こちらの記事は2018年9月28日の記事を2020年10月19日に加筆修正いたしました。
加筆修正箇所
・以下の項目を更新いたしました。
有機ELディスプレイといえばGalaxy
その他、有機ELディスプレイ搭載スマホ
ここでは、有機ELとはなにかや、おすすめの有機ELスマホを解説します。
この記事を読むことで、自分に合った有機ELスマホ購入の検討ができます。
目次
そもそも有機ELとはなにか?
「有機EL」(有機エレクトロ・ルミネッセンス=Organic Electro Luminescence)とは、特殊な有機物に電圧をかけると光を放つ現象をさす言葉で、一般的には、この現象を応用したディスプレイをさす意味で使われています。
有機ELと液晶ディスプレイの一番の違いは、映像を表示する仕組みにあります。
液晶にはもともと色がなく、発光もしないため、カラー映像を表示するには、色と光を加える必要があります。
一方、有機ELでは映像を構成する各色の有機物が自分で発光するため、色も光も加える必要はありません。
しかし、有機ELディスプレイは製造がとても難しく、製造はスマホのサイズが限界です。
一般向けの有機ELテレビのほとんどは、白色の有機EL素子にフィルターをかぶせて色を加えるカラーフィルター方式を採用するという、特殊な方式を採用しています。
有機ELディスプレイはスマホに適している
有機ELは、消費電力が少ないたえ、液晶よりもスマホに適したディスプレイです。
液晶自体は光らないため、裏面にLEDなどのバックライトを置く必要がありますが、有機ELは3色の有機物質そのものが光るため、バックライトが必要ありません。
また、液晶ディスプレイは電源が入るとバックライトは点灯したままになりますが、有機ELは不要な色を画素ごとに消灯することができます。
明暗のコントラストが高く、しかも光を発する素子がディスプレイの表面に近いため、視野角が広く、発光効率が高いため消費電力が小さいというメリットがあります。
また、LEDのバックライトがないため、眼精疲労の原因とされるブルーライトが少ないことも、有機ELならではのメリットです。
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有機ELディスプレイといえばGalaxy
有機ELの特性を生かした曲面ディスプレイを世界で初めて搭載したのが、2014年発売のGALAXY Note Edge SC-01Gでした。
それ以来、Galaxyシリーズの有機ELモデルは画面の両サイドに丸みを持たせ、ディスプレイを回り込ませたデザインをアイデンティティにしています。
以下では、2020年5月段階でのGalaxyの最新機種を紹介します。
Galaxy A41は目で見ている広さの景色を残せる
Galaxy A41は、人の視界とほぼ同じ123度の超広角カメラを搭載した、2020年6月以降に発売予定のモデルです。
目で見ている景色に近い視野角の写真を残せるという特徴があります。
また、2つのアプリを1画面に表示できるため、動画を見ながらゲームをしたりなど、ながら作業を快適に行うことができます。
スタイリッシュな背面デザインの本体は、幅が約70mmという手になじみやすいグリップ感であるため、持ちやすい事も魅力でしょう。
Galaxy S20 5Gはスリムで軽い本体が特徴
Galaxy S20 5Gは、スリムな本体デザインと、163gという軽さにより持ち運びやすいモデルです。
超高精細な映像である8Kビデオの撮影ができ、大画面のスクリーンで再生しても美しい映像を残すことができます。
ダイナミック有機ELディスプレイにより、高い色彩再現力とコントラスト表現ができ、実写のような画質で景色を収めることが可能です。
通常のカメラでは収めづらい、日差しが強い場所や暗い場所もはっきり見ることができます。
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その他、有機ELディスプレイ搭載スマホ
SHARP AQUOS zero2はハイレスポンスな表示が可能
SHARP AQUOS zero2は、リフレッシュレート240Hzというハイレスポンスな表示が可能なため、素早い動きのゲームも思う存分楽しむことができます。
画質面では、シャープ独自の10億色有機ELディスプレイが、美しさと明るさを両立しています。
カメラ機能は、約2,010万画素の超広角125°ドラマチックワイドカメラにより、視界に映る景色を余すことなく収めることができます。
また、約1,220万画素大型ピクセル+F1.7のレンズも付いており、薄暗いシーンでも明るく撮影できるため、夜間の写真撮影でも問題なく使うことができます。
OPPO A5 2020は大型の有機ELディスプレイが特徴
OPPO A5 2020は、6.5インチという大型の有機ELディスプレイを採用したモデルです。
強い日差しの中でも、輝度やコントラストを自動調整して見やすくしてくれるサンライトディスプレイにより、外出先での使用でもストレスがありません。
内蔵された5000mAhという大容量のバッテリーは、リバース充電機能を使う事で、モバイルバッテリーのようにほかのデバイスへ充電する事もできます。
サウンド面では、上下から音を出し、立体的なサウンドを楽しめるステレオスピーカーが内蔵されている上、イヤホンを使用すればハイレゾ音質を楽しむこともできます。
iPhone 11 Proは3つのカメラが特徴的
iPhone 11 Proは、超広角カメラ、広角カメラ、望遠カメラが搭載されてた「トリプルカメラ」を使って自由な写真撮影が行えるモデルです。
ナイトモードでは、暗い場所でもしっかりと光景を映すことができます。
ディスプレイには、iPhoneの中でも特にあざやかなSuper Retina XDRディスプレイを採用しており、映画やゲームなどのコンテンツを美しく表現してくれます。
また、高性能なA13 Bionicチップにより、高画質のゲームやAR機能の動作や、写真や動画などの表示の処理を快適に行えるのも魅力でしょう。
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有機ELのスマホについてのまとめ
- 有機ELと液晶は映像を表示する原理が全くちがいます。
- 有機ELは消費電力が少なく画質が良いので、スマホなどのモバイル機器には理想的です。
- 有機ELディスプレイは製造が難しいため高価なことと、液晶よりも劣化が早い欠点があります。