昨今の腕時計は、どれをとっても魅力が満載なモデルばかりです。

スマホを探すために荷物を漁らずとも、腕を覗けば時刻がすぐにわかる利便性と実用性だけでなく、海外の時刻がわかったり、電池交換が不要だったりと、様々な高い機能性が携わっているものもたくさんあります。それに加えて大きな魅力となっているのが、時計を着ける人を楽しませてくれる、豊富なデザインです。

世の中には、いろいろな趣向を凝らしたデザイン性の高い腕時計があふれ、多くの腕時計ファンを魅了しています。だからこそ、どんな腕時計をしているのか注目されることも多く、セレクトする腕時計を間違えてしまうと、他人から「ダサい腕時計をしている」と思われてしまうことにもなりかねません。

他人からそんなことを思われてしまわないためにも、ダサいと思われがちな腕時計の特徴と傾向について、これから詳しく解説いたします。

国産時計はダサい!?

ダサい

ダサいという感覚

そもそもダサいとは、どういった感覚をいうのでしょうか。
辞書を引くと、「野暮ったい」「かっこ悪い」といった印象を抱くときに使う言葉だという説明が並びます。

その通り、ダサいという言葉は、見た目的に「なんだかイマイチだな」と感じる時に、私たちがよく使う言葉です。ファッションについて使う機会が多い言葉でもありますが、腕時計に対しても例外ではありません。

ダサい洋服にダサい靴、ダサい鞄と思われてしまうように、自分がしている腕時計を「ダサい腕時計」と思われる可能性も、充分にあるこということです。ですが、ある人が「ダサい」と思う腕時計を、別のある人は「かっこいい」と感じることもあります。何かを「ダサい」と感じるその感覚は、人それぞれ違うものでしょう。

ダサいという感覚の違いは、主に年代やファッション感覚、価値観の違いなどによって生まれます。

夏に向けた腕時計の選び方がこちらです。
夏場の腕時計選びの注意点と選び方 おすすめのモデルの解説

 

若い世代

特に若い世代から見ると、国産ブランドの腕時計がダサい腕時計に見えてしまう傾向にあります。

好奇心旺盛で、自分だけのファッションスタイルを確立しようと日々模索し始める若い年代は、国内だけでなく、海外における最先端の流行にもとても敏感です。若い世代は、国内よりも海外に目を向けることで、ファッションにもグローバル化を取り入れようとするからです。

海外の流行を積極的に取り入れようとすればするほど、国産のものがダサく見えてしまい腕時計に関しても同じ現象が現れてしまいます。

世界の時計技術やデザイン性に決して劣ることのない、日本を代表する時計メーカーのモデルでも、海外のブランドと比較すると、若者の目には劣って見えるのかもしれません。

おしゃれな海外製腕時計についてはこちらで紹介しています。
おしゃれな北欧腕時計のおすすめのブランド12選とモデルの解説
20代・30代ごとのおしゃれな腕時計の選び方はこちらです。

 

アパレルブランド系

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反対に、30代40代といった年代からは国産モデルの人気が高く、大学生たちが好むようなアパレルブランド系の生産する腕時計を「ダサい腕時計」だと思ってしまう傾向にあります。

今の若い世代と同じように、海外のファッションブランドに興味を持った若い世代を駆け抜けた後、30代40代といった年代に突入すると、若い頃に夢中になったブランドが次第に色あせて見えてくるのでしょう。時の流れと共に情熱が薄れてしまい、若い世代の頃に夢中になったものは、自分の中を通り過ぎて行った流行となり、遠い記憶の中だけで生き続けることになってしまいます。

だからこそ、アルマーニやポールスミスなどの一流ファッションブランドが生み出す腕時計のモデルでさえも、この年代から見ると少々ダサい腕時計に見えてしまうのです。

成金風

成金風

時代背景

ロレックスやオメガは、時計メーカーの中でも超がつくほどの一流ブランドメーカーです。ですが、これらの腕時計ブランドに「成金風」というマイナスイメージを抱く人も少なくありません。

その理由は、これらのブランドが大流行した時代背景にあります。

ロレックスやオメガは今も昔も人気の高い高級ブランドですが、バブルがはじけ、経済が潤っていた頃、これらのブランドが人々の間で大流行した時代がありました。高級時計を身に着けることこそが、人生における最高のステータスであり、誰もがロレックスやオメガに憧れ、これらの時計を着けることを目標として、頑張ろうとした時代です。

