現代人にとってテレビは無くてはならない家電製品のひとつです。
さらに、最近はTV番組だけではなく、NetflixやYouTubeなど、動画コンテンツを楽しむ人も増えています。
そのため、テレビが綺麗に見れる環境は非常に重要なポイントと言えるでしょう。
また、テレビはリビングや寝室に設置することが多く、家族全員が楽しむものです。
家庭内の家電においても、存在感が大きいといっても過言ではありません。
また、長く使うアイテムでもあり、購入時にはどんなサイズを選んだらいいか迷う人も多いでしょう。
こちらの記事では、お部屋の広さを踏まえながら、テレビのサイズ選びのポイントを解説します。

テレビの大きさ早見表

テレビの大きさはインチで表すのが一般的です。
そもそも、テレビのサイズは対角線の長さをインチで測ったもので表されています。
例えば、26型テレビであれば、対角線の長さが26インチです。
しかし、日本ではメートル法を用いてサイズを測ることが多いため、インチで表されてもどの程度のサイズかピンとこない人も多いでしょう。お部屋の広さに対して適切なテレビサイズを知るためには、まずテレビのサイズを知ることが大切です。
下記の表では、テレビの大きさをまとめています。これからテレビを購入する際の参考にしてみてください。

 

サイズ表記(型) 対角線(cm) 高さ(cm) 幅(cm)
19 48.26 23.70 42.10
24 60.96 29.90 53.10
32 81.28 39.80 70.80
40 101.60 49.80 88.50
45 114.30 56.00 99.60
48 121.92 59.80 106.20
50 127.00 62.30 110.70
55 139.70 67.50 121.70
60 152.40 74.70 132.80
70 177.80 87.20 154.90
80 203.20 99.60 177.10
100 254.00 124.50 221.40

 

テレビにおける最適な視聴距離とは?

テレビを見るにあたって、テレビと人との距離は非常に大切です。
距離によっては、液晶テレビが持つ美しさを損ねる可能性も舐めません。
一般的に、最適な視聴距離は画面の高さの約3倍といわれています。
例えば、50インチのテレビであれば、高さは62.30cmです。
そのため、62.30cm×3で186.9cmとなり、約1,9m程度の距離を開ければベストだといえるでしょう。

一般的な6畳部屋のサイズは、2.7m×3.6mあるため、50インチのテレビでも十分に楽しめます。
最近はハイビジョンの液晶テレビが主流となり、一昔前のブラウン管テレビと比べると非常に高精細になりました。
ブラウン管テレビは画面の高さの5〜7倍程度の距離が最適だとされていましたが、液晶テレビは高精細なので近くで見ても遜色なく楽しめることから、高さの3倍が目安となっています。
さらに、4Kのテレビになれば高さ×1.5倍が目安です。ただし、この数字はあくまでも目安であり、自分にとって圧迫感のない距離を選ぶようにしましょう。

液晶テレビのサイズと適正な視聴距離

以下の表は、液晶テレビのサイズごとの適正な視聴距離を表にしたものです。
部屋のサイズと照らし合わせながら参考にしてみてください。

 

テレビサイズ 画面の高さ 適正距離 適した部屋のサイズ
32V型 約39cm 約1.2m 6畳未満
37V型 約46cm 約1.4m 6畳
40V型 約50cm 約1.5m 6〜8畳
42V型 約53cm 約1.6m 6〜8畳
46V型 約57cm 約1.7m 8〜12畳
52V型 約65cm 約1.9m 12畳以上
60V型 約75cm 約2.2m 12畳以上
70V型 約87cm 約2.6m 12畳以上

このように、部屋のサイズが12畳あり、テレビからの距離が約2m取れるようであれば、最大52V型のテレビがおけることになります。部屋のサイズが大きく、テレビの設置スペースが確保できれば、大きなサイズのテレビを選んだ方がより迫力のある映像を楽しめるでしょう。
上記の表はフルハイビジョンの液晶テレビを目安としています。
そのため、4Kテレビを選べば、さらに視聴距離が縮まるため、例えば、10畳のリビングがあれば、65V型でも問題ありません。

テレビを設置する高さ

テレビの視聴距離に加えて、もう一つ押さえておきたいポイントが、テレビを設置する高さです。
どういう体勢でテレビを見るのかによっても設置する場所が変わるでしょう。
例えば、ソファーに座ってテレビを見る場合と床に座って見るのとでは大きく異なります。

さらに、椅子に座って見るとなれば、より高い位置に設置する必要があるでしょう。
テレビを設置する高さとして最も適しているのが、目線が画面の中心よりも少し低めになる位置です。
とはいえ、あまりに高い位置に設置すれば、天井や照明が映り込み、疲れ目の原因となりかねません。
また、地震対策としても高すぎる位置に設置すると危険でしょう。
一般的に理想とされるのは、床に座って見る場合で40cm程度、ソファーや椅子に座る場合は40〜60cmといわれています。
どの高さに置く場合でも、テレビが落ちないようにしっかりと固定することが大切です。

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まとめ

テレビと一括りにしても、そのサイズは様々です。
特に最近は、昔よりもテレビの値段が安くなり、大きいサイズを選ぶ人も増えています。
とはいえ、部屋のサイズによっては、あまり大きいテレビだと圧迫感を与えかねません。
適切な視聴距離や高さを踏まえた上で、部屋のサイズに合わせたテレビを選ぶことが大切です。
ブラウン管時代と比べると、テレビの画質は格段にアップしました。
より綺麗な映像を楽しむためにも、ベストな状態でテレビを設置しましょう。