こちらの記事は2023年2月18日に加筆修正いたしました。
この記事では、化粧下地の正しい塗り方や選び方、またプチプラからデパコスまでおすすめの化粧下地を解説します。
お肌のくすみやシミなどをカバーするなど、メイクをする際に欠かせないものが化粧下地です。
化粧下地をつけることでファンデーションのノリを良くしてくれます。
またコンシーラーの合わせ使いをすることで、さらにベースメイクの仕上がりが違ってきます。
目次
化粧下地とはそもそも何か?
まず、ノウハウ・初心者向けの情報をご紹介いたします。商品の紹介を先に知りたい方はこちらをクリックしてください。
化粧下地とは、メイクの際、ファンデーションの前に塗る化粧品です。
化粧下地には、以下のような様々な効果があります。
・肌のくすみやシミをカバーし、肌印象が明るくなる。
・皮脂を抑えて化粧崩れを防ぎ、肌を整える。
・日やけによるシミやソバカスを防ぐ。
・ファンデーションを直接塗ることによる肌のダメージを少なくする。
一般的な化粧下地の使い方
化粧下地を使う一般的なタイミングは、スキンケア→日焼け止め→化粧下地→ファンデーションです。
化粧水などのスキンケアをしっかりと行ってから化粧下地を使うと、化粧崩れが防げます。
UVケア効果のある化粧下地もありますが、紫外線の強い場所に出掛ける際などは、化粧下地を付ける前に日焼け止めをあらかじめ塗っておくとよいでしょう。
化粧下地は、ファンデーションが毛穴の奥に入り込むのを防ぎ、メイクを落としやすくすることで肌トラブルを起こりづらくする効果もあります。季節によって使い分けるのもおすすめです。
化粧下地の正しい塗り方
化粧下地の正しい塗り方は、まず、おでこや頬、あごなどに適量をおき、顔の中心から外側へ伸ばすように指で塗り広げていきます。
皮脂が出やすい小鼻の回りや、テカリが気になる部分は叩くように塗りこみ、しっかりと馴染ませるのがポイントです。
ベタつきや余分な化粧下地はティッシュオフし、ファンデーションで仕上げるとよいでしょう。
化粧下地の選び方
化粧下地の選び方①:年代ごとに合った品を選ぶ
10代~20代前半の化粧下地の選び方
10代~20代前半は、皮脂の分泌が多い時期なため、ニキビ予防やテカリを防ぐ効果のあるものがおすすめです。
日焼け止め効果にも注目が必要です。日焼けは年を重ねるとシミの原因になるため、早い時期からの対策をするとよいでしょう。
20代後半~30代の化粧下地の選び方
20代後半~30代は、くすみや毛穴、肌のキメ、乾燥によるしわなどが気になり始める時期です。
肌のトラブルをカバーしてくれて、肌印象を明るくしてくれる化粧下地を選ぶ必要もでてくるでしょう。
家事や子育てなどでメイク時間がとれない人も少なくありません。化粧下地の後にパウダーで仕上げられる手軽な製品もおすすめです。
40代の化粧下地の選び方
40代は、乾燥による小じわ、ファンデーションのよれなど肌のハリが不足してきます。
水分を補い、油分をコントロールし、肌とファンデーションをしっかりとフィットさせる、化粧崩れしにくいものを選ぶ必要があります。
50代~の化粧下地の選び方
50代以降は、保湿効果があり、エイジングケアできるものがおすすめです。
肌のハリが失われ、たるみなども気になり始め、しみや、くすみなどの年齢肌の悩みにも対処する必要があります。
肌のトラブルをカバーするとともに、仕上がりがしっとりするものがよいでしょう。
参考記事:スキンケアパウダーってなに?基本的な使い方とおすすめの製品14選
化粧下地の選び方②:目的別で選ぶ
肌の状態や気になる部分は人によって様々です。肌の質や、どんなメイクに仕上げたいかを考えて化粧下地を選ぶのもポイントです。
敏感肌の方の選び方
着色料フリーやアルコールフリーなど、「フリー」と表示のあるものは、敏感肌の方に比較的向いています。
敏感肌の方は、紫外線吸着剤が含まれていないものがおすすめです。
日焼け止めの効果がある紫外線吸着剤は、肌への刺激が強いため、敏感肌の方には向いていません。
毛穴をカバーしたい方の選び方
毛穴が気になる方には、毛穴のカバー力に優れた化粧下地がおすすめです。
美容成分が毛穴を埋めるように入り込む、毛穴対策に強い化粧下地でを使ってからメイクを仕上げることで、時間が経っても毛穴の凸凹が気になりづらくなります。
