この記事では、こどもの日の準備について解説します。
「端午の節句」であるこどもの日には、五月人形を飾ることなどが一般的ですが、意味合いや由来を知ることで、より一層こどもの日を大切に過ごすことが出来るでしょう。
この記事を読むことで、こどもの日までにどのような準備をすべきかが分かり、用意しておきたい品物購入の検討ができます。
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こどもの日に行うこと
五月人形を飾る
こどもの日に向けて飾る「五月人形」は、もともと江戸時代の武家において、梅雨時期前の手入れとして兜(かぶと)や鎧を飾っていたことに由来しています。
五月人形には、「災厄を逃れ力強く成長するように」という願いが込められています。
飾るタイミングは4月中旬から、遅くともこどもの日1~2週間前にするとよいでしょう。
また、五月人形に関わらず「人形」は身代わりの役割を背負っているため、基本的には兄弟それぞれに用意するのがベストです。
部屋の都合ですべて用意できない場合には、武者人形などをひとり分ずつ準備してあげるとよいでしょう。
鯉のぼりを飾る
こどもの日が近づくと街中でも街中でも多く見かけるようになる「鯉のぼり」も、五月人形同様に、江戸時代の風習に由来しています。
もともとは、「激しい滝を登れた魚は鯉だけ」という中国故事が由来でしたが、日本では、将軍家で男児誕生の際に、家紋入りの旗指物などを飾っていたことが風習の始まりでした。
将軍家から武家、庶民へと徐々に広まるなかで、立身出世を表す鯉が飾られるようになります。
鯉のぼり自体は、男児の出世を願うものですが、あわせて飾られる「五色の吹き流し」には、邪気払いの意味が込められています。
鯉のぼりのサイズや金額によって意味が変わることはないため、ご自宅のスペースによって、使いやすい置物タイプで準備するとよいでしょう。
柏餅を食べる
こどもの日に柏餅を食べるのは、「柏の葉」に関する言い伝えに由来しています。
落葉樹は本来、秋の終わりには葉を落としますが、柏に限っては古い葉を残したまま春を迎えます。
そのため柏には神様が宿るといわれ、葉が落ちない理由から、柏餅を食べることには「子孫繁栄」の意味が持たれるようになりました。
また、柏の葉でくるんだ形が「柏手」と似ていることからも縁起がよく、武運を祈る神聖な食べ物でもあります。
こどもの日の多くが中国の歴史や風習に由来していますが、「柏餅」だけは日本独自で広まった風習です。
粽を食べる
柏餅のほか、こどもの日には「粽(ちまき)」を食べる風習も根付いています。
粽はもともと中国で水神への供え物だったことが、粽を食べるようになった由来です。
「粽を食べる」という行為に邪気払いの意味があり、縁起のよい祝い餅として知られています。
菖蒲湯に入る
こどもの日に「菖蒲(しょうぶ)湯に入る」のは、病気や災厄を払うためです。
もともとは、中国で「5月には梅雨がきて病気が増える」といったことから、菖蒲の持つ香りが邪気を払うとされ、お酒やお風呂に浸すことが由来でした。
実際に、菖蒲はリラックスや疲労回復、血行促進に期待ができるため、身体にもわかる効果を実感できます。
こどもの日までに必要な準備
飾り付けは余裕をもって準備し始める
こどもの日に向けて飾る五月人形などの「内飾り」、鯉のぼりなどの「外飾り」は、どちらも4月上旬頃に飾り始めるとよいでしょう。
特に飾り付けや準備期間に決まりはありませんが、一夜飾りだけは縁起がよくないため、遅くとも1~2週間前までの準備がおすすめです。
こどもの日の準備に必要なグッズは、早いところで2月頃から店頭に並びはじめます。
名入れや家紋入りの場合は、手元に届くまでに時間がかかるため、1ヵ月くらいの余裕をみて購入するとよいでしょう。
柏餅と粽の準備
