テレビを買い換えるとき、迷うのが画面の大きさではないでしょうか。
大画面のテレビは迫力ある映像を楽しめるため、「大きな画面のテレビに買い換えたい」という方も多いでしょう。
しかし、画面サイズによって適正な視聴距離があるため、部屋の広さや設置場所に対応したサイズを選ぶことをおすすめします。
この記事では、テレビの大きさの種類や、サイズの比較表をご紹介します。
テレビを買い替える際、サイズ選びの参考にしてください。
テレビの大きさ
テレビは持ち運びできるようなコンパクトサイズから大画面まで、さまざまな大きさがあります。
テレビのサイズを表す基準には、「インチ」「型」「V型」などがありますが、これらには、どのような違いがあるかご存じですか?
まずはテレビのサイズについて確認しておきましょう。
テレビサイズの基準
テレビの大きさを表すときによく使われるのが「インチ」です。
普段の生活でインチというサイズを使うことは少ないため、「○○インチ」といわれてもわかりにくいと感じる方も多いことでしょう。
1インチは2.54cmで、テレビのインチ数は対角線の長さを表します。
たとえば32インチのテレビなら、32×2.54=81.28なので、対角線が81.28cmという意味です。
テレビは「○○型」と表記される場合もありますが、「型」はインチと同じ意味を表しています。
一方「50V型」など、Vでサイズを表すときはインチとはややサイズが異なります。
VとはVisual size(ビジュアルサイズ)という意味になり、実際に画面が表示される部分のサイズを表します。
インチは画面の外側のフレームまで含めたサイズのため、「○○インチ」より「○○V型」の方が、画面が大きくなります。
テレビの大きさ一覧表
テレビのサイズを選ぶときは、対角線だけでなく高さや横幅がどのくらいなのか知っておきたいですね。
そこでテレビの主なサイズ別に対角線と高さ(縦)、幅(横)のサイズを一覧表にいたしました。
最近主流となっている横長テレビ(16:9)の画面サイズです。
テレビのサイズ | センチ(対角線) | 高さ | 幅 |
19インチ | 48.26cm | 23.70cm | 42.10cm |
24インチ | 60.96cm | 29.90cm | 53.10cm |
32インチ | 81.28cm | 39.80cm | 70.80cm |
37インチ | 93.98cm | 46.10cm | 81.90cm |
40インチ | 101.60cm | 49.80cm | 88.50cm |
43インチ | 109.22cm | 53.50cm | 95.20cm |
45インチ | 114.30cm | 56.00cm | 99.60cm |
48インチ | 121.92cm | 59.80cm | 106.20cm |
49インチ | 124.46cm | 61.00cm | 108.50cm |
50インチ | 127.00cm | 62.30cm | 110.70cm |
55インチ | 139.70cm | 68.50cm | 121.70cm |
58インチ | 147.32cm | 72.20cm | 128.40cm |
60インチ | 152.40cm | 74.70cm | 132.80cm |
65インチ | 165.10cm | 80.90cm | 143.90cm |
70インチ | 177.80cm | 87.20cm | 154.90cm |
75インチ | 190.50cm | 93.40cm | 166.00cm |
80インチ | 203.20cm | 99.60cm | 177.10cm |
100インチ | 254.00cm | 124.50cm | 221.40cm |
このように場所を取らないコンパクトなテレビから、横幅が2mを超える大画面のテレビまであります。
大画面のテレビは迫力があり、臨場感ある映像が楽しるため、「テレビはできるだけ大きいものを選びたい」と考える方もいらっしゃるでしょう。
しかし、テレビには適切な視聴距離があります。
そのためテレビのサイズを選ぶときは、設置する部屋の広さに合わせて選ぶのが望ましいでしょう。
テレビの最適な視聴距離は、フルHDテレビで画面の高さの3倍が目安といわれています。
たとえばミドルサイズの32型テレビは高さが39.8cmなので、3倍すると約120cmです。
テレビとの距離は120cmが最適ということになります。
普段ソファに座ってテレビを見るのであれば、テレビ台は120cm離れたところに設置するのが適しているといえます。
また、以前はテレビの画面が大きくなるほど画素が粗く見えるといわれていましたが、4KテレビはフルHDに比べて高精細であるため、至近距離で見ても画面の粗さが気になりません。
4KテレビはフルHDに比べ4倍も高精細なので、大画面でも画質が粗くならないことが特徴です。
そのため、フルHDはテレビの高さの3倍の視聴距離が目安であるのに対し、4Kテレビは高さの1.5倍の視聴距離が目安とされています。
たとえば4Kテレビの60V型は画面の高さが約75cmなので、適正な視聴距離は1.10mです。
フルHDの32型よりも至近距離で見られるということになります。
ただし、近すぎて目が疲れる場合は、もう少し距離を取った方がよいでしょう。
見やすさには個人差があるでしょうから、目安としてお考えください。
フルHDはテレビの高さの3倍の距離を確保しなくてはいけないため、部屋が狭くて大画面テレビを諦めている人もいらっしゃるでしょう。
その場合は、適正視聴距離がテレビの高さの1.5倍でいい4Kテレビを選ぶことをおすすめします。
最近のテレビは画面のフチが削られているため、大型のテレビでも省スペースが可能です。
壁に寄せたり、壁に設置したりできるため、あまり広くない部屋でも適正視聴距離を確保しやすくなっています。
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まとめ
テレビのサイズの基準「インチ」「型」「V型」や、サイズ別の大きさについてご紹介しました。
最近のテレビは画面のサイズは大きくても、ベゼルが削られることによって全体がコンパクトになっています。
また、4KテレビはフルHDほどの適正視聴距離を確保しなくてすむため、部屋があまり広くなくても大画面のテレビを選びやすいです。
テレビの買い替えを検討中の方は、今より大きいサイズを選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。