参考記事:毛穴汚れを落とす方法は洗顔?毛穴パック? 選び方の解説
化粧下地の選び方③:理想のベースメイクで選ぶ
人によって肌の悩みは違うため、希望のメイクに仕上がるような化粧下地を選ぶのもポイントです。
保湿成分のある化粧下地を顔全体に薄く塗り、小鼻の回りなど、毛穴が気になる場所には毛穴カバー用の下地、赤みが気になる箇所にはグリーンの色味がある下地などを使います。
顔の部分によって何種類かの化粧下地を使い分けるのも、理想のメイクに仕上げるためにおすすめです。
プチプラ系おすすめ化粧下地5選
セザンヌ UVウルトラフィットベースEX 00 化粧下地は汗や水に強い
セザンヌ UVウルトラフィットベースEX 00 は、サラッとしてべたつかず、テカリを抑え、皮脂吸着パウダーが毛穴を目立ちづらくしてくれます。
汗や水にも強く、化粧崩れを防ぐ事もできます。
ケイト シークレットスキンCCベースは肌印象を明るくみせる
ケイト シークレットスキンCCベースは、ビューティーアップパール配合で、肌印象を明るくみせてくれます。
色は、透明感のある肌に仕上げるライトグリーンと、顔色が映えるピンクベージュがあるため、お好みで選ぶことが出来ます。
インテグレート ミネラルベース クリアベージュ SPF30・PA+++ は素肌のような透明感が出せる
インテグレート ミネラルベース クリアベージュは、きめ細かなナチュラル美肌に仕上げるミネラルBBベース。
色ムラ・毛穴をカバーする光パウダーの効果で、肌ノイズの見えない状態へ。
ちふれ化粧品 メーキャップベースクリームはくすみや毛穴をカバー
ちふれ化粧品 メーキャップベースクリームは、肌印象を明るくし、くすみや毛穴をカバーしてくれます。
無香料、紫外線吸着剤不使用で肌に優しい化粧下地です。
クリームタイプで保湿効果もあり肌がしっとりします。
マジョリカ マジョルカ ミルキースキンマスクは二つの効果がある
マジョリカ マジョルカ ミルキースキンマスクは、スキンケアとトーンアップを、化粧下地1本で完了させることができます。
洗顔後に顔全体に塗り、ファンデーションで仕上げられるため、忙しい朝も手早く済ませることが出来ます。
ミントフローラルの香りがするのも魅力です。
デパコス系のおすすめブランド化粧下地5選
RMK クリーミィ ポリッシュト ベースは保湿効果が高い
RMK クリーミィ ポリッシュト ベースは、ローヤルゼリーやヒアルロン酸などが配合された、保湿効果の高いクリームタイプの化粧下地です。
光拡散効果の高いパウダーが毛穴などをカバーし、肌をなめらかに整えてくれます。
YSL ラディアント タッチ ブラープライマーは使い心地がよい
YSL ラディアント タッチ ブラープライマーは、べたつかずサラッとした使い心地のジェルタイプです。
YSL独自の光拡散効果で、しみやくすみをカバーし、肌に透明感と艶を与えてくれます。
ポール&ジョー ラトゥー エクラ ファンデーション プライマー Nは自然な艶肌に仕上げることが出来る
ポール&ジョー ラトゥー エクラ ファンデーション プライマー Nは、5種類の天然植物成分や、3種類のヒアルロン酸、オレンジフラワー水など美容効果の高い成分が配合されており、トリートメント効果でうるおいを与えてくれる品です。
自然な艶肌に仕上げることが出来るのが魅力です。
LANCÔME UV エクスペール トーン アップはUVケアにおすすめ
LANCÔME UV エクスペール トーン アップは、UVケアをしっかり行える化粧下地です。
「トーンアップテクノロジー」で肌を明るくし、乾燥やシミからお肌を守ることが出来ます。
CHANEL ル ブランバーズ イドゥラ ルミエール はムラをなくし明るく見せる
CHANEL ル ブラン バーズ イドゥラ ルミエールは、肌色の補正効果に優れた化粧下地で、肌の色ムラを無くし、メイクが明るく仕上げることが出来ます。
化粧下地にコンシーラーを合わせ使い
コンシーラーとは、ファンデーションだけでは隠しきれない、シミやニキビ跡、クマなどを部分的に集中して隠してくれる化粧品です。気になる肌の色ムラなどをカバーしたり、気になる部分にポイントで使うことが多いです。
部分用ファンデーションとも呼ばれています。