柏餅(かしわもち)や粽(ちまき)は、こどもの日に食べるものであるため、前持っての準備は必要ありません。
しかし、当日や前日に親戚・友人などを招待したお祝いをする場合には、人数分の柏餅や粽が必要です。
手作りでも構いませんが、和菓子店などを利用する際には、前もって注文しておくとよいでしょう。
お祝いの食事では、鯛や赤飯など縁起のよい食材を使った料理や、お子さまの好物を用意してあげるのが一般的です。
こどもの日関連グッズをご紹介
伏見屋監修 ケース入り兜飾りは職人技の光る品
伏見屋監修 ケース入り兜飾りは、サイズ12号(間口46×奥行33×高さ46センチ)の五月人形です。
頭部を覆う部分となる「兜鉢」には金筋がほどこされ、後頭部から首にかけての保護となるシコロに位置する「吹返」には、双竜盛上げ彫金がほどこされています。
背景に舞う孔雀は、勇ましさを表した職人芸が光る逸品です。
弓、太刀、二段太刀を装飾したアクリルケースもワインレッドで豪華さがあり、衝撃にも強い仕様となっています。
特典として、陣羽織・オルゴールがセットになっているため、記念撮影にもよいでしょう。
ご自宅用にはもちろんのこと、贈答用としてもおすすめの商品です。
錦彩 出世兜飾り 5506はコンパクトな五月人形
錦彩 出世兜飾り 5506は、兜の高さ4センチのコンパクトな五月人形です。
陶器で出来ているため、カビなどの汚れに強く、湿気の多い場所での収納も安心できます。
うるしで出来た楕円型の盆や、兜の高さ出し用台もセットになり、コンパクトながらも本格的な雰囲気をつくることができるでしょう。
スペースに余裕のないご自宅や、玄関先などに飾りたいご家庭におすすめです。
HYSY 鯉のぼり 1.4mセットは光沢と丈夫さが魅力
鯉のぼり 1.4mセットは、1.4メートルの吹流し・黒鯉・赤鯉・青鯉(それぞれ1メートル前後)・2メートル分の伸縮スタンドが付属されています。
素材には高品質のナイロンサテンが採用され、高級感のある光沢と通気性の良さや、丈夫さがポイントです。
強い日差しや雨などの天候にも強く、立体的で鮮やかな色合いを長く楽しむことが出来ます。
ウロコには金箔がほどこされているため、お子さまのお祝いと、成長への願いを豪華に彩ってくれます。
鶴三工房 お名前プレートはヒノキが美しい品
「お名前プレート」は、レーザー刻印、UV印刷に対応した木製の立て札です。
見た目の美しさだけではなく、耐久性にも優れたヒノキを使用しており、健やかな成長を願うのにぴったりな雰囲気が特徴です。
レーザー刻印はシンプルな一色ですが、UV印刷ではカラフルな仕上がりになるため、あわせて飾る五月人形によって選ぶとよいでしょう。
出産祝いなどの贈り物としてもおすすめできる商品です。
縦型(横幅8×奥行1.5×高さ13センチ)と、横型(横幅13.5×奥行1.5×高さ9.5センチ)から選ぶことができます。
リュウコドウ はりこーシカは贈り物にもよい
リュウコドウ はりこーシカは、ひとつにまとめて入る工夫がされた置物です。
大きい順に、青・赤・緑・ピンク・黄色と揃った鯉のぼりモチーフのはりこーシカは、京都の人形工房「龍虎堂」による手作業で作られています。
かわいらしいデザインと上品な色合いで、こどもの日に向けたデコレーションの準備におすすめの品です。
収納用の桐箱がセットになっているため、長く使い続けやすい点もポイントでしょう。
無料で手書きの名入れ木札をセットにすることができ、幅12.5×奥行8×高さ8センチと、コンパクトで贈り物としても選びやすくなっています。
まとめ
- こどもの日(端午の節句)は、五月人形・鯉のぼりなどを飾り、当日は柏餅や粽を食べ、菖蒲湯に入るのが風習です。それぞれ男児の無病息災・出世の願いが込められています。
- こどもの日の準備は4月上旬頃に飾り付けをし、当日は縁起のよい食事を準備するとよいでしょう。