こちらの記事は2019年4月1日の記事を2020年5月7日に加筆修正いたしました。

加筆修正箇所
・おすすめの7.1chヘッドホンを2020年5月7日の情報に更新いたしました。

自宅のリビングで映画館のような迫力あるサウンドを楽しめるサラウンドシステムはAVマニアのあこがれですが、設置にはお金がかかることや、迫力あるサウンドが近所迷惑になる可能性を考えると手が出ないという人も多いでしょう。

そんな人にぜひおすすめしたいのがサラウンドヘッドホンです。

見た目はふつうのヘッドホンなのに、最新のバーチャル技術によって映画館さながらの臨場感あふれるサウンドを楽しむことができます。

ここでは映画鑑賞やゲームに最適の、サラウンドヘッドホンについて解説します。

サラウンドヘッドホンとはそもそもなにか

サラウンドの語源は、英語で「囲む」「取り巻く」を意味する「surround」です。

映画館やホームシアターのサラウンドシステムは、視聴者を囲むように複数のスピーカーを設置することで、映画やゲームの世界に入り込んだような臨場感あふれるサウンド再生を実現しています。

サラウンドシステムに対してサラウンドヘッドホンは、「バーチャルサラウンド」という技術によって、ステレオヘッドホンでサラウンド特有の音場再生を可能にしています。

サラウンドヘッドホンの基本構造はふつうのステレオヘッドホンと変わりません。それなのに、どうして多チャンネルのサラウンド再生ができるのでしょうか。

私たち人間は、聴覚によって音の方向や距離のちがいを知覚することができます。

人間の耳はふたつしかないのに、それで音源の方向や距離感をつかむことができるのは、音の響きや強さのちがいを聞き分けて、経験的に方向や距離を判断することができるためです。

この聴覚の特性を応用して、映画やゲームなどの音声信号に、距離や方向の差から生じる音の変化と、頭部伝達関数 (音波が人の頭や肩、耳の穴などに当たって変化する度合いを関数化したもの)を電気的に調号することで、ステレオヘッドホンで360度の全方向から音が聞こえてくるように感じるバーチャル(仮想現実)サラウンド効果を体験できるようになりました。

映画館やホームシアターのサラウンドシステムが多チャンネルスピーカーによるハードウエア的なサラウンドだとすれば、サラウンドヘッドホンは人に錯覚を起こさせるソフトウエア的なサラウンドだと言えるでしょう。

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チャンネル数が多いほど臨場感が増す

一般的なサラウンドシステムは、リスナーを取り囲むように複数のスピーカーを配置して、それぞれのポジションに合わせた音を出すことで、臨場感あふれる音場再生を可能にしています。

その各ポジションのスピーカーを駆動する音声信号の伝達経路を「チャンネル」といい、サラウンドシステムはチャンネル数が多いほど、臨場感あふれるリアルな音場再生が可能になります。

かつてシネマスコープと呼ばれた大作映画は5.1チャンネル(5チャンネル+重低音専用の0.1チャンネル)のサラウンドシステムを採用していたため、DVDも5.1チャンネルに対応しています。

一方で、ブルーレイはさらに2チャンネル多い7.1チャンネルのサラウンドシステムに対応しています。ブルーレイで追加された2チャンネルはリスナーの後方に配置されるスピーカー用です。

7.1チャンネルは5.1チャンネルに比べてスピーカーを隙間なく配置できるので、音の臨場感と立体感が増し、音像の移動もスムーズになり、映画やゲームのリアリティを更に高めています。

7.1chヘッドホンの特徴は後ろの音も再現可能なこと

7.1ch対応のサラウンドヘッドホンは、バーチャルサラウンド技術によって、後ろからの音も立体的に再生することができます。

そのため通常のステレオヘッドホンや5.1チャンネルのサラウンドヘッドホンに比べると、音が360度全方向から聞こえるように感じられ、音源の位置もよりはっきりと認識できるようになります。

7.1chヘッドホンの選び方

7.1チャンネルはサラウンドヘッドホンの主流ですが、タイプによって用途や機能がちがってきます。ここでは選ぶポイントを接続タイプと用途にしぼって解説します。

接続タイプで選ぶ

最近のヘッドホンは無線のワイヤレスが主流になりつつありますが、条件によっては音の遅延が発生したり、通信が不安定になったりすることがあるため、ゲームには有線接続の方が有利です。

