この記事では、子供用浴衣を選ぶ際にどんな点に着目すべきかや、おすすめの子供用浴衣を紹介します。
夏になると、お祭りや花火大会と浴衣を着る機会が多くなります。自分の子供に浴衣を買おうと考える人も少なくありません。
この記事を読むことで、子供用浴衣の選び方と自分に合った商品の購入を検討出来ます。
目次
子供用浴衣の選び方
子供用の浴衣を選ぶ際に、男の子や女の子問わず着目すべきポイントは、サイズ、柄、肌触りの3つです。
サイズは1サイズ大きいものがおすすめ
男の子、女の子ともに、身長と身丈が合致しているサイズの浴衣でも問題ありませんが、1サイズ(10cm程度)大きい浴衣がおすすめです。
浴衣の身丈は多くの場合タグに記載されているため、簡単に確認することが出来ます。
1サイズ大きい浴衣がおすすめな理由は、子供の成長に合わせて腰上げと呼ばれる、おはしょりにあたる縫い上げた部分を調整することで、着丈をコントロールできるためです。
毎年子供の成長に合わせて調節すれば、2~3年程度は着用することが出来ます。
腰上げは男の子用、女の子用ともに、身丈120cm(120サイズ)前後までは施されていることが少なくありません。
腰上げは子供らしさを表す部分であるため、おはしょりとは違い、多少大きくとってもマナー上は大丈夫であるため、調整用と考えて大きく縫い上げてしまっても問題ありません。
腰上げされていない浴衣は、女の子用であれば大人用の浴衣と同様に、おはしょりを作る着付けをする必要があります。
柄で選ぶ
基本的には子供と一緒に買いに行き、好きな柄を購入してあげることが大切です。
しかし、プレゼント用などで一緒に購入できない場合は、男の子には古風柄、女の子には古風柄、レトロ柄、花柄などが一般的でおすすめです。
以下ではそれぞれの柄について紹介します。
- 古風柄
花以外の和風なものをモチーフにしたシンプルな柄を古風柄と思えば概ね間違いありません。
代表的な柄のモチーフの種類は、金魚、蝶、燕、トンボ、麻の葉、亀甲、市松などでしょう。
シンプルなデザインの浴衣が多く、洗練された印象を与えることができる柄です。
また、伝統的なデザインのため、お年寄りにも喜んでもらいやすいでしょう。
男の子用の浴衣は無地が多いですが麻の葉や市松柄はシンプルでおしゃれな柄のためおすすめです。 - レトロ柄
原色やストライプ柄などを使用した派手目でどこか西洋風なイメージを持ったデザインは、レトロ柄と呼ばれます。
鮮やかで華やかな見た目の浴衣が多いため、可愛い柄が好きな女の子にはおすすめです。
目立つ浴衣が多いため、小さな子に着せれば迷子防止にも役立つでしょう。
見た目も良く、迷子防止に役立つためとてもおすすめの柄です。 - 花柄
花をモチーフにしたデザインの浴衣は「花柄」に分類されます。
代表的なモチーフは菖蒲、朝顔、撫子、椿、牡丹、藤など和風なイメージを持つ花です。
そのため花柄の浴衣は和風のシンプルな大人っぽいデザインが多い事が特徴です。
レトロ柄も同様に花をモチーフにしている場合が多いですが、西洋風なデザインのため、花柄とは与える印象が異なります。
素材は肌さわりが良いものがおすすめ
- 綿(木綿)
綿の良い所は、肌さわりが最も良い点と、吸湿性が高い点です。
子供は夏場汗をかきやすいですが、吸湿性に優れた綿の浴衣なら快適に過ごすことができるでしょう。
悪い点を挙げるとすれば、ポリエステルなどに比べるとしわができやすい点です。 - 麻
麻の良い点は通気性が高い点と速乾性が高い点です。
暑い夏場でも通気性の高さから快適に過ごすことができるため、汗をかきにくい点が魅力でしょう。
悪い点としては、肌さわりが良くはない点と、透けやすい点です。麻100%ではとても透けやすくなるため、一般的には綿麻混合の浴衣として販売されています。 - ポリエステル
ポリエステルの良い点は、速乾性の高さと自宅で簡単に洗濯可能な点です。
しわになりにくいことに加え、洗濯機でも気軽に洗えるため、浴衣をクリーニングに出すことが面倒だという人におすすめです。
しかし、吸湿性が低いため、ベタベタして暑く感じる場面は少なくありません。汗をかきやすい人には不向きな素材です。
織り方で選ぶ
- 平織
平織りは一番良く用いられている編み方です。編み上がりが他の編み方に比べて凹凸が無く平坦であるため、平織りと呼ばれています。
生地が丈夫になる編み方であるため一般的ですが、平坦な生地の仕上がりになるため、皮膚に接する面が広くなり、汗をかいた時にべたべたと感じやすい事に注意が必要です。
平織りは暑さを感じやすいため、汗をかきやすい子供用の浴衣にはあまり適していません。 - 変わり織(しじら織)
変わり織は、生地の表面が凸凹した仕上がりになる編み方です。平織りに比べ、生地の薄い部分と厚い部分とで厚みが変わることから、変わり織と呼ばれます。
