この記事はDOREKAU編集長が実際に第32回国際メガネ展へ足を運び取材をしたレポートです。

主に、開催概要と、第23回日本メガネ大賞受賞製品についてご紹介いたします。

DOREKAU編集長がピックアップした製品に関しては下記を御覧ください。

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第32回国際メガネ展概要

主催者 リード エグジビション ジャパン株式会社/一般社団法人福井県眼鏡協会
会期 2019年10月8日(火)~10日(木) 10:00~18:00 (10日(木)のみ17:00終了)
会場 東京ビッグサイト 南展示棟
出展社数 世界20ヵ国・地域から370社
来場者数 14,000人
出展製品数 74,000点

※国際メガネ展は主に商談を目的としたイベントです。即売会ではないため、一般の方の入場は制限されます。

本展は日本最大級のアイウェア・サングラスの展示会で、世界20カ国370社が出展されています。東京ビッグサイトで行われた本展は、日本メガネベストドレッサー賞も開催され、盛り上がりを見せました。

次に日本メガネ大賞の受賞製品についてご紹介いたします。

第23回日本メガネ大賞とは

日本メガネ大賞とは国内外より2019年7月1日以降に発売される新フレームやサングラスの中からデザイン・機能が最も優れている製品に贈られる業界屈指のデザインアワードです。審査・選考は、日本メガネ大賞審査委員によって行われました。

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日本メガネ大賞 メンズ部門

【グランプリ】(株)グラスパートナー

KN-2531
ブランド名 中村勘三郎
製品名 KN-2531 C-3
見どころ コレクション初となるフロントにシープホーン(羊角)を使用したサーモントタイプです。テンプルにもシープホーン(羊角)を使用した贅沢な逸品に仕上げました。
審査講評 品格のあるサーモントデザインにシープホーンを使用することでまさに至極の一品に昇華されている。天然素材の中でもシープホーンの発する美しさがこのデザインに見事にハマり受賞に至ったと思います。

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(株)レインコート

TURN-X
ブランド名 BLAZE CORE
製品名 TURN X
見どころ 厚みのあるセルロイド生地を使用していながら、フロント上部、下部、ブリッジ裏に施されたカットでスマートな印象。表面にのみ施されたサンド加工は、手に取って角度を変えることにより、違った表情を見せる。
審査講評 単純にセルロイド生地を使用しただけでなくセルロイドの存在感をもたせながらも様々なカットと表面加工でオリジナリティあるデザインが評価の対象になりました。

MINIMA

MINIMA10
ブランド名 ミニマ
製品名 ミニマ10
見どころ Minima-10は、見た目も美しく機能的です。純粋なデザインと微妙なセラミック片が強調する洗練されたテンプルが特徴です。
審査講評 シンプルなツーポイントでデザイン性で評価を受けることは難しい中引き算の美がうまく表現されたモデル。重心などを考えテンプルエンドが一番大きな設計もデザインと上手く融合しています。

レディース部門

【グランプリ】(株)トニーセイムジャパン

トニーセイム
ブランド名 tonysame:
製品名 TS-10536
見どころ アセテートライトの特徴は独自の技術による正面視約1mmの薄さと6mmの奥行きを持つリム。極薄かつ奥行きあるこのリムは従来の眼鏡フレームにはない、軽やかな掛け姿を実現し、リムの側面での色表現を可能にしました。
審査講評 正面から見ると樹脂と思えないほど薄いフレームは、上から見るとしっかりとした奥行きを持つ。この視覚的な繊細さはそのまま掛けたときの軽やかさにつながり、メガネのデザインの可能性が広がることを感じた。

PIERO MASSARO

PM704
ブランド名 PIERO MASSARO
製品名 PM704
見どころ フレーム部分にデザインされた数字はこのシリーズの基礎であり、全体に散らばっています。数字は無作為に配置されているのではなく、各モデルに合わせて視覚的効果を計算した、正確な設計に基づいて配置されています。
審査講評 立体的な黒のキャッツアイフレームに数字を配した、エッジの効いたデザイン。着用者の隠れた魅力を引き出し、ファッションの幅も広げそうな、存在感の強いデザインである。

ウィズ中央堂(有)

SABAE・OPT
ブランド名 SABAE・OPT
製品名 SABAE・OPT SOP034 Col.RE
見どころ 華やかさを魅せるとろけるような飴色ラウンド。テンプルにはしなやかさを求め、βチタンを使用し機能性も充実。ステンドグラス調の七宝を大胆にあしらった、大人の「かわいい」を演出したフレーム。
審査講評 フレームのアセテートとテンプルにあしらわれた透明な装飾を、顔映りの良い暖色の同系色でバランスよくコーディネイト。クラシカルで落ち着いた正面の印象から、側面の華やかさまでの変化が楽しめる。

キッズ 部門

【グランプリ】谷口眼鏡

TURNING Step×Step
ブランド名 TURNING Step×Step
製品名 TPK-3305
見どころ 大人と変わらないお子さまのお洒落なファッションに合わせやすいカラー、デザイン。クリングスはキッズ用として新たにオリジナルの「R形クリングス」を開発するなど、掛け心地や調整のし易さにも配慮した設計です。
審査講評 子ども用といった妥協が一切感じられないクォリティのコンビ・フレームにして、クリングスには新開発のオリジナルを採用。大人モデル以上に掛け心地や調整のしやすさにも配慮しているのも素晴らしい。