有線なら充電せずに長時間プレイできるのも魅力でしょう。一方、無線タイプの最大のメリットはケーブルの煩わしさから解放されます。

たとえば映画を大画面テレビで視聴する場合、テレビとの距離がヘッドホンのケーブル長で決まってしまうため、好きな場所で試聴することができなくなります。

しかし、ワイヤレスなら、ケーブル長にしばられることはありません。

用途で選ぶ

サラウンドヘッドホンの用途は、大きく分けてふたつに分類されます。ひとつはテレビ番組や映画の鑑賞用。もうひとつはfpsを中心としたゲーム用です。

映画鑑賞がメインの場合は、DVDやブルーレイで採用されている「ドルビーデジタル」をはじめ、各種のサラウンド規格に対応したモデルがおすすめです。

マイクがついているかどうかで選ぶ

ヘッドホンに通話用のマイクを装備したモデルをヘッドセットと呼びます。FPSなどのバトルゲームでは、敵の存在を物音や銃声で察知しなければなりません。

チームプレイでは味方同士と音声通話で交信するため、マイクを装備したサラウンド対応のヘッドセットがゲーム用ヘッドホンの主流になっています。

一方、マイクが付いていない通常のヘッドホンタイプは、映画や音楽鑑賞向けの高音質モデルが主流です。

おすすめの7.1chヘッドホン

ソニー WH-L600

ソニー WH-L600は、ソニー独自のVirtualphones Technologyという技術を採用し、立体感と臨場感を実現した7.1ch音声を楽しめます。

映画館で聴くようなサウンドを自宅で快適に楽しめるため、本格的な映画視聴を行いたい方におすすめです。

シネマモードやゲームモードなど、それぞれの場面にあったモードを選択できるため、コンテンツに合った音を体感できるでしょう。

使用しない際は付属の充電スタンドに置いておくだけで、簡単に充電を行うことができ、1度の充電で最大約17時間使用できます。

パナソニック RP-WF70

パナソニック RP-WF70は、直径40mmの大口径ドライバーユニットを搭載しており、大迫力の7.1chサウンドを実現しています。

ワイヤレス接続で使用するため、無線の届く範囲であれば部屋のどこでも音楽を楽しむことが可能です。

また、最大4台まで接続できるため、家族や友達と一緒にコンテンツを楽しみたい場合でも問題なく使用できます。

約235gと軽量なため、長時間の使用でも負担が少ないでしょう。

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ASUS ROG 7.1

ASUS ROG 7.1は、独立した10個のドライバーを搭載しているため、正確な定位感を実現し、臨場感のある音でゲームを楽しめるゲーミングヘッドホンです。

定位感が正確なため、一瞬の操作が命取りになるFPS系のゲームの使用に向いています。

ゲーム最中にオーディオの様々な設定を行えるUSBオーディオステーションが付属しているため、ヘッドホンを外すことなく自分好みの音に調節可能です。

また、サラウンドチャンネルの音量を個別でコントロールでき、録音方法の異なるゲームも快適に楽しめます。

Razer RZ04-02230100-R3M1

Razer RZ04-02230100-R3M1は、2.4GHzを使用したワイヤレス接続でありながら、遅延もなく安定した音を聴くことができるゲーミングヘッドホンです。

細かい音もクリアに再生してくれるため、臨場感のある世界観を楽しむことができます。

収納式のデジタルマイクが付属しており、自然な音声で相手に指示や言葉を伝えることができるため、協力プレイも快適に行えるでしょう。

約4時間の充電で、最大約16時間連続で使用できます。

7.1ch ヘッドホンについてのまとめ

  • 7.1チャンネルサラウンドヘッドホンは、人間の錯覚を利用したバーチャル技術によって、360度全方向から立体的に音が聞こえるヘッドホンです。
  • サラウンドヘッドホンには、ゲーム用のヘッドセットと、映画や音楽観賞用の高音質タイプがあります。
  • サラウンドヘッドホンの接続方式は有線タイプと無線タイプに分けられます。