生地表面に凸凹があることで、肌に接する部分が減ることと、生地の薄い部分があることから、平織りに比べて暑さを感じにくい事が特徴です。
しじら織やサッカー生地、リップル生地も製造工程はそれぞれ異なるものの、変わり織の一種のため、涼しく感じやすい生地です。
変わり織は暑さを感じにくいため子供用浴衣におすすめの織り方ですが、生地に薄い部分があることから、透けやすいというデメリットがあります。
透けても良いように浴衣の下に見えても良い下着を身につける必要があります。
女の子におすすめの浴衣
和がまま 子供浴衣3点セットwagamamaは150サイズまで対応
和がまま 子供浴衣3点セットwagamamaは、綿100%の変わり織で花柄の浴衣16種類から気に入った浴衣を選択して購入できるためおすすめの商品です。
サイズは女の子向けでは珍しく100~150サイズまで幅広く対応しているため、身長の大きめな女の子でも問題ありません。
100~130サイズまでは縫い上げを施してありますが、140サイズ以上は縫い上げを実施していないため、大人用の浴衣と同様の着付けが必要になるため注意が必要です。
兵児帯と下駄もセットで5千円と購入しやすい価格帯であるため、始めて浴衣を購入する人でも必要な物が一通り揃うため安心です。
有料のオプションにはなりますが、飾り紐も付けることができる点も魅力でしょう。
浴衣子供セットレトロ「なでしこ」はレトロ柄がおしゃれ
浴衣子供セットレトロ「なでしこ」は、変わり織でレトロ柄の浴衣8種類から気に入った浴衣を選択して購入できるため、おしゃれな柄の浴衣が欲しい人におすすめの商品です。
目立ちやすいレトロ柄のため、迷子になりやすい小さな子には特におすすめでしょう。
サイズは100~130サイズに対応しており、兵児帯もセットになって3千円前後の価格です。
下駄や草履は付属していないため、出かける前に別途購入しておくとよいでしょう。
子供浴衣 bankidsは小学生未満の子におすすめ
子供浴衣 bankidsは、綿100%で可愛らしい花柄の浴衣4種類から気に入った浴衣を購入できて2000円前後と、安価なためおすすめの商品です。
サイズは100~130サイズに対応していますが、デザインの花柄がかなり可愛らしいデザインのため、小学生未満の女の子におすすめの商品です。
2千円とかなり安い価格ながら、兵児帯と下駄も付属しています。
付属している下駄は本格的なものではなく、底が柔らかい素材でできたソフト下駄であるため、小さな子供の長時間使用でも安心です。
浴衣 子供 a18-48226setは帯までおしゃれな品
a18-48226setは綿100%の変わり織で、花柄の浴衣16種類から気に入った浴衣を購入できるだけでなく、帯がおしゃれなため、隅々までこだわりたい人におすすめの商品です。
帯は縞模様が入った縞兵児帯であるため、単色の帯とはひと味違うおしゃれを楽しむことが出来ます。
サイズは100~130サイズに対応している品です。
男の子におすすめの浴衣
男の子 ゆかたdanjiyukataは古風柄が好きな男の子におすすめ
男の子 ゆかたdanjiyukataは、綿80%麻20%の古風柄の浴衣8種類(綿100%6種類もあり)から気に入った浴衣を購入できるため、古風な柄が好きな人におすすめの商品です。
サイズは110~150サイズまで対応しているため、身長の大きな男の子でも問題ありません。
130サイズまでは肩上げ腰上げが施されていますが、140サイズ以上は何も施されていないため、大人と同様の着用方法が求められます。
価格は浴衣のみで5千円前後と、少し高価な価格設定になっていますが、おしゃれな古風柄が欲しい方にはおすすめの商品です。
男の子綿麻浴衣 SET10007681はシンプルで男の子におすすめ
男の子綿麻浴衣 10007681は、綿麻混合でしじら織りのシンプルなデザインの浴衣20種類から気に入った浴衣を購入できるため、すっきりしたデザインが好きな人におすすめの商品です。
柄は、無地、縞、市松模様などから選ぶことができます。
サイズは110~150サイズに対応しているため、成長の早い男の子でも問題なく使うことが可能です。
価格は兵児帯とセットで3千円前後と、購入しやすい価格になっています。価格は上がりますが、下駄が不属するセットもあります。
子供用浴衣についてのまとめ
- 子供用浴衣を購入する際は、サイズ・柄・肌さわりの3点に着目するとよいでしょう。
- 浴衣のサイズは、現在の身長ぴったりの浴衣よりも1サイズ程度大きいものがおすすめです。
- 柄は古風柄、レトロ柄、花柄などから子供に好きなものを選ばせてあげると良いでしょう。
- 肌さわりは綿素材の浴衣が一番良いため、綿の割合が高い浴衣がおすすめです。