こちらの記事は2022年4月14日に加筆修正いたしました。

この記事では寝袋の種類や特徴・選び方について解説いたします。
キャンプを始める方にとって必ず必要になってくる用具の一つが寝袋です。
沢山のアウトドアブランドから、様々な種類の寝袋が販売されているため、どれを選べば良いか迷ってしまう初心者の方も多いでしょう。
種類別のおすすめモデルも紹介するため、購入する際の参考にしてみてください。

目次

寝袋が活躍する場面

キャンプなどテント内で宿泊する場合、快適な眠りを得るために寝袋は必須です。
夏の時期であっても、夜間のテント内は予想以上に冷え込みます。寝袋が一番活躍するシーンと言えるでしょう。

また、車で長距離移動をする機会が多い方であれば、寒い時期の車中泊でも便利です。ヒーターを使用するためにエンジンをかけたままにする必要がなく、ガソリン代の節約にもなります。

その他、災害発生時に避難先で使用するなど、防災アイテムとしても活躍してくれるでしょう。

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寝袋の種類ごとの特徴

封筒型寝袋

文字通り封筒のような長方形をした寝袋です。布団のような感覚でゆったり寝ることができ、寝返りを打つことも可能となっています。ファスナーを開閉することで内部の温度調節もできます。
マミー型と比較すると保温性では劣りますが、登山や真冬のキャンプでなければ、一番使い勝手のよいタイプと言えるでしょう。

また、ファスナーで2つを連結できるモデルなどもあり、小さな子供連れのキャンプで重宝されるアイテムです。

マミー型

見た目がミイラ(Mummy)のような形をしていることから、マミー型という名前がついています。
体に密着する形状をしており体温が逃げにくいため、冬季のキャンプや標高の高い山への登山用として最適です。
ただし、封筒型のように寝袋内で自由に動くことができないので、慣れないと寝苦しさを感じることがあります。

エッグ型

エッグ型や人型といったタイプの寝袋もあります。
エッグ型は封筒型とマミー型の間をとったような形が特徴です。頭部と足部の形状を絞ることにより、ゆったりとした寝心地と保温性を両立しています。

人型は人の形をしており、手足を入れる部分が独立している寝袋です。
手足が体から離れているため、封筒型やマミー型と比較して保温性は低くなりますが、寝袋に入ったまま動き回れるのが特徴です。
寒い時期の天体観測など、野外でのアクティビティーで活躍します。

封筒型寝袋の選び方

使用温度を目安で選ぶ

「使用温度目安」が記載されているモデルであれば、少し余裕を見て+5℃程度を目安に選ぶのがおすすめです。
例えば使用温度目安が「15℃」のモデルなら、20℃前後のところで使用する、というように選ぶとよいでしょう。

「夏用」「3シーズン用」など季節別に表示されているモデルの場合、使用する季節に合わせて選べば問題ありません。
ただし、夏場の使用がメインでも、初夏や初秋の時期に使う可能性が少しでもあれば、3シーズン用を選んでおくことをおすすめします。

サイズで選ぶ

封筒型の寝袋には主に「シングル」「ダブル」「キング」と、3種類のサイズがあります。
通常はシングルサイズで十分ですが、大柄な方やできるだけゆったりと寝たい方は、体格や好みに応じて大きめのサイズを選ぶとよいでしょう。

小さな子供連れのキャンプであれば、ダブルやキングサイズで添い寝もおすすめです。
ダブルなら大人2人子供1人が川の字になって寝られます。

便利な機能で選ぶ

「連結機能」があると、子供と一緒に寝ることができたり、開放的に就寝できるため、使い勝手が非常によいです。
子供が小さい場合は2つ繋げて添い寝を、大きくなったらそれぞれの寝袋で就寝、というように、状況に合わせ柔軟な使い方をできるのが魅力です。

また、「丸洗いOK」のモデルであれば、洗濯機で洗うことが可能となっています。
お手入れが簡単なだけでなく、いつも清潔に保っておく事ができ便利です。

中綿の素材で選ぶ

中綿の素材には「化繊」と「ダウン」の2種類があります。

ダウンには軽くて寝心地がよく、小さく収納できるといったメリットがある反面、価格が高く、また、カビが生えやすいため保管が難しいというメリットがあります。
一方の化繊はダウンと比較すると、重めでコンパクトに収納するのは難しいですが、保温性も耐久性も高く、価格も比較的安いため、ファミリーキャンプなどにはおすすめの素材です。

保温力で選ぶ

封筒型寝袋を購入する場合は、できるだけ保温力が優れた商品を選ぶとよいでしょう。

キャンプ場などのアウトドアシーンでは、天候や気温がいつ変化するかわからないため、予想していた最低気温よりも低くなるケースなどが頻繁に発生します。

そのため、予想していた気温よりも下がることを想定して、保温力の高い寝袋を持って行けば、万が一気温が下がってしまったとしても快適な睡眠を取ることができます。
保温力は商品によって異なるため、購入の際には必ずチェックするとよいでしょう。