猫も杓子もロレックスとオメガといわんばかりに、多くの人がこれらの高級腕時計をこぞって身に着けようとしていました。

成功者の象徴

そのような、夢や目標を実現し得た者だけが着けることを許されたロレックスやオメガは、やがて成功者の象徴ともいえる腕時計として、人々の間で認識されるようになります。

経済的に余裕があり、お金をたくさん持っている人こそが持つことを許される時計でもあったため、その頃の記憶とイメージが拭えない人ほど、このブランドの腕時計を見ると「成金風」のイメージがついて回り、ダサい腕時計と感じてしまうのです。

若い世代ほど超高級時計と呼ばれる時計への憧れは薄くなり、高級感ではなく機能性やデザイン性を、腕時計に求めるようになります。

スケルトン

スケルトン

時計のスケルトン

スケルトンという言葉が、世の中で大流行した時代がありました。
中身である構造が見えるという斬新なデザインが流行の理由であり、ゲーム機やパソコンなど、主に電子機器によく見られたものです。

電子機器の構造をあえて見せるデザイン性が人々の心をとらえ、一時期話題になりました。その流行も時代の流れと共に陰りを見せ、現代ではそのような電子機器もあまり見かけなくなりましたが、時計には現在でも、「スケルトン」が存在します。

時計の心臓部分でもある、複雑な機構が見えるというデザイン性をもったものです。

時計の構造はムーブメントと呼ばれ、その作りが複雑であればあるほど時計としての価値は高いとされています。時計師の技が光る部位でもあり、その複雑な作りはもう、芸術の域を超えていると言っても過言ではないでしょう。

そんなムーブメントの動きをあえて見せることで、時計の魅力を全面的に押し出しているのが時計界のスケルトンなのです。

高級ブランドだけ

複雑すぎる構造が見える時計ほど、時計師の技術が光る高級な時計であり、見せることに価値があるものだとされています。

反対に同じ「スケルトン」でも、複雑とは程遠い、単純な機器の重なりが見える程度の構造が見えてしまえば、時計としての価値をかえって下げてしまうことにもなりかねません。

好みにもよりますが、スケルトンというデザイン性が高く評価されるのは、複雑な構造から成る高級ブランドだけであり、単純な構造が見えてしまうスケルトンは、安っぽくダサい時計だと思われてしまいます。

本当にダサい時計とは?

ダサいと思われがちな腕時計の特徴を解説してきましたが、本当の意味でダサい時計とは、TPOをわきまえることができていない腕時計です。

前述のとおり、「ダサい」と感じる感覚は、人それぞれ違いがあります。同じ時計でもダサいと感じる人もいれば、かっこいいと感じる人もいることでしょう。

腕時計には驚くほどの種類があり、機能やデザインによってそれぞれの個性が光るものばかりですが、だからこそその個性がしっかり生かされる活用をしなくては、せっかくの腕時計の魅力も台無しとなってしまいます。着ける人の年齢、雰囲気、ファッションの方向性などを考えたうえで、しっくりくる腕時計を選ぶことが大事です。

また、着けていく場所や目的も考えて選ばなくては、場違いな腕時計をつけることにもなり、ダサい時計を通り過ぎて非常識な時計という目で見られてしまう可能性まで出てきます。

これらのことを客観的に考えてセレクトされていない時計ほど、本当の意味での「ダサい時計」です。

ダサい時計についてのまとめ

  • 数ある腕時計の中からどんな腕時計を選んでつけるかは、当然ながら本人の自由です。
  • ですが、どうせつけるのであれば、少しでも多くの人から自分の腕時計を素敵だと思ってもらいたいものですよね。
  • そのためには、自分の年代、雰囲気、ファッションの方向性など、自分に似合う時計をしっかり把握したうえで、腕時計を着ける目的と着けていく場所も考慮しながら選択する必要があります。
  • 時計の魅力を最大限に引き出し、間違っても他人から「ダサい時計」だなんて思われないためには、必要最低限のルールとしてこれらのことを念頭において時計を選ぶと、失敗することもなくなります。
  • 「ダサい腕時計」にしてしまうか、「素敵な腕時計」にしてしまうかは自分自身の時計を見極める目によっても変わってくるのです。