家庭でよく使用するケーブルには、「lanケーブル」や「hdmiケーブル」があります。
よく耳にするけれど、どのような目的で使うものかわからないという人もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、lanケーブルとhdmiケーブルの違いについて解説します。
後半ではオススメ商品もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
hdmiケーブルとは
さまざまなデジタル機器にhdmi端子がついています。
まずはhdmiケーブルについて確認していきましょう。
hdmiは略語
hdmiケーブルとは、「High-Definition Multimedia Interface」の略称で、高精細度マルチメディアインターフェースという意味です。
デジタル機器の接続に使われ、1本で映像と音声を同時に伝送できる
hdmiの最大の特徴は、映像と音声を1本のケーブルで同時に伝送できることです。
これまでは映像や音声を別のケーブルで伝送しなくてはならなかったため、色分けされて束になったオーディオケーブルが使用されていました。
hdmiは信号劣化が少なく、送信できるデータ容量が大きいため、映像や音声を非圧縮で伝送できます。
配線がシンプルなので、さまざまなデジタル機器と簡単にすっきりと接続可能です。
lanケーブルとは
続いてlanケーブルとはどのようなものなのか確認しておきましょう。
インターネットに有線で接続する際に必要なケーブル
lanケーブルのlanとは「Local Area Network(ローカルエリアネットワーク)」の略語で、家庭内や社内など限定されたエリアで使用できるネットワークのことです。
lanケーブルを使ってルーターとパソコンなどを接続することで、インターネットに有線で接続できます。
近年は無線lanでのインターネット接続が主流ではありますが、有線で接続すると安定性に優れているというメリットがあります。
大量のデータ通信をおこなうオンラインゲームなどは、lanケーブルで接続した方がよいでしょう。
また、有線lan接続は、無線lanのような設定も不要です。
1人で設定するのが難しい人にとってもlanケーブルの使用はメリットがあるでしょう。
通信速度・周波数などの違いにより、カテゴリに分類されている
lanケーブルは、通信速度や周波数などの違いによって「カテゴリ」という規格に分類されています。
現在発売されているlanケーブルのカテゴリは5〜8です。
数字が大きいほど通信速度が速く、伝送帯域が広くなります。
規格 | 最大通信速度 | 伝送帯域 |
カテゴリ5 | 100Mbps | 100MHz |
カテゴリ5e | 1Gbps | 100MHz |
カテゴリ6 | 1Gbps | 250MHz |
カテゴリ6A | 10Gbps | 500MHz |
カテゴリ7 | 10Gbps | 600MHz |
カテゴリ7A | 10Gbps | 1000MHz |
カテゴリ8 | 40Gbps | 2000MHz |
このようにカテゴリによって最大通信速度や伝送帯域が異なるため、使用環境に最適なカテゴリのlanケーブルを選ぶようにしましょう。
lan ケーブルと hdmi ケーブルの違いとは?
lanケーブルとhdmiの特徴を確認したところで、2つの違いをまとめてみます。
HDMIケーブルは映像・音声のデータ転送
HDMIケーブルは、機器同士を接続して、映像や音声のデータ転送ができます。
従来は音声信号・映像信号・操作信号を別のケーブルで転送していましたが、HDMIケーブルは1本で転送可能です。
LANケーブルはネットワーク利用
LANケーブルは、インターネットに有線接続するためのケーブルです。
最近は無線LANでの接続が主流ですが、LANケーブルで有線接続することによって通信が安定するというメリットがあります。
おすすめのhdmiケーブル、lan ケーブル
hdmiケーブルとlanケーブルのおすすめ商品を1つずつ紹介します。
エレコム HDMIケーブル (DH-HDP14ES10BK)
4K放送はデータ量が大きいため、4Kテレビに買い換えたらチューナーも4K対応のものに買い換えましょう。
エレコムHDMIケーブル(DH-HDP14ES10BK)は、18Gbpsの高速伝送と高色域になった超高画質映像の伝送が可能な4K/Ultra HD対応のPremium HDMI cable規格認証済みのイーサネット対応Premium HDMIケーブルです。
直径4.5mmのスリムケーブルなので、配線もスッキリ。
従来品に比べて57%小型化しているので、接続機器が多いテレビ裏も干渉せずに接続できる小型コネクタを採用しています。
サンワサプライ LANケーブル(LA-FL6-10W)
こちらはカテゴリ6のLANケーブルで、伝送速度1Gbps、伝送帯域は250MHzです。
薄さ1.5mmの超フラットタイプなので、カーペットの下の配線もスムーズです。
細い隙間でもすっきり配線できるでしょう。
コネクタ部の爪が折れにくいように爪折れ防止カバーが採用されています。
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まとめ
家庭内で使われることが多い2つのケーブル「hdmiケーブル」と「lanケーブル」の違いについて解説しました。
それぞれのケーブルには、まったく違う目的があることがわかってすっきりしましたね。
hdmiケーブルは長く同じものを使っている方もいらっしゃるでしょうが、4K対応テレビに買い換えた方は、hdmiケーブルも4K対応のものに買い換えましょう。
つい見落としがちですが、4Kの美しい映像を楽しむためには、hdmiケーブルも4K対応のものが必要です。
また、家庭のWiFi環境を整備してlanケーブルを使わなくなった方も多いでしょうが、オンラインゲームを楽しむ方や、部屋によってWi-fiがつながりにくい場合は、lanケーブルを利用した方が便利でしょう。
薄型でスッキリ配線できるlanケーブルもありますので、ぜひ利用してみてください。