コンシーラーの種類とそれぞれの特徴
コンシーラーの種類 | コンシーラーの使い方 |
---|---|
リキッドタイプ | シミを隠す |
スティックタイプ | そばかすを隠す |
クリームタイプ | クマを隠す |
ペンタイプ | ニキビを隠す |
パレットタイプ | ニキビ跡を隠す |
コンシーラーの種類①:リキッドタイプ
リキッドタイプのコンシーラーは、テクスチャーはやわらかく、液状であることが特徴です。
薄づきであるため、ファンデーションとの差が出にくく、初心者の方でも使いやすいコンシーラーです。
目元や口元のシミやくすみを消すのに向いており、筆タイプ、チューブタイプなどがあります。
コンシーラーの種類②:スティックタイプ
スティックタイプのコンシーラーは、テクスチャーは硬く、カバー力は高めですが、伸びが悪いという特徴があります。
部分的に使用するのに向いており、動きが多い部分に塗ると化粧崩れを起こしやすくなります。
厚塗り感が出てしまうことにも注意が必要です。
口紅やグロスのような形状をしているものが多いため、持ち運びにも便利でしょう。
コンシーラーの種類③:クリームタイプ
クリームタイプのコンシーラーは、リキッドとスティックの中間のコンシーラーです。
パレットや、チューブ、筆などいろいろな形状をしています。
パレットタイプに関しては、数色入っているものもあるため肌別の症状ごとに使うことができます。
コンシーラーの中でも一番カラーバリエーションが多いタイプです。
コンシーラーの種類④:ペンタイプ
ペンタイプのコンシーラーは、テクスチャーとしては1番硬いものです。
ペンシル型になっており、細かな部分にも使うことが出来ます。
最後の手直しの際に使用する事が多いでしょう。
コンシーラーの種類⑤:パレットタイプ
パレットなら安定の使いやすさ。
何本も使い分ける面倒とはお別れです。
何か所も隠したい部分がある人はコンシーラーパレットがおすすめ。
コンシーラーの基本的な使い方
コンシーラー全体にいえますが、塗ってすぐにぼかしたり、伸ばしたりしないように注意する必要があります。
少し時間を置いて乾かすと、よりカバー力を増すことができます。
シミ・そばかすを隠すコンシーラーの使い方
シミ・そばかすを隠す場合は、しっかりとカバーができるスティックタイプ、クリームタイプ、または部分的に使用するペンシルタイプが向いています。
顔の全体に使用することもあるため、厚塗りにならないよう、薄い膜を作るイメージで塗る必要があります。
自分の肌と同じか、少し暗めの色を選ぶとよいでしょう。
クマを隠すコンシーラーの使い方
目元はとても皮膚が薄く、繊細な場所です。動きやシワも多いため伸びが良く、保湿効果もあるリキッドタイプのコンシーラーがおすすめです。
肌と同じ色を選ぶのがよいでしょう。
全体にコンシーラーを塗るのではなく線を引くように塗った後、ポンポンとぼかしていく事が大切です。
青クマ:血管が透けて見える場合や、血行不良など(おすすめの色:オレンジ・ピンク)
茶クマ:刺激によるくすみや色素沈着したもの(おすすめの色:ベージュ・イエロー)
黒クマ:加齢によるものや、皮膚の影になっている部分(色:パールが入っているもの・グリーン・ベージュ・ピンク)
ニキビとニキビ跡を隠す使い方
ニキビとニキビ跡を隠す際には、肌よりも暗い色のコンシーラーを選ぶとよいでしょう。
しっかりカバーできる、少し硬めのコンシーラーが良いです。
周りの肌と差が出過ぎないように色のバリエーションも必要になるため、パレットタイプがおすすめです。
何色か重ね塗りをする事でニキビによる凹凸を隠すこともできます。
油分が多すぎるコンシーラーは炎症の起きた肌にはあまり向いていません。
ニキビはすでに炎症が起きている状態であるため、強く塗らず優しく塗るとよいでしょう。
コンシーラーが浮く際の対処法
コンシーラーを塗った後、厚塗りに見えてしまう、ヨレてしまう。そういった時の対処法は以下の通りです。
まず塗る順番として、下地→コンシーラー→ファンデーションの順に塗るのが大切です。
ファンデーションの後にコンシーラーを塗る場合もありますが、メイクが完成した時点でカバーが足りなかった場合や、唇や眉の形を整える場合でしょう。