おすすめの封筒型寝袋

CAPTAINSTAG 封筒型 シュラフ UB-30

CAPTAINSTAG 封筒型 シュラフ UB-30は、中綿に速乾ウルトラファインファイバーを使用しているため、洗濯機での丸洗いが可能な商品です。

キャンプなどのアウトドアシーンでは寝袋として使用することができ、収納時はクッションとしても使用できます。
また、使用温度目安が12℃となっているため、余裕を持って約17℃前後の場所で快適に使用できるでしょう。
家で気軽にお手入れをしたい方におすすめです。

CANWAY 寝袋 スリーピングバッグ

CANWAY 寝袋 スリーピングバッグは、0℃から使用できるため、温度が低い環境でも安全に睡眠をとることができます。

防水加工がされているため、万が一天候が変化して、雨が降ってきた場合でも問題なく使用できます。
また、商品同士をファスナーで連結させれば、2人用としても使用できるため、子供と川の字で寝たい方にもおすすめです。
防菌・防臭加工がされているため、カビなどの発生を防ぎ、汗の臭いも気にすることなく長時間使用できます。

Coleman パフォーマーIII/C5

Coleman パフォーマーIII/C5は、5℃以上の環境で快適に使用することができる封筒型の寝袋です。

インナーポケットが付属しているため、就寝時に携帯などの貴重品を収納することができます。
また、使用しない時は付属の収納ケースに収納できるため、保管場所に困ることなく収納可能です。
洗濯機で丸洗いできるため、清潔な状態を保ちやすいでしょう。

IREGRO 寝袋 夏用

IREGRO 寝袋 夏用は、350Tポリエステル生地を使用することで、心地よい手触りと湿気などにも強い耐久性を実現しています。

夏用ではありますが、最低温度が10℃、最適温度が15℃から30℃となっているため、春や秋にも使用可能です。
ファスナーで開閉を自由に行えるため、気温に合わせて寝袋内の温度を調節することができます。
中が広く作られており、ゆとりのあるサイズをしているため、自宅で掛け布団や敷布団としても使用できるでしょう。

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おすすめのマミー型寝袋

HAWK GEAR 寝袋 マミー型

HAWK GEAR 寝袋 マミー型は、保温力の高い中空繊維を素材に使用しているため、防寒着と組み合わせれば、-10℃の環境にも耐えることができる断熱性に優れた商品です。

調整ヒモが付いているため、気温の変化に合わせて防寒対策をすばやく行うことができます。
水温30℃以下で丸洗いをし、日干しを行うだけでお手入れができるため、泥などの汚れが付着した場合でも自宅でお手入れ可能です。
簡易的な防水加工がされているため、小雨程度であれば問題なく使用できます。

CAPTAIN STAG アクティブシュラフ

CAPTAIN STAG アクティブシュラフは、5℃~25℃まで対応できるため、春から秋までの3シーズンに使用できます。

表面生地には、軽量で丈夫な撥水加工のされたポリエステルを使用しているため、持ち運びも楽で耐久性も抜群です。
また、肩口からの放熱と冷気をカットしてくれるショルダーチューブが付いているため、冷気が中に侵入してくる心配もありません。
内側に貴重品を収納できるポケットが付いているため、携帯や財布などの貴重品管理も安全に行えます。

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ISUKA タトパニX ネイビーブルー

ISUKA タトパニX ネイビーブルーは、春から秋までの登山におすすめの商品で、最低使用温度は2℃となっています。

全長208cm、肩幅78cmですが、使用しない時は縦30cm、横15cmの状態で収納できるため、コンパクトに持ち運びたい方におすすめです。
素材にはポリエステルを100%使用しており、ふかふかとした寝心地を実現しています。

おすすめのその他の種類の寝袋

KingCamp 人型寝袋

KingCamp 人型寝袋は、XS~Lサイズまで4種類のサイズが用意されており、身長135cm~175cmまで対応しています。

手足が出ているため、着用したまま移動を行うことができ、防寒着としても使用可能です。
最低使用温度は-8℃、快適使用温度は3~8℃となっており、中綿に軽量で保温力の高いホローファイバを使用しているため、ある程度の寒さには耐えられるでしょう。
襟元から股下までファスナーを開閉できるため、着脱も楽に行えます。

ROUTMAN 寝袋 卵の形

ROUTMAN 寝袋 卵の形は、卵のような形状をした寝袋で、210x100cmとサイズが大きいため広々とした状態で睡眠可能です。

足元のジッパーと胸元のジッパーを開けることで手足が出せるため、着用したまま自由に手足を使うことができます。
キャンプなどの屋外での使用はもちろんのこと、防寒着として室内でも着用できます。
5℃~10℃に耐えられるため、少々寒い環境で使用したい方におすすめです。


参考動画 キャンプの寝袋選びに困ってる方、これを見てください!選び方&おすすめ10選

寝袋についてのまとめ

  • 寝袋はキャンプなどのアウトドア用途だけでなく、車中泊や災害発生時など、さまざまなシーンで活躍する便利アイテムです。
  • 寝袋の種類には主に「封筒型」と「マミー型」があり、封筒型は布団のようにゆったりと寝ることが可能、またマミー型は保温性に優れるなど、それぞれに特徴があります。
  • 寝袋を選ぶポイントは「使用温度」「サイズ」「便利な機能」「中綿の素材」の4点です。使用目的に沿って検討し、自分の使い方に合った最適なモデルを選んでください。
商品一覧
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