こちらの記事は2024年3月3日に加筆修正いたしました。

この記事では、6畳のスペースに合ったテレビサイズについて解説します。
テレビをよりキレイに観るためには、テレビの大きさとテレビとの距離が重要です。
この記事を読むことで、ご自身の部屋にあったテレビを探すことができます。

目次

テレビには適正な「視聴距離」がある

視長距離とは、テレビがもっともキレイに観れる距離のことです。

【有機ELテレビ・4K液晶テレビ】サイズ感の選び方って?視聴距離は?部屋が狭いから諦めるのはダメ!大型が売れている理由とは?

テレビの画面は点(画素)が集まって映像を作り出しているため、遠くから観ると気づきませんが、近づくと画面が点で出来ていることが分かります。
画面の点が見えてざらついた印象にならず、キレイにテレビを観れる距離が視聴距離です。
理想的な視聴距離は、ハイビジョンテレビの高さの「3倍」と決められています。
これは、NHKがハイビジョンを開発する過程で走査線が見えない距離という基準で決まられたものです。
具体的なテレビサイズと視聴距離は以下の通りです。

26インチ型
画面の高さ約32cm 視聴距離約1.0m
32インチ型
画面の高さ約39cm 視聴距離約1.2m
40インチ型
画面の高さ約50cm 視聴距離約1.5m
46インチ型
画面の高さ約57cm 視聴距離約1.7m
52インチ型
画面の高さ約65cm 視聴距離約1.9m
60インチ型
画面の高さ約75cm 視聴距離約2.2m
70インチ型
画面の高さ約87cm 視聴距離約2.6m

視聴距離がどのくらいとれるかによってテレビのサイズを決めるのがベストです。
まずは、自分の部屋のレイアウトや部屋の構造をチェックして下さい。

部屋の状況に合わせたテレビサイズ

視聴距離は適正があります

同じ6畳の部屋でも、縦横の比率やベッドや家具などの配置でテレビが置ける場所が異なり、当然観る場所とテレビの距離にも違いがあります。
テレビのサイズを決める前に、まずは自分の部屋の構造やベッドなどのレイアウトを考慮することが大切です。

32インチ型がオススメの6畳部屋

部屋が四角形に近く、ベッドを置いても椅子やソファの位置とテレビとの距離が十分にとれる場合には、32インチ型のテレビでも視聴距離を十分にとることができます。

ハイビジョンの32インチ型テレビは、画面の横が約70cm幅が約40cmであるため、テレビ台が置ける場所が確保できれば32インチ型のテレビが美しく楽しめます。

26インチ型がオススメの6畳部屋

部屋が長方形でテレビとの距離が取れない場合は、26インチ型がオススメです。

26インチ型の視聴距離は約1mであるため、狭いスペースでもキレイに観ることができます。
26インチは画面のサイズが横が約57cm、縦が32cmであるため場所もとりません。
しかし、ベットに腰掛けてテレビを観るような部屋でテレビ台との距離が1mもない場合は、22インチ型以下がオススメです。

4Kテレビは画面の高さの1.5倍

点(画素)が集まって映像を作り出すテレビの画面は、画素が多ければ画面の密度が高く綺麗な映像になり、画素が少なければ映像が粗くなります。

視聴距離も、画素が多ければ近づいてもキレイな映像で視聴可能です。
フルハイビジョンテレビの画素数は207万画素ですが、4Kテレビは829万画素です。
約4倍も密度が高いためよりキレイな映像を再現でき、視聴距離も短くなります。
4Kテレビの場合の視聴距離は、画面の高さの1.5倍です。

テレビ台の高さにも注意が必要

テレビを椅子に座って観るか寝転がって観るか、人によってテレビの見方はいろいろあります。

長時間テレビを観ても疲れない目線の高さは決まっています。
人の目線は上を向くよりも下を見る方が疲れづらいため、テレビを観る場合も、画面の中心よりもやや下を見るような高さから観るのがベストです。
床に座って観る場合は、40cmぐらいまでの低い台に設置するとよいでしょう。
ソファであれば、40cm~60cmほどの台がオススメです。