消したいニキビ跡やシミがある場合は、先にコンシーラーでカバーし、顔の土台を整えてからファンデーションを塗るのがおすすめです。
・ファンデーションとコンシーラーを塗る部分を分ける。
・全体にべったりとコンシーラーを塗らない。
・自分が持っているファンデーションよりも少し暗いか、同じくらいの色を選ぶ。
・悩み別に合わせたコンシーラーを使用する。
それでも浮いてしまった場合は、明るめのパウダーをコンシーラーの上から叩くように乗せるとよいでしょう。
細かい粒子の多い、明るめのパウダーを使用するのがおすすめです。
目的別コンシーラーのおすすめ
くま&くすみ用のおすすめコンシーラー
ORBIS(オルビス) カバーリキッドクリエイター
クマやくすみ(*)、年齢肌の抱えるお悩みを、光で飛ばしてカバーするコンシーラーです。
黄ぐすみをカバーする赤色の粉体を配合。光を拡散してアラを見せず、自然に肌悩みをカバー。
ETUDE (エチュード) ビッグカバー スティックコンシーラー SAND [コンシーラー、クマ、ニキビ跡、傷跡、毛穴カバー]
皮脂吸着パウダーで美しいお肌を長時間キープ
皮脂吸着パウダー*配合で、ヨレのないなめらかなカバー効果が長時間続く。
シミ・そばかす用のおすすめコンシーラー
資生堂 スポッツカバー ファウンデイション H100
資生堂 スポッツカバー ファウンデイション H100は、 あざやシミ、傷あとなど、普通のメイクでは対応しづらい部分を隠すのにおすすめの品です。
肌の濃い部分の色を、自然な肌色へと近づけることが出来ます。
ザ セム カバーパーフェクション チップコンシーラー
ザ セム カバーパーフェクション チップコンシーラーは、肌の屈折率と似た「Soft Focus Poweder」により、肌の欠点を自然な形でカバーしてくれるコンシーラーです。
長時間きれいな肌を維持できるのも特徴で、保湿感ある透明な肌にすることが出来ます。
ニキビ・ニキビ用のおすすめコンシーラー
キャンメイク カラーミキシングコンシーラー02
キャンメイク カラーミキシングコンシーラー02は、3色入りパレットが特徴です。
ライトカラー、ナチュラルカラー、ダークカラーの3種類を使い分けることが出来ます。
3色を混ぜることで、自分の肌の状況に合った色を作ることが出来ます。
エテュセ 薬用アクネ リアルフィットコンシーラー 20
エテュセ 薬用アクネ リアルフィットコンシーラー 20は、ニキビやニキビ跡だけでなく、目の下のクマやシミ・ソバカスに使うことが出来ます。
肌にぴったりフィットして、肌色が長時間持続するコンシーラーです。
d プログラム 薬用 スキンケアファンデーション オークル20
d プログラム 薬用 スキンケアファンデーション オークル20は、ニキビ・肌あれを防ぎなめらかな肌にすることができる薬用パウダリーファンデーションです。
敏感肌の方のご協力によるパッチテスト済みなことも特徴です。
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化粧下地・コンシーラーについてのまとめ
- 化粧下地とは、ファンデーションの前に塗るベースメイクのことです。化粧下地を付けることによって、シミやくすみのカバーだけでなく、トーンアップ、メイク崩れの防止などの様々な効果があります。
- 化粧下地の基本的な使い方は、スキンケア→日焼け止め→化粧下地→ファンデーションの順です。化粧下地を塗る前に、スキンケアをしっかり行うことで化粧崩れが防げます。
- 化粧下地を選ぶ際は、年代や肌質、どんなメイクに仕上げたいのかを考慮するとよいでしょう。年齢によって変わるお肌の悩みを補えるものや、肌の色に合わせられるピンク系や、グリーン系カラーの化粧下地、毛穴カバー専用のものなどもあります。
- コンシーラーは薬局、デパートのコスメカウンターでもたくさんの種類を見かけることができます。
- 保湿成分があるもの、カバー力があるもの、ニキビ専用のコンシーラーなどそれぞれ得意分野があります。どのような肌を目指したいのかによって選ぶ化粧品は変わるでしょう。
- その中で選んだファンデーション、または現在お使いのファンデーションに合ったコンシーラーを選ぶのがおすすめです。
- ファンデーションと同じブランドのコンシーラーを使うと、より違和感なく使う事ができます。