回りが小さくなってしまったなんてことにならないよう注意しましょう。

また、レインコートは服の上から羽織るので多少余裕を見たほうが無難です。

デザインで選ぶ

レインコートのデザインは大きく分けて、セパレートタイプ、コートタイプ、ポンチョタイプの3つに分けることができます。

下記では、それぞれの特徴や向いている場面などを紹介しているため、ぜひ参考にしてみてください。

〇上下が分かれているセパレートタイプ

セパレートタイプは上下が分かれているものです。

上下別れていることで、動きやすいためアウトドアやゴルフなどのスポーツに向いています。自転車やバイクに乗る際もセパレートタイプがおすすめです。

〇コートタイプ

コートタイプは、通勤などで長靴と合わせて着用すると衣類も濡れないためおすすめとなっています。

小さいお子様でも、すぐに着脱が可能です。

〇ポンチョタイプ

ポンチョタイプは、すぐに羽織れてかさばらないため、レジャーなどにおすすめです。

買う際は袋がついているもので、撥水性に優れているものを選びましょう。

素材で選ぶ

レインコートの素材には様々な種類があるため、自分の目的や好みに合わせて選択するとよいでしょう。

例えば、ビニル素材は雨を通しにくく、防水性に優れた商品が多いです。

しかし、重量が重く、動きづらい商品が多いため、自転車に乗る際など動く機会が多い場面での使用には向いていません。

また、ポリエステル素材は軽量で動きやすいですが、ビニル製よりも防水性が低い傾向にあります。

そのため、極力濡れたくないという方の使用には向いていません。

それぞれのメリットやデメリットを把握することで、より快適な状態で使用できるでしょう。

レインコートの手入れ方法

レインコートは定期的にお手入れをすることで、耐水性や撥水性を長期間保つことができます。

使用した後のレインコートは、シャワーで丸々洗い流すのが一番簡単な方法です。それが難しい場合は、汚れや砂利などを取った後に濡れた布で拭きます。

レインコートの手入れでやってはいけないことが、洗濯機で洗うことです。水を通さない素材なため、洗濯機が回転する際、水の重みを洗濯機がそのまま受けることになります。洗濯機が壊れたり思わぬ事故の危険があるので絶対に避けましょう。

おすすめのレインコート

MeLuMe レインコート MLAP-162219

MeLuMe レインコート MLAP-162219は、迷彩柄のオシャレなデザインをしたセパレートタイプの商品で、4種類のデザインから好みのデザインを選択できます。

袖口部分や首元部分は、水が浸入しにくい設計をしており、見た目だけでなく機能性も抜群です。

また、撥水加工が施されているため、水をしっかりと弾いてくれるでしょう。

ファッション性も重視したい方におすすめの商品です。

SOLCION 窓付きレインポンチョ カモフラ RAP002

SOLCION 窓付きレインポンチョ カモフラ RAP002は、透明仕様の窓が付属しており、雨の日でも内側の生地をめくるだけで、スマホを濡らさずに使用できます。

生地の表面に撥水加工、裏面にはPUコーティングがされているため、防水性に優れています。

また、収納袋が付属しているため、リュックなどにコンパクトに収納することができ、アウトドアシーンにも持ち運びしやすいでしょう。

レインコートとしての使用以外に、芝生などの地面に敷くことでレジャーシートしても使用可能です。

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aquas hack ステンカラーレインコート 06003142

aquas hack ステンカラーレインコート 06003142は、水滴をしっかりと弾いてくれる撥水性の高い生地を使用しており、水蒸気を外に逃す透湿性能にも優れているため、夏場など湿度が高い場所でも蒸れることなく快適に着用できます。

取り外しができるフードが付属しているため、体だけでなく頭が濡れるのも防げます。

また、サラっとした感触の着心地を実現し、通常のコートと同じ感覚で着用できるため、ファッションにも合わせやすいでしょう。

身長が154~162cmの方向けのフリーサイズとなっています。

Canadian East レインコート CEW8020S

Canadian East レインコート CEW8020Sは、膝下までのサイズとなっており、上半身から下半身まで幅広い範囲をしっかりと雨から守ることができます。

夜間でも周囲が視認しやすい反射テープが背面に付属しているため、夜間でも安心して歩行を行えるでしょう。

また、腰から下のマチを拡張できるため、着用したまま自転車などに乗っても、動きが制限されず快適に運転できます。

バッグ型の収納袋が付属しており、使用しない際の持ち運びも楽でしょう。

スミクラ レインコート 5個セット

スミクラ レインコート 5個セットは、強力防水仕様の非常にシンプルなデザインのレインコートが5個セットになった商品です。

袖口をゴムで絞ることができるため、袖口からの水の侵入を防ぐことができるでしょう。

また、処分の際に有害ガスを出さない低公害素材のEVAを使用しているため、環境にもやさしいです。

10個セットや120個セットもあるため、大人数で使用したい方にもおすすめです。

SAGISAKA レインポンチョ チャリーポンポン 73905

SAGISAKA レインポンチョ チャリーポンポン 73905は、前カゴが付属した一般的な自転車に乗る際に使用できる商品です。

着用した状態でフロント部分を前カゴに被せて使用することで、体はもちろんのこと、カゴの中身が濡れるのも防げます。

また、フードが首の動きに合わせて左右に動くため、締め付けられるような感覚もなく、首への負担を減らすことで快適に着用可能です。

前後に合計5個の反射板が付属しており、夜間でも安心して使用できます。

Wpc. FREERPO-934BR×BK

Wpc. FREERPO-934BR×BKは、男女問わず使用しやすいデザインをしており、リュックなどの荷物を背負っている状態や、アウターを着用している場合でも羽織りやすい商品です。

軽量で丈夫なリップストップ生地を採用しているため、耐久性を実現しながら軽い着心地を体感できます。

また、防水効果のあるシームテープを施すことで、雨水が内部に侵入するのを防いでくれます。

専用の収納袋に折り畳んで収納できるため、使用しない時も場所を取らないでしょう。

レインコートについてのまとめ

  • レインコートを選ぶ際は「耐水性」、「撥水性」、「透湿性」を念頭に入れて選ぶ。
  • レインコートは用途によって向き不向きがあるので、自分がどのようなシチュエーションで使うか考える。
  • レインコートのデザインは、大きく分けて「セパレートタイプ」、「コートタイプ」、「ポンチョタイプ」の3種類があり、用途によって選ぶと良い。
  • レインコートにお手入れは基本的にはシャワーで汚れを洗い流す。洗濯機で洗うと洗濯機が壊れたり、事故の原因になるので絶対に行わない。