視聴する内容で決まる、テレビ大きさ

どれぐらいの視聴距離をとれるかでテレビの大きさを決めることも大切ですが、常時見る番組の内容で大きさを考慮することも重要です。

視聴距離限界の1.2mという近さでで32インチ型のテレビを観る場合、スポーツ番組やバラエティなど動きやカメラワークの激しいものは目に負担がかかります。
後ろに下がって観れる余裕があればよいですが、スペース的に難しい場合はテレビのサイズを小さい物を選んだ方がよいでしょう。
映画など迫力を体験したい場合は、視聴距離に合わせたテレビサイズでも大丈夫ですが、スポーツやバラエティを見るのが主な場合には、テレビサイズを小さくするのがオススメです。

テレビを地デジ対応パソコンで観るときの注意点

現代ではパソコンでテレビを観る人も増えています。

昔はパソコン用の地デジチューナーを取り付けて観ていましたが、新型のデスクトップパソコンには、地デジ機能が搭載されたタイプも少なくありません。
デスクトップパソコンには32インチのような迫力感はありませんが、スペースをとらないため狭い部屋でも気軽に見れるのが強みです。

録画や編集ができるため、ブルーレイやDVDのレコーダー代わりに使えるのも魅力でしょう。
テレビを買う必要がないためコストダウンにもなります。

地デジ対応パソコンのデメリットとして、起動時間がかかる事から、一般的なテレビのようにすぐに番組を観れないことがあげられます。

しかし、最新のデスクトップパソコンは、OSの起動を待たずにテレビが視聴できるため、スピーディーにテレビを視聴することが可能です。
地デジ対応のパソコンを購入する際には、OSの起動を待たずにテレビが観れる事以外に、「BSやCSに対応」「ブルーレイディスクドライブ搭載」「大容量HDD」「ダブル録画」などの、テレビを快適に視聴できる仕様になっているかをチェックすることが大切です。

地デジ対応パソコンのデメリットとしては、OSの起動を待たないタイプでなければ、テレビが観られるまで時間がかかることがあげられます。
画面サイズは24インチほどまでであるため迫力に欠ける事や、番組録画を予約している場合はパソコンの電源を切れない事もあげられます。

サイズ別のテレビのおすすめ

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地上/BS・110度CSデジタル放送チューナーを2基搭載しているので、USBハードディスク(別売)を接続すれば、手軽に番組を録画。1台(4TB)で約502時間(DR録画)のハイビジョン録画が可能

パナソニック 32V型 TH-32F300は省エネ性も魅力

パナソニック 32V型 TH-32F300も、放送中の番組を観ながら裏番組を録画可能な裏番組録画機能が搭載されています。

USB接続のハードディスク対応のため、簡単に録画が可能です。
地上・BS・CSチューナーを2個搭載しており、放送を見つつ別の裏番組録画も行えます。
「IPSパネル」も特徴で、斜めから見たときに正面から見た画面と差が少なく、広い視野角で視聴できます。
省エネ性に優れたLEDバックライトの採用により、省電力化されているのも魅力でしょう。

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パナソニック 49V型 TH-49FX500はより綺麗な映像が楽しめる

パナソニック 49V型 TH-49FX500は、広視野角なIPSパネルを採用しており、4K動画のネット配信も楽しめるアプリも充実していることが特徴です。

部屋のどこからでも快適な視聴が可能な広視野角IPSパネルを採用しています。
幅広い角度から鮮やかな映像が視聴できるため、お部屋のどこにいても映像が見やすいのが魅力です。

新4K衛星放送にも採用されている、HDR方式のHLG(ハイブリッド・ログガンマ)にも対応しており、HDR映像の豊かな明暗表現など、臨場感ある映像を楽しめます。

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6畳で観るテレビの大きさについてのまとめ

  • 6畳のスペースでテレビをどう配置するかを考える際には、テレビがキレイに観れる「視聴距離」があることを理解して、視聴距離に合わせたサイズにテレビを選ぶことが大切です。
  • また、テレビを観るのは目線をやや下にするのが疲れない目線の位置です。見る高さにあわせてテレビの台を決めるとよいでしょう。
  • 現代では地デジ対応のデスクトップパソコンも人気です。パソコンを購入する際には、快適にテレビが視聴できる機能がついているかをチェックすることが大切なポイントです。