(株)ボストンクラブ

BCPC Kids
ブランド名 BCPC Kids
製品名 BK-023
見どころ 親子コーデをおすすめしているベセペセキッズから、StyleモデルBP-3242のクラウンパントシェイプをキッズサイズでリデザイン。素材はオールチタン製で、アレルギーフリーの成型モダンをポップなカラーリングで採用。
審査講評 人気のクラウンパントシェイプを単に縮小しただけでなく、キッズ用にリデザインしているのが秀逸。素材はオールチタン製にして、モダン部もアレルギーフリーを採用という心遣いも◎。

(株)サンリーブ

瞬足
ブランド名 瞬足
製品名 SY-9001
見どころ スマホ、タブレット等から発する眩しさやチラツキの原因と言われるブルーライトをカットするレンズを採用した子供用メガネです。小学校にて、始まりつつあるタブレット学習に合わせて展開致します。
審査講評 小学生に圧倒的な人気を誇るスニーカーブランド『瞬足』とのコラボ商品。eスポーツ人気や小学生でも始まりつつあるタブレット学習など、益々必要性が高まるブルーライトカット眼鏡の普及に期待したい。

サングラス 部門

【グランプリ】Lindberg

Lindberg
ブランド名 Lindberg
製品名 LINDBERG sun titanium
見どころ LINDBERGの設計チームは、古典的なアイウェア形状に触発され、最高レベルの技術力でそれらを再現しました。素材のリアリティ且つユニークで継ぎ目がない組み合わせにより、多様な色の組み合わせが可能になります。シースルー要素は、特大のフレームにレンズが浮かんでいるように見える刺激的な視覚効果を生み出します。
審査講評 何と言ってもフレームとレンズの多様な組み合わせができる点が面白い。大きなフレームでインパクトを持たせつつ、シースルーをデザインに取り入れることで軽やかさも兼ね備えている。計算しつくされたデザインに脱帽。

FLEYE

FLEYE
ブランド名 FLEYE Copenhagen
製品名 Bacopa
見どころ Bacopaは印象的なラインとモダンな雰囲気を特徴とし、フレームの内部は滑らかな内縁を持っています。フレームの背面に繊細な彫刻の詳細が追加されます。フェザーベータチタン製の手作りで、非常に軽く快適なサングラスです。
審査講評 100%UV保護など、サングラスに求める機能性という意味で特に秀逸だった。フェザーベータチタン製で非常に軽量な点もポイント。男女ともに似合うフレームのデザインも、ユニセックスの時代に合っている。

(株)フェイスオプティック

GLITCH
ブランド名 GLITCH
製品名 COACHELLA
見どころ GLITCHのアイデンティティーであるスタッズをアセテートに施し、リムワッパとして使ったサングラス。フロントのメタルはチタンで、テンプルはβ-チタンを使用している。
審査講評 ブランドの特徴であるスタッズを生かしたロックなデザインながら、スタッズとフレームをワントーンとすることで日常でも使える仕上がりで多くの人に似合いそう。レトロな印象につながるダブルブリッジもよい。

機能・技術 部門

【グランプリ】宮本眼鏡(株)

BALANCER
ブランド名 BALANCER
製品名 BA-202
見どころ 一度掛けてみてください、その掛け心地に驚くはずです。手に持った時の重さと顔に掛けた時の重さが全く違います。とくに鼻に乗る重さが通常のフレームより軽いはずです。あくまでも軽く感じるだけなのですが。
審査講評 とにかく掛けた瞬間に感じる軽快感が素晴らしかった。重心バランスを考え直して再構築された構造が高評価だった。とても斬新でユニークな発想ながら、造形的にも無理なくシンプルにまとめている。

View Master Co., Ltd.

FLOAT URBAN EARTH
ブランド名 FLOAT URBAN EARTH
製品名 SOIL
見どころ ヒンジレスの軽い掛け心地。そのバネ性を活かして首に掛けることが出来、老眼鏡としての利便性を上げた。また腕を畳めるように配したテンプル中央のマグネット。ベースマグネットを使えば紛失を防止できる。
審査講評 気軽にラフに使える安心感が評価された。付け外しを頻繁に行う老眼鏡と使い勝手として、くびに掛けれるなど使いやすい。マグネットで固定というアイデアもユニークでよく考えられていた。

(株)エイトオプティク

パラサイト メガネ
ブランド名 パラサイト
製品名 EXOS4
見どころ フロントリムは3Dプリンタで作られたポリアミドのパウダー製。アセテートよりも軽量で自由なデザインが可能。異素材のステンレスフレームとの融合により荒々しさと上品さが調和されています。
審査講評 数年前から眼鏡に限らず、いろいろな製品で使用され始めた3Dプリントの技術を応用したフレームだが、素材の質感などが以前より格段に高品質に成長している。 カスタマイズの可能性がある素材だけに今後も期待したい。