2018年の総務省の調査では、モバイル端末の保有率は83.6%で、その中でスマホが56.8%ともっとも多くなっています。街中でもスマホを操作している姿は、ごく当たり前の風景として馴染んでいます。

一般的にスマホの料金は、通信会社と契約した条件で毎月支払います。しかし、月々の支払いではなく、プリペイド形式でスマホを上手に利用している人も少なくありません。

ここでは、この「プリペイドスマホ」について紹介します。

そもそもプリペイドスマホとはなにか?

今や電車やバスで当たり前に使われているSuicaなどのプリペイドカードのプリペイドとは「前払い」の意味です。プリペイドカードに一定金額をチャージすることでその金額分だけ使うことがでます。

プリペイドスマホは、一時期流行したプリペイド携帯と同じで、毎月の料金は発生せずに使った分だけ支払う形式です。

現在、プリペイド形式でスマホを使えるのは、ソフトバンクの「シンプルスタイル」だけです。

auには「auプリペイド」というサービスがありますが、音声データ通話のみが対象で、現在プリペイド専用の携帯電話の販売は終了しています。

ドコモでは、ゲーム機専用の接続プランはありますが、プリペイド専用の携帯電話やスマホの販売はしていません。

プリペイドスマホのメリット

Suicaなどでプリペイドを利用するメリットは理解できますが、スマホでプリペイドを利用するメリットは何でしょうか。

もっとも大きなメリットは、「使い過ぎの心配がない」ことです。スマホに限らず携帯電話では、契約内容を理解しないで使っていると翌月の請求書に驚くことがよくあります。

特に、お子様の携帯料金に頭を痛める保護者の方も多いはずです。

プリペイドスマホなら、事前に購入した金額分しか使用できないので、使い過ぎの心配はありません。また、チャージ分を使いきっても着信専用として使用できます。

もうひとつのメリットは、スマホならではの「インターネット接続ができる」ことです。パケットの定額プランが設定されていれば、Wi-Fi接続でインターネットも手軽に楽しめます。

プリペイドスマホのデメリット

プリペイドスマホのデメリットとしては、通常のスマホ料金よりも「通話利用の料金が高め」になっていることです。普通の感覚で使っていると残金が少なくなってしまうので注意が必要です。

もうひとつのデメリットは、「有効期限」があることです。たとえ、チャージした金額が残っていても有効期限を過ぎたら使えなくなってしまいます。着信用に使用していても有効期限を過ぎたら、その電話番号は無効になってしまいます。

継続して使用したい場合は、有効期限が切れる前に更新手続きが必要です。

このようなメリット、デメリットをよく理解してプリペイドスマホを使用することが大切です。

では、次にプリペイドスマホが利用できるソフトバンクの「シンプルスタイル」について紹介します。

ソフトバンクのシンプルスタイル

シンプルスタイルは、大きくガラケーとスマホの2つのタイプがあります。現在ガラケーの対応機種としては、「Simply」「SoftBank301Z」の2つです。

現在シンプルスタイルで申し込みができるスマホの機種は、新機種の「Libero2」と「BladeQ+」の2種類になっています。

Libero2はインターネットからでも購入できますが、BladeQ+はソフトバンクショップのみの扱いとなっています。

Libero2は、サイズがBladeQ+よりひとまわり大きく解像度もアップしています。

OSでは、BladeQ+はAndoroid4.4ですが、Libero2はAndoroid7.1になっています。全体的なスペックでは、Libero2の方が高くなっています。

但し、CPUに関してはLibero2に搭載されている「スナドラ210」は、スマホとしてローエンドで、BladeQ+の「スナドラ410」よりは弱いものになっています。

どちらにしても高速処理が必要なゲームなどにはシンプルスタイルのスマホは向いていません。

シンプルスタイルの料金プラン

Libero2とBladeQ+の販売価格は、ともに22,140円で、10,000円分の無料チャージがついています。

シンプルスタイルでは、利用期間に合わせて3つのパケット定額料金が決められています。

4Gスマートフォンのシンプルスタイル専用パケット定額サービス
・200MBプラン 定額料金 972円 利用有効期間 2日
・700MBプラン 定額料金 2,916円 利用有効期間 7日
・3GBプラン 定額料金 5,378円 利用有効期間 30日

また、通話料金は、全国一律6秒につき8.58円かかります。

新規契約の場合は、契約手数料3,000円が必要となります。契約手数料はチャージ金額から自動的に差し引かれます。

定額パケットサービスと通話料金の関係を具体的な例で見てみましょう。

例えば、200MBプランに加入して残金が4,000円だとします。この場合、パケット定額料金が972円ですから、残りの3,028円が通話料金として使えます。つまり、約35分間通話が可能になります。

プリペイドスマホでLINEは使えるか?

最近は、メールよりもLINEを使うという人が多くなっています。では、プリペイドスマホではLINEは使えるのでしょうか?

答えは、「イエス」です。LINEはアプリケーションなのでダウンロードすれば使用可能です。

但し、ソフトバンクのシンプルスタイルのスマホは、Androidなのでアップルストアは使えません。Google PlayでLINEアプリをダウンロードして下さい。当然料金は無料です。

但し、プリペイドスマホは、CPUの能力があまり高くないのでLINEゲームにはあまりオススメできません。あくまでも通信手段としての使用として考えた方が良いでしょう。

プリペイドスマホの利用についてのまとめ

  • プリペイドスマホは、一般的なスマホと比較すると料金は高くなりますが、「使い過ぎの心配がない」ことが大きなメリットです。また、Wi-Fiに接続すればインターネットも使え、アプリをダウンロードすれば、LINEも使えます。
  • デメリットは、「通話利用の料金が高め」なことと「有効期限」があることです。
  • 現在、プリペイドスマホを利用できるのは、ソフトバンクの「シンプルスタイル」だけです。パケット定額サービスの利用有効2日の「200MBプラン」、利湯有効期間7日「700MBプラン」、利用有効期間30日の「3GBプラン」の中から選べます。
  • プリペイドスマホは、メリットとデメリットを理解して、使用目的を明確にすることが大切です。
  • プリペイドスマホならお子様が使っても料金の心配はありません。また、お年寄りの緊急連絡用に使うことも可能です。また、海外での仕事の多い人には、国内用として使うのも経済的です。使い方次第でプリペイドスマホは大きな助けになることでしょう。